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三井不動産 BE THE CHANGE CUP(7月大会) 第3戦・東京大会 全員得点で完勝したアカツキファイブが3連勝で閉幕

2016年7月9日

パスをつないでコンビプレイで得点を挙げていったアカツキファイブ

オリンピックを想定し、自分たちで悪い流れを断ちきることができたことに手応えを感じた#6間宮 佑圭選手

 3戦を通じて多くのファンの皆様に会場を埋め尽くしていただいた「バスケットボール女子日本代表国際強化試合2016 三井不動産 BE THE CHANGE CUP(7月大会)」は最終戦を迎えました。
 早々に完売となり、熱気溢れる国立代々木競技場第2体育館での第3戦。「アカツキファイブ」女子日本代表チームは、昨日に続いてディフェンスからリズムを掴んでセネガル代表を引き離していき、84-38で完勝。3連勝した女子日本代表チームは「三井不動産 BE THE CHANGE CUP」が贈呈され、これまでの成果を発揮することができました。

 昨日は1on1で打開して流れを掴んだ女子日本代表でしたが、今日は全員でボールをつなぎ、コンビプレイで得点を挙げていきます。正確無比な#12吉田 亜沙美選手のパスにどよめきが起き、それを受け取った#6間宮 佑圭選手が決めると大きな歓声に包まれます。高さで勝るセネガル代表のインサイドにボールが入ってもチームで守り、体を張ってリバウンドを拾いオフェンスにつなげていく展開。第1ピリオドはセネガル代表を5点に抑え、18-5。第2ピリオドに入っても、ベンチメンバーが遜色ない活躍で得点を離していき、39-16で23点リードし前半を終えます。

 第3ピリオド、#7栗原 三佳選手の3Pシュートでさらに点差を離していく女子日本代表。意地を見せるセネガル代表は、インサイドからパワープレイで加点。ドライブでゴールに向かってきたセネガル選手にぶつかった#12吉田選手が頬を痛打し、ベンチに下がるアクシデントに見舞われました。ゾーンディフェンスを攻められず、ミスが増えてセネガル代表に流れが移りそうになりましたが、#12吉田選手の代わりに入った#13町田 瑠唯選手がその悪い流れを断ちきります。ドライブで切り崩して自ら得点を挙げ、相手のマークが寄ってくればパスでかわして再びリズムを生み出してます。最終ピリオドはベンチメンバーだけで臨み、第1ピリオド同様に4点しか失点を許さず、次々と得点を離していった日本が84-38で最終戦も勝利し、3連勝で閉幕しました。

 「昨日に続き、ディフェンスのアグレッシブさが継続できていました。また、2Pシュート率が56.3%まで上がったのはオフェンスでは良い流れたができた部分です」と内海 知秀ヘッドコーチは評価。「このスタイルをさらに精度を高めていき、本番のオリンピックに臨んでいきたいです」とも話しており、期待が高まります。セネガルとの3戦を通じ、#6間宮 佑圭選手は、「反省点をしっかり自分たちで修正することができていました。オリンピックでもコートで戦うのは自分たち。波が来ないときや沈んでいるときにどう立て直すかことも課題になってきます。今回は良い練習になり、それらも含めて良い大会でした」と手応えを感じていました。

 今後の「アカツキファイブ」は、7月14日(木)~16日(土)に最後の国内合宿を行い、17日(日)に南米遠征へと旅立ちます。アルゼンチンからブラジルに渡り、そのまま戦いの舞台となるリオデジャネイロに入ります。多くのファンの皆様から寄せられた声援と期待をしっかり背負って、オリンピックではチームスローガンである「メダルへの挑戦」に向かって全力を尽くします。引き続き、ご声援よろしくお願いいたします。