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第38回女子ウィリアム・ジョーンズカップは明日開幕。10年ぶりの優勝を目指し現地で調整中

2016年8月2日

「優勝するためには全部勝たなければいけない」と気合十分の大沼 美琴キャプテン

藤岡 麻菜美選手ら女子日本代表候補選手たちがヨーロッパ遠征等で得た経験を生かす活躍に期待

 戦いを終え帰国の途についた男子日本代表チームと入れ替わるように、8月1日(月)に台湾に入りをした女子U-23日本代表チーム。
 明日、8月3日(水)より開幕する「第38回女子ウィリアム・ジョーンズカップ」には6チームが参加し、8月7日(日)まで5連戦を戦い抜きます。チームは到着後、会場である新北市立新荘体育館メインアリーナにて練習を行いました。

 女子U-23日本代表チームは5月に行われた「バスケットボール女子日本代表国際強化試合2016 三井不動産 BE THE CHANGE CUP」で、KDB生命ウィナーズ(韓国女子リーグ)と対戦し、3連勝を挙げました。
 その大会の初戦で「選手たちにとっては全てが経験であり、『1秒もおろそかにするな』と試合中にも言いました。このチームのキーワードは”次世代”です。東京オリンピックで主役になる選手たちであることを強調しています」と発破をかけた萩原 美樹子ヘッドコーチ。チームの目標は引き続き、「東京オリンピックを担う選手たちであり、それまでに日の丸をつけて国際ゲームを一つでも多く戦うことがものすごく貴重なことであり、大事な経験です」と話しており、今大会も1秒たりともおろそかにはできません。

 キャプテンの#4大沼 美琴選手をはじめ、昨年のジョーンズカップを経験している選手は8人。さらに、今年度の女子日本代表候補としてヨーロッパ遠征を経験している藤岡 麻菜美選手、馬瓜 エブリン選手、赤穂 さくら選手が入ってきました。
 「メンバー12名は遜色なく使えるので、5連戦でも選手を入れ替えながらうまく戦える自信はあります」と話す萩原ヘッドコーチ。今大会の目標については、「優勝」を掲げています。大事な経験を積ませるためには、勝ちにいかなければなりません。「どこが相手でも真剣勝負をしていきながら、その緊張感の中で戦うからこそ成長できるのです」と萩原ヘッドコーチは話しており、勝ちにこだわり優勝を目指します。

 昨年は準優勝、あと一歩まで迫りました。その悔しさを知る選手たちが原動力になり、チーム一丸となって2006年以来となる10年ぶりのジョーンズカップ制覇が目標です。そのためにも開幕戦が重要であり、開幕2日前より台湾に入り、調整を行なっています。大沼選手は、「昨年は韓国が初戦の相手でしたが、そこであまり良いプレイができずに敗れてしまいました。その後、徐々に調子は上がっていきましたが今回はそういうわけにはいきません。やっぱり優勝するためには全部勝たなければいけないです。初戦からしっかりチームを作って戦っていきます」と力強く意気込みを述べていました。

 初戦は、8月3日(水) 19:30(日本時間20:30)より地元チャイニーズ・タイペイ代表Aチームと対戦。前回大会では69-59で勝利しており、「若返りしている最中のチームであり、チャンスはあります」と萩原ヘッドコーチも自信を見せています。