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平成28年度女子U-19日本代表チーム 第1次強化合宿 開催報告

2017年3月13日

国際大会への出場経験豊富な馬瓜 ステファニー選手 (桜花学園高校 3年)はこれまでの反省を踏まえてレベルアップを図る

昨年、悔しい思いをした阿部 泉美選手 (聖和学園高校 3年)は、強い気持ちでアピール

 本年7月22日(土)~30日(日)の期間、イタリアで開催される「FIBA U-19女子バスケットボールワールドカップ2017」に向けて、平成28年度バスケットボール女子U-19日本代表チームは、3月10日(金)~12日(日)までの期間、第1次強化合宿をスタートさせました。

 FIBA U-19女子ワールドカップの組み合わせが2月1日に決まり、日本は予選ラウンドにてハンガリー、オーストラリアと対戦します(アメリカ大陸予選から出場するもう1チームは未定)。既に映像を入手し、対戦相手を想定した練習を始めています。萩原 美樹子ヘッドコーチは、「両チームとも大きいです。昨年のFIBA ASIA U-18選手権に出場した選手たちは、2mが2人いた中国と対戦していますが、それ以外の選手たちにも高さにどう対応するかを準備して臨むことが大事になります。練習中から意識させるように映像を使いながら伝えています」とハンガリー、オーストラリアはもとより、全てにおいて世界の選手が大きいということを実感させるながら強化を図っています。

 高校を卒業し、WJBLや大学進学と次のカテゴリーに進むために、今は練習から離れてしまっている選手も多くいます。新年度を迎える前に招集したことについて、「『FIBA U-19女子ワールドカップに出るんだ』という自覚と意識を持ってもらいたいです。昨年のFIBA ASIA U-18選手権にケガで出られなかった選手などもおり、もう一度チャンスを与え、この競争の中で日本代表の座を勝ち取る気持ちを見せてもらいたいです」と萩原ヘッドコーチは、戦う姿勢を求めています。さらに、「大学生にはユニバーシアードがありますが、WJBLに行く選手たちにとってはこのカテゴリーが日本代表直結する最後の世代であり、この上はもう日本代表しかないわけです。『必ず日本代表でも日の丸をつけるんだと思って、この合宿に臨んでほしい』ということを強調しています」という意識づけも行なっています。

 昨年の女子U-18日本代表のキャプテン、馬瓜 ステファニー選手(桜花学園高校 3年)は、決勝で中国に敗れた反省点を踏まえ、「中国にはすごくマークをされてしまい、なかなかシュートを決めることをできませんでした。また、ディフェンスでも連携し切れていなかったので、もっと声を出してコミュニケーションを取っていかなければなりません。どれだけ相手にマークをされていても、しっかり点を取りにいけるようにしたいです」と、さらなるレベルアップを目指します。今回は、早生まれの大学生も招集されたことでキャプテンの重圧から解放され、さらにのびのびとプレイしていました。

 阿部 泉美選手(聖和学園高校 3年)は、昨年のFIBA U-17世界選手権に出場。しかし、その後の女子U-18日本代表には選ばれず悔しい思いをし、「またチャンスをいただいたので、今回は絶対に入りたいです」と強い気持ちを持って合宿に臨んでいます。昨年の落選理由について、「ディフェンスができていなかったからだと思っています。まずはディフェンスからアピールして、シュートは得意な方なので、その持ち味をどんどん出していきたいです」と積極的な姿勢を見せていました。FIBA U-17世界選手権で優勝したオーストラリアを間近で見た印象については、「もちろんみんな大きいですけど、ガード陣はさらにスピードと技があります」と言います。映像を見ながら行われた練習については、「良いプレイも課題も具体的に分かりやすく教えてくれますし、その課題をクリアするためのイメージがしやすいです」と、ポイントガードとして対戦相手の情報をインプットしています。

 合宿を終え、萩原ヘッドコーチは、「この時期はコンディショニングはまだまだ本調子ではないですし、今が一番動けない時期でもあります。新しい環境に行くことで各チームでの5~6月は、まだ体を作っている時期になってしまいます。それでも、意識を高く持って試合に向けたコンディション作りができるかどうかが問われます。特にWJBLに行く選手たちはプロと言える環境であり、その自覚と意識を高く持って自分自身で調整してきてもらいたいです」と選手たちに伝えました。

 大会まであと約4ヶ月ですが、4月は新生活を始める選手たちは多忙であり、今後の合宿も限られた時間しかありません。
 男子日本代表を世界レベルへとスタンダードを引き上げるためにやってきたルカ・パヴィチェヴィッチ テクニカルアドバイザーの指導を彷彿させるように、萩原ヘッドコーチも一つひとつのプレイを止めながら細かく、角度や動きを徹底させていました。WJBLのOG、そして日本人初のWNBA選手でもある萩原ヘッドコーチ。「これから実業団や大学へとレベルを上げてプレイし続けるわけだから、例えば、ディフェンスの姿勢ひとつにしても、オフェンスで合わせる場所にしても、ものすごく細かいことが要求されます。そのレベルが当たり前という感覚を今から分かって欲しいです。だからこそ、要求レベルを高めている練習をあえてしています」と話し、トップレベルで活躍した技術や心構えを伝授していました。

 最初の合宿ながら、選手たちはその意図と時間がないことを理解しながら積極的に取り組んだことで、順調に強化が進んでいます。次回合宿は5月を予定しています。

※活動の様子はフォトギャラリーにてご覧ください。