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平成29年度女子U16日本代表チーム 第2次強化合宿 開催報告

2017年6月29日

ピック&ロールの練習時、ドライブを仕掛ける岡本 美優選手(桜花学園高校 1年)

フィジカルの差を痛感した田中 ナターシャ絵里選手(明星学園高校 1年)だが、持ち前のスピードでは手応えを実感

 平成29年度バスケットボール女子U16日本代表チームは、6月26日(月)~28日(水)の期間、味の素ナショナルトレーニングセンターにて、第2次強化合宿を実施しました。
 今合宿は、本年10月にインドで開催される「FIBA U16女子Asian選手権大会2017」に向けた選考合宿であり、それぞれ持てる力を発揮しました。

 萩原 美樹子ヘッドコーチは、「次回合宿に参加できるのは絞られた選手のみとなります」と選手たちに伝え、今合宿はスタート。初日は、前回合宿時、東京成徳大学高校とのスクリメージで明確になったトランジションディフェンスなどの課題を克服するための練習を行いました。翌日、再び東京成徳大学高校に胸を借り、練習試合を実施。「前日の練習で修正したことをしっかり出してくれたことは評価できます。ただ、どうしても小さいので、インサイドでやられたり、ボックスアウトをしてもリバウンドで負けてしまったり、まだ身体が弱いです」と萩原ヘッドコーチは課題を挙げます。高校に進学したばかりの選手や中学3年生が大半を占めるこのチームと、成熟した東京成徳大学高校とのフィジカルの差が露呈しました。

 「高校3年生は身体の当たりも強かったですし、まだ自分たちがそのレベルまでたどり着いていなかったです」と話す田中 ナターシャ絵里選手(明星学園高校 1年)。高校ではまだ試合に出る機会はあまりなく、その差を痛感しました。本番まであと約4ヶ月。身体を強くするためには時間が足りません。そこで萩原ヘッドコーチは、「今持ってるこの世代の選手たちの強みを向上させること」を解決策として考えています。「ガード陣のドライブ力はなかなか良いです。それに対して、周りの選手をどう配置するかを考えているところです」と、長所を伸ばして対抗できるように取り組んでいます。また、「小さいチームだからこそ、ピック&ロールを生かせると思っています」とも話しており、最終日はその強化を徹底させていました。

 東京成徳大学高校とのスクリメージ時、「相手のディフェンスがプレッシャーをかけてくると、ボールを失うことが多くありました」と萩原ヘッドコーチは指摘します。「ドリブルが苦手」という岡本 美優選手(桜花学園高校 1年)は、「ディフェンスが来たときに慌ててしまうので、しっかり判断をして冷静にプレイできるようにしたいです」と課題点を認識しています。萩原ヘッドコーチはNBAのステフィン・カリー選手の映像を見せながら、プレッシャーをかけてきた相手を引っ張り出すためにもドリブルを継続できるようイメージさせたことで、少しずつ選手たちのプレイも変わってきています。

 今合宿中、隣のコートでは「AKATSUKI FIVE」女子日本代表チームが合宿を行なっていました。憧れの選手たちの練習を間近で見たことで、大きな刺激を受けたようです。
 岡本選手は、「雰囲気からすでにカッコいいです。シュート練習ひとつ取っても、ただ打つだけではなく、ディフェンスを意識して打っていました。試合中に外さないのも、練習中からしっかりと考えてシュートを打っているからなのだと思いました」と感想を述べ、真似できることは多くあります。池端 直樹チームリーダーは、「バスケットの技術と人間としての向上は比例します。素晴らしい人になって、日本代表を目指してほしいです」と選手たちに伝えました。萩原ヘッドコーチも、「今の女子日本代表チームには、U16日本代表出身の選手も多くおり、みんなの先輩たちです。こうして同じウェアを着て、同じコートで練習しているわけですから、みんなもしっかりとあのメンバーに入ることを目指して頑張ってください」と伝え、モチベーションを高めて今合宿を終えました。

 これから行われる「平成29年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)(7月28日~8月2日/福島県)」や「第47回全国中学校バスケットボール大会(8月23日~25日/沖縄県)」での活躍が、女子U16日本代表チームへの近道です。萩原ヘッドコーチは「インターハイで良い選手がいれば選考します」と明言しており、まだまだアピールできる場は残っています。1年生にとっては厳しい競争になりますが、この合宿で学んだことを生かして、所属チームで少しでもプレイタイムを勝ち取れるよう、今後の活躍に期待しています。