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平成23年度女子日本代表チーム 第6次強化合宿開催

2011年7月25日

 8月21日(日)より長崎県大村市にて開催する「第24回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権 長崎/大村大会 兼 2012年ロンドンオリンピックアジア地区予選」まで約1ヶ月となった7月19日(火)から、女子日本代表チームは第6次強化合宿を開始しました。

 オリンピック予選出場メンバー確定後、初めてとなる今合宿では、先に行われたオーストラリア遠征で見えた課題を克服しながら、これまでの合宿で取り組んできたことの精度を高めてチームを作り上げています。

 フォーメーションの練習に多くの時間を費やす中、分からない部分があれば選手同士が話し合い、コーチ陣に確認する場面が多く見られました。
 それに対し、木村 恵里子選手は「それぞれが主張するところは主張して、コミュニケーションをさらに取り合っていく必要があります」、吉田 亜沙美選手は「日本代表が目指すバスケットをみんなが理解しようとしてる姿勢があるからこそ、練習中に話し合うことができています」と、両選手が語るように、チーム一丸となってオリンピック出場を目指すため、今はチーム内でしっかりとコミュニケーションを取り合いながら、日本のスタイルを確立しています。

 また、この合宿中には高さと強さ対策とともにゲーム数を増やすために、男子大学生チームにご協力いただき、スクリメージを行いました。男子大学生との試合については、「アジアのライバルを想定できる高さと強さを持つ女子チームは無く、ましてや渡嘉敷選手がいる中、国内で強化を積むためにはもう男子チームに相手になってもらうしかないと思い、ご協力いただきました。プレッシャーは厳しいですし、ガード陣もなかなかボールを運ぶこともできず、簡単にシュートを打たせてくれませんので選手たちは苦労しています。しかし、こうした強さのある相手と対戦することで、女子と対戦した時に少しは楽に感じられるようになれば良いと思っています」と語った中川ヘッドコーチ。合宿後半も、男子大学生や同時期に合宿している女子U-24日本代表チームとスクリメージを繰り返し、強化をすすめていきます。

 来る7月30日(土)には国立代々木競技場第二体育館にて、「東日本大震災」被災地復興支援 平成23年度女子日本代表チーム 壮行会として、一般公開練習と壮行セレモニーが開催されます。

 「合宿から1週間が経ち、今は疲れもありますし、男子大学生相手に思うようなゲームができず、疲労困憊な状況です。しかし、これから男子大学生にも対応できる術を見出しますし、公開練習では元気な姿をお見せしたいです」と中川ヘッドコーチ。女子日本代表チームの元気な姿を見に、ぜひ会場までお越しください。