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平成29年度男子U18日本代表チーム エントリーキャンプ 開催報告

2017年11月27日

得意のドライブでアピールする相原 アレクサンダー学選手(明成高校 3年)

204cmある期待のビッグマン市川 真人選手(静岡学園高校 1年)

 来年度(平成30年度)に開始される「FIBA U18 Asianバスケットボール選手権大会2018」に向けた第一歩として、平成29年度バスケットボール男子U18日本代表チームは、11月24日(金)~26日(日)の期間、味の素ナショナルトレーニングセンターに31名を招集し、エントリーキャンプを実施しました。男子日本代表の長期的な強化・選手育成とともに、男子U18日本代表チーム入りを懸けた最初の選考会でもあります。

 今合宿中は、国際大会に向けた基本的なオフェンスとディフェンスのドリルをそれぞれ1回ずつ練習した後、2日目の午後からはスクリメージを行いながら選手たちが存分にアピールできる時間を多く設けました。トーステン・ロイブルヘッドコーチは、「国際大会で戦える技術やメンタルを持っているかどうか」を選考基準として、選手たちを評価しています。

 前回大会の男子U18日本代表チームはアジア2位となり、さらに今年7月に行われた「FIBA U19バスケットボールワールドカップ2017」では世界のトップ10入りを果たしました。ロイブルヘッドコーチ、「前回のチームは非常に高いスタンダードを持っていましたが、今回はまだ始まったばかりであり、どんなチームになるかは未知数です。能力が高い選手もいますし、将来性あるビッグマンがいます。しかし、国際大会で勝てるチームになるためには相当な努力が必要です。これから選手とともに一生懸命、スタンダードを高く引き上げられるようにチームを作っていきます」と話しており、前回のチームを手本としながら強化が始まりました。唯一、世界トップ10入りしたメンバーの中田 嵩基選手(福岡大学附属大濠高校 2年)は、キャンプ中は先頭に立ってチームを引っ張っています。

 今年8月に行われた「第25回日・韓・中ジュニア交流競技会」に出場した相原 アレクサンダー学選手(明成高校 3年)、半澤 凌太選手(県立福島南高校 3年)、松崎 裕樹選手(福岡第一高校 2年)も国際大会をすでに経験した選手たちです。相原選手は、「自分がブロックされて負けたのがすごく悔しかったです。国際大会ではどの選手も気持ちが強く、積極的にプレイしてきました。自分もそこで負けないように、長所のドライブでどんどん崩して周りの選手を生かしていきたいです」と、92-96で敗れた韓国戦の悔しさをバネにし、アピールをしていました。

 参加選手の中で一番大きな204cmの市川 真人選手(静岡学園高校 1年)は、期待の高いビッグマンです。現在まだ16歳であり、今年度中に開催が予定されている「FIBA U16 Asianバスケットボール選手権大会2017」にも出場可能な年齢です。しかし、その選考会では「練習中にすぐ音を上げるような選手でした」とロイブルヘッドコーチは、選考基準の一つである国際大会で戦うメンタルが足りないと評価しました。しかし1年を経て、心身ともに大きく成長して戻って来てくれたことで、「今回は積極的に練習に参加しており可能性は感じています」と今後が楽しみです。

 市川選手は、「先輩方ばかりなのでフィジカルの面ではまだ劣っており、リバウンドで取られてしまうことが多々ありました。まだ筋力が足りない分、他の技術で補ってリバウンドでも勝てるようにしていきたいです。これからもっとうまくなれると思って一生懸命練習して、すこしずつ成長できるように頑張ります」と意欲的に合宿に臨んでいました。

 今後、男子U16日本代表選手として招集するかと言えば、「すでに完成に近づいており、チームケミストリーを考えてもリスクがあります。システムを覚える時間も足りないです。これまで努力してきた選手を簡単に切ることはできず、そこまで私自身に勇気はありません」とロイブルヘッドコーチは言います。しかし、待望のビッグマン登場であり、「まずは男子U18日本代表活動でシステムを理解してもらうことが先決です。もし、男子U16日本代表が世界への切符を勝ち獲れば、来年の男子U17日本代表のメンバー候補になる可能性は十分あります」と期待を寄せていました。

 市川選手はFIBA U19ワールドカップ時の男子U19日本代表選手たちの奮闘を「動画でよく見ていますし、いろいろと学んでいます」と話し、イメージトレーニングを行なっています。相原選手にとっては高校の先輩である八村 塁選手(ゴンザガ大学 2年)は大きな存在であるとともに、「八村さんは身長もあり能力も高いですが、このチームにはそこまでずば抜けた能力がある選手はいません。ディフェンスやルーズボールなど誰でもがんばれるプレイを全員で徹底できるようにしていきたいです」と、秀でたタレントがいなくても日本が国際大会で勝つためにやるべきことをすでに理解しています。

 今後も選手選考を行うととともに、大会に向けて仕上げている男子U16日本代表選手たちも選考対象として視野に入れながら、チーム作りを行っていきます。