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ニュース

平成29年度男子U22日本代表チーム 第1次スプリングキャンプ 開催報告

2018年2月23日

AKATSUKI FIVE男子日本代表のシステムを浸透させながら『個』のスキル強化を行う鈴木 良和コーチ

国際試合に向けて1on1のフィニッシュに対する工夫を課題に挙げた熊谷 航選手(大東文化大学 3年)のドライブ

 平成29年度バスケットボール男子U22日本代表チームは、2月19日(月)~23日(金)の期間、筑波大学にて、第1次スプリングキャンプを実施しました。
 本キャンプは、男子日本代表チームの中・長期的な強化・選手育成を目的に実施され、2019年にイタリアで開催予定の「第30回ユニバーシアード競技大会」も視野に入れた男子選手の『個』の強化とともに、将来の日本代表候補選手になりうる選手のさらなるレベルアップを図っていきます。

 2019年のユニバーシアード競技大会の出場資格を持つ大学3年生から高校3年生まで(※現在:大学4年生も出場可能)を対象に、29名を招集して行われた第1次スプリングキャンプ。このチームを率いるのは比嘉 靖ヘッドコーチ(大阪体育大学)ですが、第1次スプリングキャンプは「AKATSUKI FIVE」男子日本代表チームのサポートスタッフである鈴木 良和コーチがメイン担当。目的である『個』の強化とともに、男子日本代表チームのフリオ・ラマス ヘッドコーチが強化を進めるシステムのベースをこの世代に浸透させていきます。

 「本来であれば育成年代のときにやっておきたかった色々なスキルや、これまで練習し漏れていたものを紹介しながら強化することがひとつの役割です」と鈴木コーチは考え、様々なスキルセッションを紹介しながら技術向上を目指します。
 もう一つ大事なこととして、「このメンバーの中から急に男子日本代表チームに招集されても、ラマスヘッドコーチが求めているシステムを理解した上で参加できるようにそのベースとなるものを使って、選手の判断力を養っています」。このキャンプは、各世代の男子日本代表選手の一貫した強化も担っています。

 参加メンバーの一人であり、昨年のインカレを制した大東文化大学の熊谷 航選手は、「非常に濃いキャンプでした」と刺激を受けています。「どんなときでも最後までプレイすることを徹底されたり、自分たちのチームではやっていないような本当に細かいあと何センチという動きをすごく指摘されました。やはりそこまで突き詰めないと世界には勝てないと思ったことが、この合宿で得た収穫です」と感想を述べ、様々な課題に気づかされていました。

 今回のメンバーは大学や高校で活躍した選手ばかりではなく、特別指定選手として既にBリーグでプレイする選手も多くいます。そのうちの一人、富山グラウジーズの中村 太地選手(法政大学 2年)は、190cmの大型ポイントガード。しかし昨年のユニバーシアード競技大会のメンバーには最終選考で落ち、悔しい思いをしました。
 心機一転、今年のキャンプには、「リーダーシップのところをコーチ陣はすごく強調しています。周りにどんな影響を与えるかということを意識してプレイしています」と臨み、積極的に声を出して引っ張っています。鈴木コーチから伝えられたラマスヘッドコーチのバスケットボールスタイルに対しては、「最初の形だけを紹介され、そこから個人の能力でドライブしたり、シュートに持っていったり、自分で考える必要があります。また、ペイントタッチしていくことが大事とも言われていました。個の能力を尊重しており、それが日本の強みになっていくと感じます」。判断力や積極性が重視されることを理解し、失敗してもトライしながらクリエイトすることが求められています。

 このキャンプ期間中、ラマスヘッドコーチ率いる「AKATSUKI FIVE」男子日本代表チームは、「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選」のWindow2の初戦、チャイニーズ・タイペイとのホームゲームが行われました。しかし結果は、悔しい1点差で敗戦。この試合を参加メンバーも見ており、国際試合で勝つことの難しさをあらためて感じています。同時に、「1on1からのフィニッシュがあまり決まっていなかったです。自分も小さいのでボードの上に当てたりするなど、これからの練習では世界の高さを意識しながら工夫していきたいと思いました」と、熊谷選手は自らを照らし合わせて課題点を見つけており、様々なことを考える機会にもなりました。

 5日間行われた第1次スプリンキャンプの最終日に行われたスクリメージは、次回招集する選手を決める選考会です。そのスクリメージへ向かう前、鈴木コーチは「戦術練習はどうしても戦力が下がってしまう。でも、今回のキャンプは選考会であり、練習中から戦って掴み取らなければならない。このメンバーに残ることをモチベーションにし、スクリメージも戦っていこう」と競争心をかき立てます。それぞれがインテンシティ高くプレイをしながら、それぞれの持ち味を出してアピールしていました。

 次回、第2次スプリングキャンプは、2月26日(月)~3月2日(金)に開催されます。
 「AKATSUKI FIVE」男子日本代表チームのFIBAバスケットボールワールドカップ アジア地区 1次予選のWindow2が終わった後であり、次回はエルマン・マンドーレ アシスタントコーチが指導する予定になっています。選手選考を行いながら第3次キャンプまで勝ち抜いた選手のみ、その後、日の丸を背負って腕試しとなる韓国遠征へと向かいます。