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ロンドンオリンピック世界最終予選初戦、日本vsトルコは今夜ティップオフ

2012年6月26日

 「FIBA女子オリンピック世界最終予選(ロンドンオリンピック世界最終予選)」は初日を終え、日本と同じ予選ラウンドAグループのトルコ vs プエルトリコ戦が行われました。この試合は、ハヤブサジャパン女子日本代表チームもしっかり会場で観戦し、今夜行われるトルコ戦へ備えました。

 トルコ vs プエルトリコ戦の結果は、65-53でトルコが初戦を勝利。第1ピリオドから3Pシュート4本を沈め、24-12と点差を開き、幸先の良いスタートを切ったトルコ。身長差で勝るトルコは、ポストの選手にボールを預けるとそこが起点となって、ノーマークを作ったり、高さを生かしたりしながらオフェンスを展開します。また、ディフェンスするプエルトリコは、その高さを守りきれずにファウルを犯し、インサイド陣2人がファウルアウト。これは身長差で劣る日本にとっても注意しなければならないところです。
 しかしリバウンドに関しては、プエルトリコに退場者が出る前の第3ピリオドまで、トルコの30本(合計43本)に対し、プエルトリコが27本(35本)とチームリバウンドは負けていませんでした。その結果、後半は1桁点差まで追い上げたプエルトリコ。日本の生命線でもあるリバウンドの意識を徹底することが重要であり、平均身長が変わらないプエルトリコ同様にしっかりとボックスアウトをして、ボール保持に努めなければいけません。

 また、ホームであるトルコ戦の試合会場の雰囲気は、11,000人収容可能なアンカラアリーナのゴール裏を除く1階席は入っていましたが、2階席までは埋まらない程度であり、観客数は4,250人。しかし、プエルトリコがオフェンスに転じると甲高い指笛が会場を包み、コート内での声が全く聞こえなくなるほどの大歓声がトルコを後押しします。冷静に対処しながら、しっかりとしたチームワークで臨まなければ、プエルトリコ同様に序盤から一気に流れを持って行かれてしまいます。
 初戦の入り方が何よりも大事であることは選手、スタッフともに分かっていることであり、しっかりと意識して準備してきました。これまでの強化合宿の成果を示す時が、刻一刻と近づいています。トルコとの初戦を勝利し、ロンドンオリンピック出場へ向けて弾みをつけます。

 ロンドンオリンピック世界最終予選ハヤブサジャパン女子日本代表 vs トルコ代表戦は、6月27日(水)現地時間19時(日本時間深夜1時)ティップオフ。
 この試合の模様は、NHK BS1で6月27日(水) 深夜1時より生放送されます。また、FIBA「ROAD TO LONDON」特設サイトでは、FIBA TVによるLIVEネット配信(有料)とLIVEスタッツ(無料)をご覧になれます。