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ロンドンオリンピック世界最終予選 準々決勝を賭けて今夜プエルトリコと激突

2012年6月27日

 「FIBA女子オリンピック世界最終予選(ロンドンオリンピック世界最終予選)」第3日目。初戦でトルコに敗れたハヤブサジャパン女子日本代表チームは、ロンドンオリンピック出場への道をつなげるためにも、絶対に勝たなければならないプエルトリコ戦を迎えます。昨日の試合結果により、2勝を挙げたトルコは予選ラウンド グループAの首位通過を決めました。日本vsプエルトリコ戦は、決勝ラウンドへ進む残る1枠を賭けた直接対決。しっかりと気持ちを切り換えて、試合に臨みます。

 プエルトリコについて、#13大神雄子キャプテンは「ガード陣はアグレッシブに得点を取りにきます。特に#6 SEPULVEDA選手と#8 CORTIJO選手がアグレッシブに攻めてきますが、自分もその2人の選手たちから良い刺激を受けて、しっかりと対抗できるように、体を張って戦いにいきます」と、印象と意気込みを話しました。
 トルコ戦でのプエルトリコのチーム得点は53点。そのうち、#6 SEPULVEDA選手は20得点、#8 CORTIJO選手は15得点と、総得点の半分以上をこの2人が挙げています。身長は170cm程度と日本人と遜色ありませんが、アグレッシブに中にカットインしてゴールに絡んできます。また、小さいから守れると思って、不用意にセンター陣がカバーにいくとファウルしてしまう可能性もあり、実際にトルコのインサイドプレイヤーのファウル数は多く見られました。
 その点について、トルコ戦でファウルアウトしてしまった#6間宮 佑圭選手に聞いたところ、「ガードの選手たちの攻めが全部ドライブで突っ込んでくることは、チームでも話しており警戒しています。また、突っ込んでいった後の体の使い方やフェイクに惑わされて余計なファウルをしないように注意が必要です。自分の方が身長が高いからといって安易に上でカットしようとせずに、足元を意識していかないといけません。トルコ戦でのファウルアウトをしっかり反省して、プエルトリコ戦は最後までコートに立って、勝利に貢献したいです」と話しました。

 ハヤブサジャパンにとってはもちろん、プエルトリコにとっても後がない試合となります。内海 知秀ヘッドコーチは、「どちらも勝たなければいけない試合になりますので、簡単にはいかないタフなゲームになると思います。どれだけっ我慢しながら自分たちのプレイを出せるかが重要ですし、さらに我慢しながらも大胆さが必要になってきます」と、プエルトリコ戦へ向けたコメントを残しました。

 トルコ戦は、日本時間の夜中にも関わらず、多くの方に励ましていただき、また会場でもたくさんの方に声援を贈っていただきました。皆さんの声援に後押しされながら、まずは今日のプエルトリコ戦でしっかり勝利を収め、ロンドンオリンピック出場権決定戦となる準々決勝へと駒を進め、道を拓きます。さらなるご声援をよろしくお願い致します。

 ロンドンオリンピック世界最終予選ハヤブサジャパン女子日本代表 vs プエルトリコ代表戦は、6月27日(水)現地時間16:45(日本時間22:45)ティップオフ。
 この試合の模様は、NHK BS1で6月27日(水) 22:45-より生放送されます。また、FIBA「ROAD TO LONDON」特設サイトでは、FIBA TVによるLIVEネット配信(有料)とLIVEスタッツ(無料)をご覧になれます。