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第34回男子ウィリアム・ジョーンズカップ 大会第4日目 vsヨルダン 現地レポート

2012年8月22日

 「第34回男子ウィリアム・ジョーンズカップ」(以下ジョーンズカップ)は第4日目。大会前半戦を終え、どのチームもゲームコートの雰囲気や対戦相手の状況も把握でき、徐々にチーム力が上がっています。初戦から歓声が沸く熱戦が繰り広げられてました。第1試合、地元チャイニーズ・タイペイBはアメリカ選抜と対戦し、126-71でアメリカ選抜が圧勝。ホームチームが何もさせてもらえない試合内容ではありましたが、豪快にリングを叩きつけるダンクで魅了するアメリカ選抜に対し、日増しに地元ファンの声援が高くなっています。続く第2試合、フィリピンvs安養KGCは接戦の末、フィリピンが勝利し3連勝。そして迎えた第3試合、日本vsヨルダンも激しい試合となりました。

 先発メンバーは#10竹内(公)選手、#11桜井選手、#16田中選手、#17張本選手、#18橋本選手と学生3名を起用。「この試合に勝つことも意識していますが、同時に育成と強化の両方を考えて今大会に臨んでいます。思い切って若手を起用して、失敗する部分も多々あるとは思いますが、今後につなげるためにも挑戦させてあげたい気持ちで今日の先発メンバーにしました」と話す鈴木 貴美一ヘッドコーチ。若いチームを鼓舞するように#10竹内(公)選手のダンクで先制。その後も連続得点し、勢いに乗ってペースをつかみたいところでしたが、ミスやシュートが決まらない間に相手に失点を許し、開始5分にさしかかるところで6-7と逆転されます。日本はタイムアウトを取り、#11桜井選手から#6比江島選手にPGを入れ替えて仕切り直し。再びシュートが決まり始めた日本はリードを奪い返して16-13とし、第1ピリオド終了。第2ピリオド、3Pシュートを次から次へと決める#4古川選手に対して、3Pライン手前でボールをもらった瞬間に歓声が起き、決めてさらに観客が、日本ベンチが盛り上がります。第2ピリオドだけで6本中6本全ての3Pシュートを決め、前半ですでに20得点を挙げた#4古川選手の大活躍があり、46-28と18点リードして折り返します。

 第3ピリオド、ヨルダン#12ABDEEN選手の3Pシュートで先制されるも、すぐさま#16田中選手が3Pシュートを決め返し、お互いが譲らない点の取り合いが続きます。日本は#6比江島選手の3Pシュートで抜けだし69-50、19点リードとして、最終ピリオドに向かいます。しかし、#11ALSOUS選手が3Pシュートバスケットカウントによる4点プレイを含め、3連続シュートでたちまち69-58と11点差。「相手の3Pシュートと#5WRIGHT選手の1on1を気にしすぎて、うまくボールをさばかれて得点されました。また、ゴール下のセカンドショットをやられたことで、自分たちのオフェンスが受け身になった状態となり、そこをヨルダンにさらにつけ込まれた状況でした」と鈴木ヘッドコーチが振り返ったように、防戦一方の日本に対して、次々とゴールを決めるヨルダン。残り2分を過ぎたところで、やはりセカンドショットを決められ77-75、19点あったリードはみるみるうちに2点差まで詰め寄られ、たまらずタイムアウト。

 萎縮していた日本のオフェンスでしたがタイムアウト後は復活し、7本目となるた#4古川選手の3Pシュートが見事に決まります。相手に返されても、第3ピリオド同様にしっかり決め返して対抗する日本。#5ヒンクリー選手の豪快なダンクシュート、#6比江島選手がドライブからのタフショットをねじ込み、リードをキープ。ラストチャンスにかけるヨルダンに対してしっかりプレッシャーをかける中、ラストシュートを託されたのは6本の3Pシュートを決めていた#11ALSOUS選手。しっかりシュートチェックにいったことでボールは外れ、84-83で辛くも逃げ切り、2勝目を挙げました。

 試合後、鈴木ヘッドコーチは、「前半で点差を引き離すためにエネルギーを使ったため、最後はバテてしまっておりシュートが入らない場面がありました。その点はベンチに下げて、もう少し休ませた方が良かったかなという反省点はあります。しかし、最後の最後の場面で選手たちが復活してくれて、勝つことができました」と、猛追された第4ピリオドについて説明しました。経験を積ませるために学生を長い時間起用しながらも、このタフなゲームを乗り切ったことに対して、「最後の場面でも比江島選手をPGとして起用しました。経験がない部分もあり、相手に怯む部分もありましたが、それを乗り越えて結果的に最後の1分で復活してくれて勝利できたことは、若い選手たちにとって今後につながる良いゲームとなりました。今日の勝利は非常に大きいと思います」と話しました。

 7本打った全ての3Pシュートを沈め、23点を挙げた#4古川選手は、「今日は本当に勝てたことがまず第一にうれしいです。まだまだ試合は続きますので、この勝利を良い経験にして、1日1日チームとしても個人としてもレベルアップできるように、今日の試合をしっかり反省して、また明日から試合を頑張ります。(次々と決めた3Pシュートに対して)良い形でボールが回ってきたので、ただ打つだけを考えていいました。シュートを狙うことが自分の役割でもあります。正直言って、これまでの試合では良い結果を残せていませんでしたので、これで少しは良い結果が出たかなと思っています。特別に意識していたわけではなく、積極的にシュートを狙った結果がこういう形につながったと思います」と、この日の試合の感想を述べました。

 #17張本選手は、「譲次さんがいない分も、自分がその穴を埋めなければいけないと思ってこの試合に臨みました。コーチからディフェンスを評価されている部分もあり、ヨルダンのエースであるWRIGHT選手を押さえるのが今日の仕事だと思っていました。ディフェンスに関しては、何本かシュートは決められましたが、それでも手応えは感じています。まだ僕も若いので、思いっきりプレイしてしっかり経験を積み、今後につなげていきたいです」と、試合を重ねる度に自信を高めています。

 日本戦後に行われたチャイニーズ・タイペイ vs レバノン戦も前半は1点差でチャイニーズ・タイペイがリードする接戦。なんとかディフェンスで我慢したチャイニーズ・タイペイが勝利し、連勝を食い止めました。

第4日目(8月21日) 試合結果

○ アメリカ選抜(3勝0敗) 126-71 チャイニーズ・タイペイB(0勝4敗) ●
○ フィリピン(3勝0敗) 82-79  安養KGC(韓国)(2勝2敗) ●
日本(2勝2敗) 84-83 ヨルダン(1勝2敗) ●
○ チャイニーズ・タイペイ(2勝2敗) 81-74 レバノン(0勝4敗) ●

 全8試合中4試合を終え、大会を折り返す第5戦の対戦相手はフィリピン。昨年のFIBA ASIA 選手権では、前半リードするも後半に巻き返され悔しい敗戦を喫した相手です。また、FIBA ASIAカップ出場国でもあります。今回は怪我人が多く、昨年のFIBA ASIA選手権のメンバーが3人しかいません。それでも今大会は無傷の3連勝中と強い印象を受けています。210cmの#11DOUTHIT選手のインサイド、#16CHAN選手の3Pシュートが得点源となりながらも、どこからでも1on1を仕掛けてきます。また、タフショットをねじ込むしぶとさがあるフィリピン。2連勝し士気が高まっている日本も、負けずに強い気持ちで戦い、勝利を目指します。

第5日目(8月22日) 試合日程
13:00~ イラン vs アメリカ選抜
15:00~ チャイニーズ・タイペイB vs レバノン
17:00~ フィリピン vs 日本
19:00~ヨルダン vs チャイニーズ・タイペイ
※時間=現地時間