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第34回男子ウィリアム・ジョーンズカップ 大会第8日目 日本休息日 現地レポート

2012年8月26日

 「第34回男子ウィリアム・ジョーンズカップ」(以下ジョーンズカップ)は第8日目。7連戦を終えたハヤブサジャパン 日本代表チームは、ようやく休息日を迎えました。午前中はしっかり練習を行い、昨日の安養KGC(韓国)戦で見えた課題点を細かく鈴木 貴美一ヘッドコーチに修正指示を受けながら動きを確認し、汗を流しました。練習後、鈴木ヘッドコーチから「チームの課題を改善すれば、明日は絶対に勝てる。最終戦もしっかり戦おう」と、選手たちを鼓舞しました。チームに帯同している鈴木 秀太強化本部長は、女子U-17日本代表が世界4強、男子U-18日本代表もアジア4強と、ともに準決勝に進んだことを報告し、「アンダーカテゴリーが明るいニュースを届けている。暗いのはここだけだ。明日は絶対に勝ってくれ」と、選手たちに発破をかけました。

 練習後はジムトレーニングで体を動かす選手、しっかり休養を取る選手とそれぞれコンディション調整を行いました。その後、レバノン戦へ向けたミーティングを行った後、食事会に出かけて一息つきました。その席で、本日誕生日を迎えた納谷アシスタントコーチを祝福。ひとときの骨休みを終え、最終戦に備えます。

 相手のレバノンは、本日の試合でアメリカ選抜に接戦の末、勝利しました。3連勝中と波の乗るレバノンは、今大会尻上がりに調子を上げているチームです。鈴木ヘッドコーチによると、「国内合宿はあまりしておらず、このような大会に出場して調整しているチーム」と話しています。レバノンもまた、来月9月14日から始まるFIBA ASIAカップに出場するチーム。しっかり最終戦を勝利し、帰国の途に着きたいハヤブサジャパン。明日は何が何でも勝つ、という気持ちはチーム全員が持っています。

第8日目(8月25日) 試合結果
○ レバノン(3勝4敗) 70-67 アメリカ選抜(5勝2敗) ●
○ ヨルダン(2勝5敗) 85-71 チャイニーズ・タイペイB(0勝8敗) ●
○ 安養KGC(韓国)(5勝2敗) 82-73 イラン(5勝2敗) ●
○ フィリピン(6勝1敗) 76-72 チャイニーズ・タイペイ(4勝3敗) ●

 結果をご覧の通り、アメリカが敗れ、そしてイランもまた昨日のフィリピンに続き安養KGCに敗れて2連敗し、ジョーンズカップは混戦状態。現在の順位は以下の通りです。

1位 フィリピン(6勝1敗)
2位 イラン(5勝2敗)
3位 アメリカ選抜(5勝2敗)
4位 安養KGC(韓国)(5勝2敗)
5位 チャイニーズ・タイペイ(4勝3敗)
6位 レバノン(3勝4敗)
7位 日本(2勝5敗)
8位 ヨルダン(2勝5敗)
9位 チャイニーズ・タイペイB(0勝8敗)
※同率の場合は直接対決の結果、得失点差等で順位が決まります。

 ジョーンズカップ出場ロスターは12名。現在13名いるハヤブサジャパンの中からロスターを外れる選手は、当日会場での電光掲示板を見て、初めて選手たちは分かるそうです。選手全員は、自分が出るつもりでウォームアップに現れ、汗を流しています。#12永吉選手は「いつも出るつもりでテープも巻いて準備しています。電光掲示板を見て、ガッカリすることもありますが、しっかり試合を見て自分が出ていたらどうするかを想定しながらゲームは見ています。もちろん試合に出たいですが、見ることも経験だと思って一緒に戦っているつもりです」と、話しています。最終戦の12名は誰になるかは分かりませんが、チーム全員で最終戦を飾れるように、勝利を目指します。

第9日目(8月26日) 試合日程
13:00~ ヨルダン vs イラン
15:00~ 日本 vs レバノン
17:00~ アメリカ選抜 vs フィリピン
19:00~ チャイニーズ・タイペイ vs 安養KGC(韓国)
※時間=現地時間