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AKATSUKI FIVE男子日本代表の新戦力たちがデビュー戦を迎える「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2018」は明日6月15日(金)より開幕

2018年6月14日

日本を代表するBリーグ選手たちの活躍が不可欠であり、『日本一丸』となって勝利を目指す

待望のビッグマンであるニック・ファジーカス選手が加入した新生AKATSUKI FIVE

 FIBAワールドカップ アジア地区1次予選 Window3へ向け、AKATSUKI FIVE 男子日本代表チームは明日6月15日(金)に大田区総合体育館、6月17日(日)にはゼビオアリーナ仙台にて、韓国代表を迎えて「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2018」を開催。待望のビッグマンであるニック・ファジーカス選手(210cm/川崎ブレイブサンダース)と男子U19日本代表で世界10位となり、現在NCAAで活躍する八村塁選手(203cm/ゴンザガ大学)とシェーファー アヴィ 幸樹選手(205cm/ジョージア工科大学)が加わり、日本代表デビュー戦を迎えます。

 アジア地区1次予選は各グループ4チームで争われており、上位3チームが2次予選へ進出できます。未だ勝ち星がない日本はグループB最下位におり、これからはじまるWindow3の2試合は是が非でも勝利を奪わなければならないがけっぷちに立たされています。今回、強化試合を行う韓国代表はグループA3位ながらすでに2勝を挙げており、FIBA主催の公式戦ではなかなか勝てていません。

 昨年6月、長野県で行われた東アジア選手権では78-72で勝利を挙げましたが、フリオ・ラマスヘッドコーチが就任したばかりの8月に行われたFIBAアジアカップでは、68-81と大差で敗れています。大型選手を補強した新生AKATSUKI FIVEが、韓国の壁を打ち破ることができるかが試される初陣。ファジーカス選手は4〜5番ポジション、八村選手は3〜4番での起用を考えているラマスヘッドコーチ。八村選手は「オフェンスはトランジションで速攻を走れること、ディフェンスではブロックショットや1〜5番まで守れるところを生かしたいです」とオールラウンドなプレイで日本を前進させてくれることでしょう。

 ファジーカス選手と6年間ともにプレイし、「良いところも苦手な部分も理解している」のは篠山竜青選手(川崎ブレイブサンダース)です。「ニックがコートにいる安心感は大きく、その力を今度は日本代表にもたらせてくれることは大きな戦力となります」と確信しています。辻直人選手とともに、川崎で培ったコンビネーションプレイでゴールを挙げていくことに期待が高まります。

 チームの軸となるセンターの加入により、「今までどおりにピック&ロールを作りながら、これまで以上に少しのズレでも得点につながると思います。日本の武器であるハードなディフェンスは変わらず、さらにブロックショットやヘルプディフェンスでゴールを守ってくれることは日本の力になります」という比江島慎選手(シーホース三河)。田中大貴選手(アルバルク東京)も「課題であるリバウンドの部分で、チームにプラスな部分をもたらせてくれると思っています」と話しており、大黒柱ができたことで、Bリーグを代表するエースたちがアグレッシブなプレイで活躍する姿も目が離せません。

 日本の希望である新戦力ですが、八村選手は「期待されているのはうれしいけど、僕一人のチームではなく、他の誰かのチームでもありません。チーム全員、コーチやスタッフ、ファンの皆さんも含めてバスケットに関わる全ての人と一丸になって戦うことで良い結果につながるんだと思います」とチームとして掲げた『日本一丸』を強調しました。ラマスヘッドコーチも、「塁とニックの加入は大きいですが、今まで一緒に戦ってきたみんなも続けて能力を発揮し、『日本一丸』の言葉どおりに団結して戦って行く必要があり、それがカギでもあります」。ファジーカス選手は「2020年東京オリンピック出場を目指すことが最優先であり、そこに向かって戦うだけです」としっかりと前を見据えており、韓国との強化試合で勢いに乗ってアジア地区1次予選突破へ向かって突き進みます。

 6月15日(金)大田区総合体育館のチケットは残りわずかとなっています。続く6月17日(日)ゼビオアリーナ仙台は、明成高校出身の八村選手にとっては凱旋試合となり、ぜひ多くの方に成長した姿を見ていただきたく、皆様のお越しをお待ちしております(チケット情報)。また、本番であるFIBAワールドカップ アジア地区1次予選 Window3のホームゲーム、オーストラリア戦もチケット好評販売中です。FIBAワールドカップ出場、その先にある東京オリンピックに向かっていくためにもファンの皆様の力が必要です。『日本一丸』となり、ぜひ会場を赤く染めてともに戦いましょう。

 強化試合の模様は東京大会はCSフジテレビNEXT、宮城大会はBSフジとCSフジテレビNEXTにて生中継されます(テレビ放送について)。会場に来られない方はもちろん、現地で応援される方もぜひ録画をして会場へお越しください。