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第4回FIBA ASIAカップ 準々決勝 日本は中国に60-50で競り勝ち、ベスト4進出

2012年9月21日

 「第4回FIBA ASIAカップ」は第7日目、決勝トーナメントに進んだ8チームによる準々決勝が行われました。準々決勝で勝つと負けるでは、その後のモチベーションにおいて天と地の差があります。4強に入れば、オリンピックであればメダルマッチとなり、ひとつ勝てばメダルに届きます。ハヤブサジャパン 男子日本代表が目指す2014年FIBA世界選手権へのアジアからの出場枠は3つ。来年開催されるFIBA ASIA選手権でも、準々決勝の壁を破ることが絶対条件です。逆に負けてしまえば、単に順位を決める試合となり、モチベーションも高く保てず、本来の力を発揮できずに終わることもしばしば。昨年のロンドンオリンピック予選となったFIBA ASIA選手権では、準々決勝で韓国に67-86と大敗を喫し、アジア7位に甘んじたハヤブサジャパン。どの大会でもベスト4に入っていくことが、世界へとつながっていきます。

 そして迎えた準々決勝、中国戦。昨年のFIBA ASIA選手権のチャンピオンチーム。しかし、メンバーはU-22であり国際経験を積むためにやってきた今回の中国チーム。それでも220cmの#15SUN選手を筆頭に2m以上を5人も擁する大きな相手。214cm#14WANG選手に先制されましたが、その後は得点源のガード陣#6GUO選手、#8ZHAO選手がドライブを仕掛けてボディバランス良くゴールをねじ込みます。日本はインサイドの高さに慣れない序盤は、#11桜井 良太選手(レバンガ北海道)が高い位置から素早く抜いて得点し、#10竹内 公輔選手(トヨタ自動車アルバルク)が確率高くジャンプシュートを決めて、互いに譲らない展開。第2ピリオド、#7ショーン・ヒンクリー選手(トヨタ自動車アルバルク)を投入すると、身長の高い中国選手を相手にブロックショットを決め、リバウンドをもぎ取り、日本に流れを呼び込み連続得点で25-20と5点リード。さらに交代で入ってきた#5田中 大貴選手(東海大学 3年)、#6比江島 慎選手(青山学院大学 4年)が思い切り良くドライブを仕掛けたことで得点チャンスが生まれ、31-25とリードして前半を終えます。

 後半に入り、中国のゾーンディフェンスに攻めあぐみ、第3ピリオド開始3分を過ぎて中国#8ZHAO選手に3Pシュートを決められ33-34、逆転された日本はすぐさまタイムアウト。鈴木 貴美一ヘッドコーチの指示を受け、#5田中選手、#11桜井選手の連続得点で再びリード。さらに#14金丸 晃輔選手(パナソニックトライアンズ)の3Pシュートが決まり、好ディフェンスを見せた日本が44-37と7点リードして最終ピリオドへ。中国に連続得点を許し、開始早々44-41と3点差まで迫られましたが、ここでも#7ヒンクリー選手がリバウンドやディフェンスを頑張ったことでリズムを引き戻し、#14金丸選手の3Pシュートで日本は波に乗ります。若くて高い選手にうまく対応し切れていなかった#12桜木 ジェイアール選手(アイシンシーホース)もようやくポストプレイから得点を挙げ、#10竹内選手のダンクシュートも飛び出し、終盤はインサイドでも負けずに得点を重ねます。最終的に、60-50で日本が中国を下し、準決勝進出を決めました。

 「大きくて、ポテンシャルや運動能力も高く、若い選手ですが本当に良い素材を持っているチームです。走り合ってフルコートプレスをしたら、大差で負けると思っていました」と、鈴木ヘッドコーチは中国をこう評価していました。そこで、「日本のリバウンド力が劣るのは分かっていますので、シュート率を上げたり、フリースローを確実に決めたり、ターンオーバーを少なくするなど他の部分を徹底しなければ、中国を相手に到底勝てません。今日はディフェンスで相手のストロングポイントを抑えることができたことが、勝利につながりました。相手のミスを誘発できたディフェンスが勝因です」と鈴木ヘッドコーチは話し、ロースコアながらも日本の良さを出したことが勝利につながりました。また、「交代で入った大学生たち(#5田中選手、#6比江島選手)がチームに溶け込んで威風堂々とプレイしていたことが、私としては今日もうれしかったです。#7ヒンクリー選手はディフェンスを頑張り、リバウンドに絡み、数字には表れないプレイですが非常に良い仕事をしてくれました」と鈴木ヘッドコーチは若い選手たちの活躍を労いました。

 活躍した#7ヒンクリー選手は、「リバウンドやディフェンスは、大きな相手に対してしっかり仕事はできたと思います。オフェンスに関してはもう少し積極的にゴールに向かって攻められれば良かったです」とこの試合を振り返りました。大きな相手に18得点、10リバウンドのダブルダブルの活躍を見せた#10竹内選手は「競った試合でしたが、最後は日本の方が試合巧者であり、相手のミスを点につなげて勝つことができました。相手はサイズがあるので大変でしたが、勝負どころでのリバウンドは獲ることができていました。明日のカタールもリバウンドが強いので、もっと全員が意識を高めて頑張っていきたいです」と話し、高さにも負けなかった自信を伺わせながらも、さらなるリバウンドの徹底を促しました。

第7日目(9月20日) 準々決勝 試合結果
○イラン 79-37 ウズベキスタン●
○フィリピン 75-68 チャイニーズ・タイペイ●
●レバノン 72-79 カタール○
日本 60-50 中国●

 準々決勝に進んだのは、イラン vs フィリピン、カタール vs 日本の4チーム。日本と対戦するカタールとは、今大会の初戦で73-69、辛勝した相手。さらに、怪我で合流が遅れたNBAプレイヤー#12ジョンソンIII選手が予選ラウンド最終戦のチャイニーズ・タイペイ戦より復帰し、そして準々決勝では28得点を挙げた#12ジョンソンIII選手の活躍でグループA/1位通過のレバノンを、グループB 4位のカタールが79-72で破ってアップセット(番狂わせ)。#12ジョンソンIII選手が加わり、チームは見違えるようになり勢いに乗るカタール。鈴木ヘッドコーチを始めとしたハヤブサジャパン スタッフがこれまでと同じようにしっかりと分析し、勝利を目指す準決勝。最初のチーム目標であるベスト4は達成しました。しかし、最初から選手たちは優勝することだけを考えています。チーム一丸となって、最終日に日の丸を一番高い位置に掲げられるよう、残り2試合も全力で戦います。

第8日目(9月21日) 試合日程
11:30~ 5-8位決定戦 ウズベキスタン vs チャイニーズ・タイペイ
14:00~ 5-8位決定戦 レバノン vs 中国
16:30~ 準決勝 イラン vs フィリピン
19:00~ 準決勝 カタール vs 日本