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平成30年度男子U18日本代表チーム 第26回日韓中ジュニア交流競技会 第1次強化合宿 開催報告

2018年7月5日

初招集に不安を抱くも、リバウンドとディフェンスでアピールし、手応えを実感する小西 大輝選手 (京都府立鳥羽高等学校)

FIBA U18 アジア選手権メンバーから漏れた悔しさよりも、その時の経験を生かしてチームを引っ張る喜志永 修斗選手 (山口県立豊浦高等学校)

 本年8月に韓国で開催予定の「第26回日韓中ジュニア交流競技会」へ向け、平成30年度バスケットボール男子U18日本代表チーム(日韓中ジュニア交流競技会 日本代表チーム)は7月3日(火)〜5日(木)の期間、味の素ナショナルトレーニングセンターにて強化合宿を実施しました。

 短期間でチームを作るためにも、常田 健ヘッドコーチは「自分たちで考えてバスケットをすること。ダメなままで終わらせず、または良いプレーをしっかり続けられるように、みんなで指摘し合って内容重視の練習をしよう」というのが今合宿の目的です。最終日にはインカレチャンピオンの大東文化大学に胸を借り、スクリメージを行いました。タイムアウト時、常田ヘッドコーチが伝えるのではなく、ベンチで見ていたメンバーがアドバイスをしたり、選手同士で解決させてチームワークの向上を促しています。

 所属チームでは、40分間コートに立ち続けて活躍する主力選手たちですが、代表チームとして海外の大きな相手と戦う場合はタイムシェアが不可欠です。今合宿は15人を3つのチームに分け、それぞれ5分間ずつメンバーを総入れ替えしながらスクリメージを行いました。「短い時間で自分たちの力をコンスタントに発揮できるように考えてプレーすること」を常田ヘッドコーチは求めます。自分の力を発揮するためにも、周りのサポートが必要であり、それぞれがコミュニケーションを取り合いながら声を出して臨んだことで、活気ある合宿となりました。

 同じく8月にはFIBA U19 ワールドカップの切符を懸けた「FIBA U18 アジア選手権」が行われます。しかし、日韓中ジュニア交流競技会へ向けて招集されたのは、その選考から漏れた選手たち。「非常に悔しい思いを持ってここに来ています」と選手の気持ちを理解するとともに、「男子U18日本代表候補として一緒に合宿を重ねて来た仲間でもあり、すでにお互いが分かっているので良い部分も出ています」と常田ヘッドコーチはメリットを挙げました。

 悔しい思いをした一人である喜志永 修斗選手 (山口県立豊浦高等学校)ですが、「体を当ててディフェンスすることなど、U18日本代表で経験したことを率先してこのチームでも出すことを心がけていました」と前向きに取り組んでいます。今春のドイツ遠征の経験も大きく、「日本では考えられない高さがある国際大会では、オフェンスでできることは限られます。それより持ち味でもあるディフェンスを出せるように心がけていました」と、FIBA U18 アジア選手権出場チームと同じプレーで引っ張ります。オフェンスでも積極的に得点に絡み、攻守に渡ってアグレッシヴなプレーを見せていました。

 一方、2チーム体制になったことでチャンスが巡ってきた選手もいます。小西 大輝選手 (京都府立鳥羽高等学校)は、「初めて代表合宿に選ばれたことで不安もありました。それでも徐々に慣れていき、最後は良いプレーができたかなと思います」とリバウンドとディフィンスを意識したことで、手応えを感じられたようです。はじめて一緒にプレーする選手ばかりであり、オフェンスでは合わない部分もありましたが、最終メンバー12名に残ることができたならば、「もっとコミュニケーションを取って、ピック&ロールからのアタックを意識してプレーしたいです」と意欲を見せています。

 今合宿には15名の候補選手が選出されましたが、「第26回日韓中ジュニア交流競技会」に出場できるのは12名。必然的に3名が選考から漏れてしまいます。常田ヘッドコーチの教え子であり、今や日本代表選手として名を連ねている宇都直輝選手(富山グラウジーズ)の例を選手たちに伝えました。

「高校時代は一度もこのような合宿に呼ばれる機会はなかった宇都選手が、今では日本代表になった。逆にU18日本代表に選ばれても、その後は名前の挙がらない選手もいる。だからこそ、選ばれただけで終わらない、落ちたからといって終わりではない。継続して日本代表を目指して努力する選手だけが選ばれる。ここで満足するな」

 次回合宿は大会直前に行われ、そのまま開催地である韓国/全羅南道 麗水市へ出発します。