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平成25年度女子U-19日本代表チーム 第1次強化合宿開催報告

2013年5月11日

 本年7月18日から28日の日程で、リトアニアにて開催される「第10回FIBA U-19女子バスケットボール世界選手権大会」に出場する、平成25年度バスケットボール女子U-19日本代表チームは、5月8日(水)から10日(金)の期間、味の素ナショナルトレーニングセンターにて第1次強化合宿を実施しました。

 新年度を迎え、新しい環境へ進んだ選手たちが多く、各チームのコンディションも区々であるため、第1次強化合宿では日本代表が世界と戦うための約束事の確認に時間を費やしました。一色 建志ヘッドコーチは、「世界の強豪と対戦するにあたり、とにかく動き回ってディフェンスを頑張って、どれだけ確率の良いシュートを打てるかにかかっています。メンバーも熊(美里選手)以外は昨年のFIBA ASIA U-18選手権大会のメンバーと同じですので、さらに精度を高めていきます。また、所属チームで2年目を迎えた早生まれの選手たちや、実業団に入団した選手もおり、レベルアップしてくれることに期待しています」と話し、FIBA U-19女子世界選手権大会へ向けてチーム作りを進めています。

 第1次強化合宿を終え、初めて日本代表選手に選出された熊 美里選手(広島大学1年)に感想を聞きました。「この合宿では、動きの確認をしました。世界に出たらすごく小さいので、オフェンス面で確認したことも大切ですが、それ以上にディフェンス面でしっかり前から仕掛けることが大事になりますので、意識していきたいです」

 すでにFIBA U-19女子世界選手権大会の予選ラウンドの組み合わせは決まっており、日本はグループBに属し、アルゼンチン、スペイン、オーストラリアと同じグループ。昨年行われたFIBA U-17世界選手権大会で日本は4位に入りましたが、スペインは2位、オーストラリアは5位。2011年に行われた前回のFIBA U-19女子世界選手権大会でもスペインは2位、オーストラリア4位と、日本の7位よりも上位の結果を残している強豪国揃い。しかし、キャプテンの藤岡 麻菜美選手(筑波大学 2年)は、「とりあえずは5位以上を目指しますが、やっぱりベスト4に入りたいです」と力強く意気込みを語りました。

 大学生はすでにシーズンが始まっています。藤岡 麻菜美選手と早坂 彰恵選手が所属する筑波大学と、田村 未来選手と加藤 臨選手が所属する早稲田大学は、(シード校のため)5月14日(火)から第47回関東大学女子バスケットボール選手権大会を迎えます。女子U-19日本代表チームへ弾みをつけるためにも、選手たちへご声援をお願いします。

 女子U-19日本代表チームの第2次強化合宿は6月25日(火)から予定しており、FIBA U-19女子世界選手権大会へ向けて更なる強化を図っていまいります。