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FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 2次予選 Window5:男子日本代表は最後のホーム2連戦へ向け、強化合宿を実施

2018年11月21日

オーストラリアから戻ってきたエース比江島慎選手

日本代表として地元凱旋を目指す馬場雄大選手

 予備登録メンバー24名を発表したAKATSUKI FIVE 男子日本代表チームは、「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 2次予選」Window5(以下FIBAワールドカップ予選)へ向けた強化合宿を11月19日(月)〜21日(水)の期間、味の素ナショナルトレーニングセンターにて実施。富山市総合体育館で行われるFIBAワールドカップ予選は、最後のホームゲーム2連戦です。

 現在4連勝中と勢いに乗る男子日本代表ですが、通算4勝4敗でグループF4位。各グループ3位以上、ならびに4位同士の勝率が上回った1チームを加えた7チームがFIBAワールドカップへの切符を手にすることができます。しかし、グループE4位のヨルダンが現在5勝3敗のため、その切符にまだ手が届いていません。がけっぷちにいる状況は変わらず、2連勝は必至です。

 今合宿よりニック・ファジーカス選手(川崎ブレイブサンダース)が復帰。「コンディションは良いですし、ほぼ100%に近い」と全メニューに参加し、汗を流していました。Bリーグシーズン真っ只中の招集ですが、「平日は日本代表の合宿に集中し、少ない時間の中でも最大限の力を発揮しなければなりません」としっかり切り替えて練習に励んでいます。

 フリオ・ラマスヘッドコーチは、ファジーカス選手を起点として戦った「Window3時のセットプレーを確認しながら、新たにバリエーションを増やしています」と言うようにチームは厚みを増しています。一方で、前回のWindow4での得点源は八村塁選手(平均24.5点)と渡邊雄太選手(17.5点)、オーストラリアに79-78で勝利した試合もファジーカス選手が25点、八村選手も24点と二人だけで約6割の得点を挙げており、オフェンス面での不安が考えられます。

 そこで期待されるのが帰って来たエース・比江島慎選手(ブリスベン・ブレッツ)です。オーストラリアプロリーグNBLではプレータイムに恵まれず、2試合の出場に留まり、いずれも1分に満たない状況です。しかし、レベルの高い環境に身を投じていることで、「マッチアップする相手の高さやフィジカルは日本ではなかなか味わえないですし、すごいプレッシャーの中で練習ができています。どのような相手が来ても、落ち着いてプレーできると思っています」と成長を実感してており、コンディションも問題ありません。「日本代表は彼のチームであり、プレーしやすい環境であもあります」とラマスヘッドコーチは言うとともに、「もっともっと得点面でアグレッシブにプレーして欲しい」とも伝え、チームを引っ張るエースとしての活躍が期待されます。

 FIBAワールドカップ予選が行われる富山県で生まれ育った馬場雄大選手(アルバルク東京)にとっては、日本代表に選出されれば凱旋試合となります。これまでBリーグでも富山県で試合をしたことがなく、「日本の国旗を背負って地元に帰れることができれば、それは誇らしいことだと思います」と楽しみにしています。同時に、「雄太さんや塁がいなければダメだと思われたくないので、ここで結果を出すことが今後の日本代表の進化につながっていくと思っています」と意気込んでおり、それは他の選手も同じです。

 比江島選手も含め、Bリーグで強化してきたことを発揮するホーム最終戦。すでにチケットは完売しており、会場に来られる方はぜひ会場を赤く染めて、ともに戦いましょう。フジテレビでのテレビ中継やDAZNでのLIVE配信もありますので、日本一丸となってご声援のほどよろしくお願いします。

11月30日(金)  日本 vs カタール
フジテレビ(地上波)深夜3時5分〜(関東ローカル)
フジテレビONE(CS)午後6時50分〜(生中継)

12月3日(月)  日本 vs カザフスタン
フジテレビ(地上波)深夜2時55分〜(関東ローカル)
フジテレビONE(CS)午後6時50分〜(生中継)