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平成25年度女子ユニバーシアード日本代表チーム 第3次強化合宿開催報告 -男子に続き、本日ロシアへ出発-

2013年7月5日

 一足早く、7月7日(日)メキシコ戦へ向けて出発した男子ユニバシアード日本代表チームに続き、平成25年度女子ユニバーシアード日本代表チームも本日、ロシア・カザンで開催される「第27回ユニバーシアード競技大会」へ旅立ちました。前回に続き、最終強化合宿もWJBL 富士通レッドウェーブを相手に、スクリメージを行いながら細かい点を修正し、練習に取り組みました。

 ルーキーシーズンを終え、2度目のユニバーシアードに出場するWJBL選手を4人選出。キャプテンの天野 佳代子選手をはじめ、池内 侑里選手(ともに日立ハイテク クーガーズ)、園田 奈緒選手(デンソー アイリス)、栗原 三佳選手(トヨタ自動車 アンテロープス)。加えて、今シーズンよりWJBLへ進んだ伊集 南選手(デンソー アイリス)もいます。最初はコンディションが心配されていたオフシーズン中のWJBL選手たちですが、ファイナルの舞台に立ち最終戦までリーグを全うした栗原選手もチーム練習が始まったことで、良い動きを見せていました。その栗原選手は、2度目のユニバーシアード日本代表に選出されたことを驚きながらも、「外国人と対戦できるのはすごく楽しみです。前回大会はあまり余裕がなかったですが、今回は何か手応えをつかんでこられるようにしたいです。大きな相手に対して、自分がどれくらいできるかを試すことで、国内でも通用すると感じています」と話していました。WJBL選手たちがチームを盛り上げ、モチベーションを高めながら、目標であり、前回大会はつかむことができなかった決勝トーナメント進出を目指します。

 大学生は昨年から強化合宿を行い、その間にはAIS(Australian Institure of Sports)との強化合宿やチャイニーズ・タイペイ遠征、トルコ遠征を行なってきました。最終メンバーに残った小菅 由香選手(日本体育大学 4年)もその一人。「日本でできているディフェンスが外国人を相手には通用しなかったり、体の当たりが強かったので鍛え直さないといけないと感じました。その後はウエイトを意識して行なったり、練習中から大きい相手を想定しながらディフェンスをしたりしてきました」と、海外遠征での経験を踏まえて日々努力してきたことが実を結び、日本代表メンバーに選出されました。同年代のトップアスリートが揃うユニバーシアードにおいて、日本体育大学からはロンドンオリンピックにも出場したシンクロの糸山 真与選手と箱山 愛香選手をはじめとした多くの選手が参加するため、壮行会が行われたようです。「みんな堂々としていて、同世代には見えなかったです。しっかり自覚を持って、他の競技の選手たちに負けないように頑張りたいです」と、壮行会の舞台に立った感想を述べた小菅選手。昨年からプレイの幅も広がっており、自信を見せています。

 予選ラウンドではカナダ、チャイニーズ・タイペイ、ウクライナの順で対戦します。同じアジアのチャイニーズ・タイペイは、前回大会準優勝チーム。アメリカとの決勝戦を観戦していた栗原選手は、「それほど大きなチームではありませんでしたが、チーム力で勝ち上がっていたので見習う点も多かったです」とチャイニーズ・タイペイの印象を話していました。現地でさらなる調整を行い、初戦カナダ戦に何とか勝利し勢いをつけたいところです。男女ユニバーシアード日本代表チームの活躍にご期待ください。応援よろしくお願いいたします。

■予選ラウンド スケジュール
 7月8日(月) 10:00~ 日本 vs カナダ
 7月9日(火) 12:30~ 日本 vs チャイニーズ・タイペイ
 7月10日(水) 18:00~ 日本 vs ウクライナ
 ※4チームによる1回戦総当たり戦
 ※時間=現地時間