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第27回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会(兼 2014FIBAワールドカップ アジア地区予選) 大会第1日目 ハヤブサジャパンは74-75で逆転負けを喫し、黒星スタート

2013年8月1日

 2年に1度、世界へとつながる真剣勝負となる「第27回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会(兼 2014FIBAバスケットボールワールドカップ アジア地区予選)」が本日、8月1日より開幕しました。この大会へ向け、チームを強化してきたハヤブサジャパン 男子日本代表チーム。初戦の相手は、前回大会を指揮したトーマス・ウィスマン元日本代表ヘッドコーチ率いるカタールと対戦。

 試合前、鈴木 貴美一ヘッドコーチはロッカールームで選手たちに「今までやってきたことを強い気持ちで、冷静にプレイしよう」と話して開幕戦に臨んだハヤブサジャパン。そして鈴木ヘッドコーチも、選手たちも「出だしは良かった」と口を揃えます。その試合序盤。元NBA選手であるカタール#5HAYES選手を徹底マークする#9栗原 貴宏選手が、オフェンスでも積極性を見せ、先制点を挙げます。#14金丸 晃輔選手の3Pシュート、そして他の選手たちのジャンプシュートも決まり、69%の高確率でシュートを決めます。第2ピリオドは日本の4連続得点で10点差以上離しましたが、フリースローで点差を詰められ41-35、6点リードで前半終了。

 #14金丸選手の3Pシュートで後半がスタートしましたが、警戒していたカタールの3Pシュートを3本立て続けて決められ、1ゴール差まで点差を詰められます。日本もなかなか得点ができませんでしたが、第3ピリオド終盤にファウルをもらってフリースローで点差を開き、61-53。8点リードして最終ピリオドを迎えます。

 「もっとパスを預けて、素早いプレイからファウルをもらったりすれば良かったのですが、インサイドの桜木(ジェイアール)選手にボールを入れるバスケットが機能していないにも関わらず、頼りすぎてしまいました。もう少しバランス良く、他の選手が生きるように走らなければならなかったです」とキャプテンの桜井 良太選手は反省点を挙げました。この結果、日本のオフェンスは思うように攻められず、逆にカタールは3Pシュートで点差を詰めていきます。もうひとつ警戒していたのが、#5HAYES選手。「最後の大事な場面でやられてしまいました。最後まで抑えきりたかったです」と悔しい表情を浮かべたのはマークしていた#9栗原選手。第3ピリオドまで8点に抑えていたのですが、第4ピリオドだけで12点を決められ、本領を発揮させられてしまいました。70-72で2点差を追いかけていた日本でしたが、残り1分で#5HAYES選手に決められ4点差。最後に#6比江島 慎選手の3Pシュートが決まりましたが、時間が無くなり74-75で逆転負けを喫し、黒星スタートとなりました。

 3Pシュート4本を含む、フィールドゴール10/13本、77%の決定力で27得点を挙げた金丸選手。「前半は相手にリバウンドを獲られすぎたことで、もう少し点差を離せたところを相手に合わせてしまい、点差を詰められて前半を終えてしまいました。後半はリバウンドは良くなったのですが、相手の3Pシュートを止められなかったのが敗因です」と、反省の言葉だけを述べた記者会見となりました。出だしが良かっただけに、とても悔しい開幕戦となってしまいましたが、大会は始まったばかりであり、前を向かなくてはいけません。

 明日、8月2日(金) 15:30(日本時間16:30)より、ホンコン・チャイナと対戦します。レバノンが出場停止になったことで予選ラウンド最終戦。勝つことはもちろんですが、2次ラウンドにつなげられるように、しっかりと自分たちのバスケットをすることが大事になります。

■大会第1日目 8月1日(木) 試合結果
イラン ○ 115-25 ● マレーシア
ヨルダン ● 87-91 ○ チャイニーズ・タイペイ
日本 ● 74-75 ○ カタール
中国 ● 59-63 ○ 韓国
インド ● 80-82 ○ バーレーン
サウジアラビア ● 66-78 ○ フィリピン
カザフスタン ○ 81-67 ● タイ