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FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区2次予選 Window6 最終戦はカタールに96-48で完勝し、FIBAワールドカップ2019出場決定

2019年2月25日

 1年3ヶ月に及んだ長く厳しいFIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区予選は、敵地カタール・ドーハにてラストゲームを迎えました。強い気持ちで臨んだAKATSUKI FIVE 男子日本代表チームは96-48で完勝し、日本で開催された2006年以来となる13年ぶり5回目のFIBAワールドカップ2019への出場を決めました。予選を勝ち抜いて自ら出場権を勝ち獲ったのは、1998年アテネ大会以来21年ぶりとなります。

 2015年に行われたオリンピック予選となるFIBAアジア選手権では4位となり、翌2016年のFIBAリオデジャネイロオリンピック世界最終予選(以下OQT)への出場に続き、2大会連続で世界へ挑戦するチャンスを得ました。FIBAワールドカップ2019の組合せ抽選会は3月16日(土)に開催地となる中国にて行われ、8月31日(土)より開幕します。

 勝てば出場権を得られる大事な一戦ゆえ、堅さが見られた立ち上がり。なかなかシュートが決まらない中、日本はチームディフェンスで対抗していきます。#15竹内譲次選手(アルバルク東京)をはじめ、4スティール・3ブロックでカタールの攻撃を阻止し、第1クォーターを終えて15-8とリードします。続く第2クォーター、#3辻直人選手(川崎ブレイブサンダース)と#0富樫勇樹選手(千葉ジェッツ)がともに3本の3Pシュートを沈め、カタールのゾーンディフェンスを攻略し、一気にリードを開きます。第1クォーター終了時点で31.7%だったフィールドゴール成功率を51.6%まで引き上げ、42-25と17点差に広げて前半を終えます。

 後半開始早々、#88張本天傑選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)が3Pシュートを決め、45-25。日本のディフェンスの前にカタールは攻め手がなく、一方的な展開になります。#7篠山竜青選手(川崎ブレイブサンダース)がショットクロックのブザー直前にサイドラインから体制を崩しながら放ったタフショットが決まり、運も味方につけます。64-34と30点差で第3クォーターを終え、勝利に向かうカウントダウンがはじまりました。FIBAワールドカップ アジア地区予選ではじめてロスター入りしたベンドラメ礼生選手(サンロッカーズ渋谷)もコートに立つ総力戦。最後は#18馬場雄大選手(アルバルク東京)のダンクで締め、96-48のダブルスコアで勝利。試合後、この試合のロスターから外れた古川孝敏選手(琉球ゴールデンキングス)もコートに入り、全員で歓喜の輪を作り、厳しい戦いを笑顔で終えることができました。

 FIBAワールドカップでの過去の結果は、いずれも予選敗退です。最高位は2勝を挙げた1967年ウルグアイ大会の11位(出場13チーム)であり、それ以外は1勝しか挙げられていません。最後に世界に挑んだ2016年のOQTには、当時ジョージ・ワシントン大学で先発メンバーに定着していた渡邊雄太選手(メンフィス・グリズリーズ)もいましたが、ラトビアに48-88と大敗を喫します。続くチェコには71-87と善戦しましたが勝つことはできず、世界との差を痛感させられました。

 その後に開幕を迎えたのがBリーグであり、日本人NBA選手が誕生する今、着実に力をつけたことをFIBAワールドカップ2019で証明する機会です。2020年東京オリンピックの開催国枠が決まっていない以上、FIBAワールドカップ2019でより良い結果を求めていかなければなりません。まだまだ通過点でしかなく、さらに成長するための主戦場となるBリーグは3月2日(土)より再開します。レギュラーシーズンも残り20試合、チャンピオンシップ進出を懸け、さらなる熱い試合が続きます。FIBAワールドカップ2019出場を決めた日本代表選手たちの凱旋試合であり、世界に挑む新たな競争のはじまりをお見逃しなく。

 現地や日本から応援していただいた皆様、ありがとうございました。最終戦もアウェーながら日本の応援が会場に響き渡り、選手たちを後押しし、心強かったです。これから戦う相手は世界の強豪です。さらに強固な日本一丸となって今後も一緒に戦ってください。

■試合後コメント

フリオ・ラマス ヘッドコーチ
「今日の結果に対し大変喜んでいますし、これでやっと(ワールドカップが開催される)中国に行けます。JBAとタッグを組んで代表チーム強化のプランを遂行でき、またこの選手たちと一緒に取り組んでこられたことを嬉しく思います。4連敗の苦しい時期からチームとして我慢し続けてこられたのは、選手たちの努力の賜物です。選手たちに感謝します。最後に、ファンの皆さんの応援に改めて感謝いたします。我々にとって皆さんのご声援はとても大きな力となりました」

#7 篠山 竜青 選手(cap / 川崎ブレイブサンダース)
「嬉しいのと同時にホッとしています。今日の勝敗にかかっていたし、アウェーということもあり、雰囲気的に非常に難しい試合ではありましたが、日本からも多くのファンの方が応援に来てくださっていましたし、テレビの前で応援してくださった方もいらっしゃると思います。その皆さんの思いがチームの勢いにつながったのだと思います。
本当に厳しいワールドカップ予選でしたが、一戦一戦、チームの成長や自信を感じられるところもあり、今振り返れば、自分としてはプレーしていて楽しかったです。『アカツキ』 は夜明けを指す言葉ですが、日本が日の出をしていくように、ワールドカップまでそれほど時間は残されていませんが、応援してくださる皆さんとともにこれからも頑張っていきたいです」

#2 富樫 勇樹 選手(千葉ジェッツ)
「4連敗した当初には考えられなかったワールドカップ出場権を獲得でき、本当に嬉しいです。ファンの皆さんに応援していただいたおかげだと思います。厳しいグループの中での2位はとても自信になりました。もちろん、ニック(・ファジーカス選手)や八村選手、渡邊選手の加入が大きな力になりましたが、試合を重ねるごとに、一人ひとりが選手としてもチームとしても成長できた結果だと思います。ご声援、ありがとうございました」

#6 比江島 慎 選手(栃木ブレックス)
「この瞬間を迎えられて本当に幸せです。結果を出せずに苦しい時期もありましたが、みんなで励まし合いながら頑張ってきました。みんなと信じ合い、ここまでこられたことがとにかく嬉しいです。
 自分のことで言えば、オーストラリア移籍などの経験を積むなど、非常に濃いワールドカップ予選期間でした。でも、日本代表はここで終わりではありません。ワールドカップでも結果を出して、ファンの皆さんと喜びを分かち合いたいです。ありがとうございました」

■最終順位(*チームがFIBAワールドカップ2019出場)

[グループE]
1位:ニュージーランド(10勝2敗)*
2位:韓国(10勝2敗)*
3位:ヨルダン(7勝5敗)*
4位:中国(7勝5敗)*開催国
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5位:レバノン(6勝6敗)
6位:シリア(2勝10敗)

[グループF]
1位:オーストラリア(10勝2敗)*
2位:日本(8勝4敗)*
3位:イラン(8勝4敗)*
4位:フィリピン(7勝5敗)*
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5位:カザフスタン(4勝8敗)
6位:カタール(2勝10敗)