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女子U18日本代表:エントリーキャンプ開催報告「このキャンプをきっかけに日本代表が目標になりました」中野雛菜選手

2019年3月11日

ペイントアタックをして突破口を開きながらコントロールするポイントガードの田中万衣羽選手

ドライブからシュートを狙う中野雛菜選手は積極的にアウトサイドプレーにチャレンジ

 2018年度バスケットボール 女子 U18 日本代表チームは2019年度に開催される第27回日・韓・中ジュニア交流競技会、ならびに2020年度開催のFIBA 女子 U18 アジア選手権大会に向け、3月8日(金)〜10日(日)の期間、味の素ナショナルトレーニングセンターにてエントリーキャンプを開催しました。

 35名の候補選手を招集して行われたエントリーキャンプでは、「今年の日・韓・中ジュニア交流競技会に向けた選手選考と来年のU18アジア選手権を視野に入れて多くの選手を見ました。ある程度の約束事がある中で、しっかりバスケットが組み立てられるかどうかを課題として評価していました」と萩原美樹子ヘッドコーチは言います。女子日本代表が取り組んでいるものと同じプログラムを実施し、トム・ホーバスヘッドコーチも視察に訪れ、一気通貫の強化が行われています。

 ポイントガードの田中 万衣羽選手 (県立四日市商業高校2年)は、「所属チームでは得点を取るポジションですが、ここでは周りの選手たちも得点を取れるので、自分が中に切れ込んでパスをさばいてシュートを打たすプレーを心がけていました」といつもとは違う役割に徹し、初めて組む仲間たちをうまくコントロールしていました。

 昨年の「FIBA 女子 U17 ワールドカップ 2018 」に出場したメンバーは8人おり、「顔つきもプレーもやっぱり違います。高校生は成長期であり、伸び率の高さを目の当たりにしたエントリーキャンプでした」と萩原美樹子ヘッドコーチは目を細めています。彼女たちが第27回日・韓・中ジュニア交流競技会の中心となって引っ張っていかねばなりません。また、早生まれの平下 愛佳選手 (PF / 桜花学園高校2年) は来年のFIBA 女子 U18 アジア選手権大会への出場資格もあり、萩原ヘッドコーチも期待していました。それ以外にも高校1年生には、「大きくて上手い選手がいます。私たちが把握していなかった中でも良い下級生がおり、それを見られたのは今回の収穫でした」と評価しています。

 所属チームではセンターとして、ハイポストからのプレーを得意とする中野 雛菜選手 (東海大学付属相模高校1年)。しかしこのキャンプでは「大きい選手も多いので、アウトサイドからのプレーを多く挑戦してみました。難しかったですが、これから世界と戦うためにも必要だと感じています」と今後を視野に入れ、新たなポジションに意欲を見せています。

 キャンプ終了後、女子日本代表のホーバスヘッドコーチは、「昨日より今日、毎日少しずつ上手くなること。今回学んだことを忘れずに練習することが大事。そうすることで日本のスタンダードが上がっていく」と伝えました。萩原ヘッドコーチも「国内と国際試合では同じようで、大事にしなければいけない部分が違います。例えばリバウンド時のボックスアウトは全く変わってきますので、そこを日・韓・中ジュニア交流競技会で経験してもらって、その意識を継続的に持って練習して欲しいです」と話し、ここで学んだ世界レベルを常に意識して取り組むことが重要です。

 これまで日本代表を意識したことはなかった中野選手ですが、「このキャンプをきっかけに目標になりました」。はじめて日の丸を背負ってキャンプに参加した選手たち全てが、日本代表を明確な目標に掲げることで競争が激しくなり、日本のレベルを引き上げていく相乗効果に期待しています。