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女子U18日本代表:第1次強化合宿 開催報告「第26回日韓中ジュニア交流競技会」へ向けた一気通貫の強化

2019年5月10日

積極的にコミュニケーションを取りながらコントロールする知名祐里選手

桜花学園のキャプテンとして責任感が増した平下愛佳選手

 8月23日 (金)〜29日 (木) の期間、中国・長沙市にて開催予定の「第26回日韓中ジュニア交流競技会」へ向け、5月7日(火)から9日(木)の期間、2019年度バスケットボール女子U18日本代表チームは味の素ナショナルトレーニングセンターにて第1次強化合宿を実施しました。また、早生まれの高校3年生と高校2年生は、来年開催される「FIBA U18 女子アジア選手権大会」(日程・開催地未定) の対象であり、継続的な強化も担っています。

 アンダーカテゴリーを統括する萩原美樹子ヘッドコーチですが、今年度は「FIBA U19女子ワールドカップ2019」(7月20日〜28日/タイ)と「FIBA U16 女子アジア選手権大会」(日程・開催地未定) が控えており、「第26回日韓中ジュニア交流競技会」へ向けては筑波大ヘッドコーチが指揮を取ります。

 現在はナショナル育成センターを通じて、女子日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチが目指す日本のスタイルを各世代にも一気通貫の強化を行っています。各コーチ陣も共通認識を持っており、ヘッドコーチが代わっても同じスタイルの練習を組み立てることができます。

 3月に行われたエントリーキャンプを経て、16人の候補選手を選出。そのうち8名が昨年の「FIBA U17女子ワールドカップ 2018」に出場した選手たちです。「体つきもしっかりしてきましたし、やっぱりプレーの精度が違います」と1年での成長に目を細める萩原ヘッドコーチ。

 平下愛佳選手(桜花学園高校 3年)は、「今は3年生になり、所属チームでもキャプテンを務めているので、昨年のU17のときに比べたら責任感はついたと思います。プレー面でも昨年まではジャンプシュートが多かったですが、ドライブに行くことを意識して取り組んでいて、今合宿では結構出せるようになってきました」とその成長を実感しています。

 「FIBA U17女子ワールドカップ 2018」を経験した選手とポジション争いするのは、初選出された知名祐里選手 (沖縄県立西原高校 3年)。「上手い選手が多いのはもちろんですが、そこで控えめにプレーしてもチャンスをいただいた意味はなくなってしまうので、積極的にコミュニケーションを取ることを大事にしていました」とエントリーキャンプ時はアピールをし、メンバー争いに残っています。「スピードを生かしながらオフェンスをコントロールをしていきたいです」と持ち味を発揮し、初の日本代表入りを目指します。