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第5回FIBA ASIAカップ 第2日目 ハヤブサジャパンは予選ラウンド第2戦、インドを75-52で下し今大会初勝利

2014年7月12日

勢いに乗せる3Pシュートなど8得点を挙げた#8小野 龍猛選手

#11菊地 祥平選手は体を張り、連日安定した活躍を見せる


 「第5回FIBA ASIA カップ」は第2日目。中国・武漢は午前中から雷雨に見舞われる中、しっかり練習を行なって調整したハヤブサジャパン 平成26年度男子日本代表チーム。「昨日のイラン戦で抑えられたゾーンディフェンスに対するポイントをビデオを見ながら修正してきたことで、しっかり起点を作って今日は攻めることができました」と、長谷川 健志ヘッドコーチが話すように、予選ラウンド第2戦はインドを75-52、23点差をつけて快勝し、今大会初勝利を挙げました。

 高さに対抗するためにもフィジカル強くプレイすることを、長谷川ヘッドコーチは徹底させています。体を張ったプレイを序盤から見せる日本でしたが、簡単にファウルコールされてしまい、#4石崎 巧選手、#10竹内 公輔選手が早々に2つ目のファウルを取られ、交代を余儀なくされます。#11菊地 祥平選手は、「それでも審判のジャッジに左右されることなく、高さがない日本にとってはフィジカルとスピードで相手を上回らなければいけません」と話し、さらに体を当てて勝負します。

 第2ピリオド序盤、インド#13SINGH選手に3Pシュートを決められ18-18同点とされましたが、日本は#8小野 龍猛選手が3Pシュートを決め返して対抗。「インサイドでは体を張り、アウトサイドでマークが離れたらシュートを打つことを考えており、今日はそれが効果的に出せたかなと思います」と言う小野選手の言葉通りの活躍から、一気に日本がペースを掴みます。さらに、「ファウルが混んできたことで、思い切ってマッチアップゾーンに切り替えられたのも功を奏しました」と言う長谷川ヘッドコーチ。攻守に渡りアグレッシブなプレイを出せたことで、点差を引き離すことができました。
 イラン戦は4本だった3Pシュートは8本に倍増し、今日のインド戦ではディフェンスから速攻を出して得点を重ねる日本らしい展開も見られました。「今回初めて日本代表として出場し、初勝利することができてうれしいです」という喜びの声は小野選手。

 大会直前の足の怪我により調整中の#9金丸 晃輔選手以外、2試合とも全員出場を果たすハヤブサジャパン。ファウルに苦しんだ前半でしたが、「控え選手たちがそれぞれの持ち味を発揮し、良い働きをしてくれました。チーム全員で戦っており、選手たちも自信を持ってプレイしています」と、長谷川ヘッドコーチは選手たちを評価しています。本日2桁得点を挙げたのは4人。先発メンバーの#4石崎 巧選手(10点)、#15竹内 譲次選手(13点)に加え、#7岡田 優介選手(11点)、#14張本 天傑選手(10点)はベンチスタート。選手それぞれが役割を果たし、全員バスケットで戦っている結果です。本日、先発出場した菊地選手も、「スタート5人だけがプレイタイム多く、頑張るようなチームでもないですし、選手交代しても遜色ないチームです。世代が近い分、やるべきことがわかり合えているのが良いのかもしれません」と話していました。

 グループAは5チームによるリーグ戦のため、日本は明日、7月13日(日)の試合はなく、休息日となります。この2戦で見えた課題をしっかり修正しながら体調を整え、次戦の中国戦へ備えます。