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女子日本代表:「バスケットボール女子日本代表国際試合 三井不動産カップ2019」へ向け、さいたまスーパーアリーナで前日練習実施

2019年8月23日

5年ぶりに国内で代表戦に臨む渡嘉敷来夢選手

185cmのシューティングガードとして成長する赤穂ひまわり選手

 明日8月24日(土)、「バスケットボール女子日本代表国際試合 三井不動産カップ2019」の初戦を迎えるAKATSUKI FIVE女子日本代表は、会場となるさいたまスーパーアリーナで前日練習を実施。1ヶ月後に迫る「FIBA女子アジアカップ2019」(9月23日開幕@インド・バンガロール)へ向けた強化であり、選手選考を兼ねた「トライアウト」とトム・ホーバスヘッドコーチが明言するチャイニーズ・タイペイとの強化試合がはじまります。

 8月13日(火)から行った中国遠征で女子日本代表は3試合を戦い、結果は2勝1敗(日本75-54ギリシャ、日本65-83中国、日本79-67プエルトリコ)でした。「課題がたくさんあることを感じた遠征でした」とキャプテンの髙田真希選手(デンソーアイリス)は、敗れた中国戦を振り返ります。「中国は大きい選手がいながら、アウトサイドから確率良くシュートを決められました。相手のオフェンスに対して、自分たちのディフェンスで甘い部分がありました。しっかり守ることができなければ、日本の武器であるオフェンスのスピードを生かすこともできません」と反省点を挙げます。

 トム・ホーバスヘッドコーチは「選手一人ひとりの調子が上がっていないために、まだチームになりきれていません」というのが現状です。その中において、「まだまだ彼女らしいプレーができていないですが、エネルギーが高いプレーで常に気持ちを出しているのが良いです」とリオデジャネイロオリンピック以来となる実戦に戻ってきた渡嘉敷来夢選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)を評価します。2試合を先発で起用した赤穂ひまわり選手(デンソーアイリス)については、「昨年までは素晴らしいプレーを見せてくれましたが安定していませんでした。しかし今年は、自信を持ってプレーできています」とホーバスヘッドコーチは期待を寄せます。

 赤穂選手自身も、「今は2番ポジション(シューティングガード)で出ています。ディフェンスで、サイズによるミスマッチを突かれたときに対応できる部分を評価されたと思います」と185cmの身長と起動力を生かし、海外の大きな相手に対抗しています。明日からはじまる三井不動産カップでも「自分が求められているのは思い切り良いプレー、そしてディフェンスとリバウンドです。そこをしっかり見せられるようにしたいです」と意気込みを語ってくれました。

 埼玉県出身の渡嘉敷選手は、地元開催の三井不動産カップを楽しみにしています。「日本代表のディフェンスから走るバスケットや、精度の高いアウトサイドシュート、そして自分が加わることでインサイドからの得点やディフェンスも強くなっていると思います。そこを日本のファンの皆さんにお見せできるようにします」と誓いました。女子日本代表として、国内で試合をするのは2014年7月以来であり、「久しぶりなので待っていてくださった方もいると思います」と渡嘉敷選手自身もこの機会を待っていました。「男子だけではなく、女子もしっかりこの流れについていってお互いに盛り上げていけるようにします」と日本一丸となってJAPAN MADNESSを熱くします。

 明日8月24日(土)は15時より男子日本代表vs男子ドイツ代表、18:30より女子日本代表vs女子チャイニーズ・タイペイ代表の試合が行われ、前売りチケットはすでに完売しました。そのため、当日11時よりさいたまスーパーアリーナ当日券売場にて「5階スタンド自由席」の追加販売を行います