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女子日本代表:「世界でも止められないホットラインを目指して」吉田亜沙美選手

2019年11月6日

 シーズン中のWリーグを中断し、11月1日よりAKATSUKI FIVE 女子日本代表が強化合宿をスタートさせました。11月14日 (木)〜17日 (日) の期間、マレーシアで開催される「FIBA 女子 オリンピック プレ・クオリファイイング・トーナメント2019 (アジア・オセアニア) 」(以下オリンピックプレ予選)に出場します。すでにオリンピック出場権を獲得していますが、今大会と来年2月に開催する「FIBA 女子 オリンピック クオリファイイング・トーナメント 2020(世界最終予選)」への参加が義務付けられています。これら国際大会を通じ、オリンピックへ向けた強化を続けていきます。

 アジアチャンピオンとして4連覇を果たした「FIBA 女子アジアカップ 2019」から1ヶ月余りが経過。短期間で臨む今大会は出場する12名で準備をしており、チャンピオンメンバーから6人が入れ替わっています。「新メンバーは覚えることで頭がいっぱいです。でも、思っていた以上に良いバスケをしてますし、この5日間で上手くなっています」とトム・ホーバスヘッドコーチは自信を持ち、選手層を厚くしています。

 3連覇を果たした2017年アジアカップでキャプテンを務めた吉田亜沙美選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)が、そのとき以来となる女子日本代表に復帰しました。今年3月、現役を引退し、一度はユニフォームを脱いだ吉田選手でしたが、「東京オリンピックに挑戦したい気持ちが強くなっていきました。その思いを伝えないまま、オリンピックが終わった後に後悔したくなかったです」という情熱を抑えることができず、もう一度ユニフォームを着てオリンピックに向かう準備をはじめました。

 当初は、2月の世界最終予選に照準を合わせ、JX-ENEOSサンフラワーズでも12月より本格復帰する予定でした。しかし、Wリーグ開幕戦後、「11月の合宿に来られるか?明日までに返事が欲しい」とホーバスヘッドコーチから打診があり、「断るわけにもいかず、考える時間もなく、二つ返事で行くと言いました」と前倒しする形で準備し、今合宿より復帰を果たしました。「チャンスは早い方が良いですし、チャンスを与えてもらったからにはその思いに応えたい気持ちは強いです。オリンピックに向けて、この大会から復帰できて良かったのかなと思います」と前向きに捉え、すでに存在感を示しています。


東京オリンピックに挑戦したい、情熱が抑えられずに戻って来た吉田亜沙美選手

 10年間、JX-ENEOSで一緒にプレーし、その全てでWリーグを制覇してきた渡嘉敷来夢選手。「リオではベスト8だったので、もう一回一緒に世界に挑戦できることがうれしいです。私の力を150%も、200%も引き出してくれるので一緒に対価に出られることが今から楽しみです」と日本代表での吉田選手とのコンビ復活を喜んでいました。

 吉田選手も、2016年リオデジャネイロオリンピック以来となる日本代表での渡嘉敷選手と一緒にプレーすることがモチベーションになっています。

「2人のホットラインが世界を相手にどこまで通用するか、もう一度試したいです。東京オリンピックのメンバーに私が必ず入って、世界でも止められないホットラインを目指していきます」

 アジアカップでは3Pシュートをはじめ、アウトサイドプレーに取り組んできた渡嘉敷選手ですが、「今はローポストプレーを練習しています。インサイドでのプレーは自分にとっても、チームにとってもプラスになります」と言い、世界を驚かせるホットラインを目指してレベルアップに努めています。

 ホーバスヘッドコーチが復帰したばかりの吉田選手を選出した理由として、「オリンピックで金メダルを獲るためにも、最強チームを作りたい」という思いがあったからです。「そのためにも吉田選手は必要であり、本来の姿が戻れば日本にとって大きな戦力になります」と期待していました。

 日本はオリンピック出場権を獲得していますが、このオリンピックプレ大会で対戦するライバルたちは、世界最終予選を目指してくる真剣勝負。同グループにはオーストラリア、チャイニーズ・タイペイ、インドがおり、すでに日本の出場が決まっていることで、残る1枠しかない熾烈な争いとなります。アジアチャンピオンのプライドと、そして東京オリンピックで金メダル獲得を目標に掲げる日本にとっても負けられません。


吉田亜沙美選手と世界に通用するホットライン形成のため、インサイドプレーを強化する渡嘉敷来夢選手