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男子日本代表:Window3直前合宿実施中「もっと良い判断ができるようになればチームとしての得点も伸びてくる」西田優大選手

2022年6月22日

「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window3へ向けて強化を続ける男子日本代表

男子日本代表の得点源として頭角を現す西田優大選手

 7月1日(金)よりオーストラリアで開催される「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window3へ向け、男子日本代表は直前合宿を行っています。現在の状況について、トム・ホーバスヘッドコーチとともに、合宿参加メンバーのコメントをご紹介していきます。

■トム・ホーバス ヘッドコーチ
 今合宿は思っていた以上に良い練習ができています。Bリーグのシーズンが終わってオフに入っていたので、みんなのコンディションが心配でした。でも、ほとんどの選手は良い準備をして合宿に参加してくれています。ディベロップメントキャンプの中から7人を今合宿にも招集したことで、スムーズに練習ができています。

 この合宿ではオフェンスの確認やディフェンスのアジャストを行っています。前回のオーストラリア戦で見えたディフェンスの課題を克服するために練習しており、オフェンスではペイントフィニッシュと3ポイントシュートの精度をレベルアップしなければいけません。
 Window3で達成できるかどうかは分かりませんが、3ポイントシュートの確率は40%以上決めることが必要です。女子日本代表同様に40%まで確率を上げることができれば、相手に関係なく勝つチャンスが生まれ、そこが日本のカギになります。

 オーストラリアは世界ランキング3位のチームであり(日本は38位)、経験も身長もあるチームです。ハーフコートゲームでは戦えないので、もっとフルコートでプレッシャーをかけたり、スティールを狙って相手のリズムを崩すようなディフェンスを目指しています。Window2よりもアグレッシブなディフェンスができる選手を選考しており、前回よりも良くなると思っています。

■須田 侑太郎 (SG / 190㎝ / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
 オフシーズンの中でコンディション的にも少し難しい部分もありましたが、トレーナー陣の協力や練習をしていることでコンディションは上がってきています。2回目の合宿であり、1回目のキャンプに比べてチームとしてやるべきことは理解していることで、最初のときよりはスムーズに練習できていると思います。
 3ポイントシュートの成功率40%は必要だと思います。昨シーズンは確率(29.3%)を大きく下げてしまいました。その原因として、今まではキャッチ&シュートでしたが、動きの中で打つことやディフェンスされた状況で打つことが増えたことで確率が下がってしまいました。その改善点を感じている中で今回またチャンスを与えていただいたからこそ、どんな状況でも40%に乗せられるように練習をして、3ポイントシュートで日本代表に貢献していきたいです。

■西田 優大 (SG / 190㎝ / シーホース三河)
 今合宿で僕たちのやることはさほど変わっていないですが、その中で今回のメインにすることが何かを把握し、チームとして共通理解を持ちながら準備していくことが大事になります。Window2でチャイニーズ・タイペイ戦に勝利し、そこで僕自身のペイントアタックもうまく行っていました。しかし、オーストラリア戦は相手が大きくなるので同じようにできるわけがなく、もう少しうまくフィニッシュしていけば得点ももう少し伸ばすことができたのではないかという反省があります。チームとして、ペイントアタックした後のジャンプストップを意識して取り組んでおり、もっと良い判断ができるようになればチームとしての得点も伸びてくるのではないかと思います。

■井上 宗一郎 (PF / 201cm / サンロッカーズ渋谷)
 トップの日本代表につながる合宿ははじめてであり、先日のディベロップメントキャンプから通して緊張していました。でもい迄は、自分の武器である3ポイントシュートやディフェンスでも成果が出ていると感じています。日本代表は夢であり、目標のひとつでもあります。絶対に選ばれたい気持ちとともに、この中でどれくらい通用できるかを確認したい思いもありましたた。自分にとって重要な合宿だと思っています。

■富永 啓生 (SG / 188㎝ / ネブラスカ大学)
 毎日毎日とても高いレベルで練習できており、成長できていることも実感しています。3ポイントシュートは、50%くらいの確率で決めていくのが自分としての目標です。自分の強みである3ポイントシュートを第一にアピールしていきたいですが、ディフェンスなどそれ以外の部分でもしっかりとプレーし、チームを助けられる選手になりたいです。昨年は3×3として東京オリンピックに出場し、そこで鍛えられたフィジカルの部分は、5人制でも引き続き発揮していきたいです。ずっとプレーしてきた5人制で、パリ五輪には出たい気持ちが強いです。