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女子日本代表:テストゲームでベルギーに勝利

2022年9月17日

シュートタッチ良く18点を決めた平下愛佳選手

どの試合でも勝つことを重視する髙田真希キャプテン

 「FIBA女子ワールドカップ2022」まで、あと5日。すでにオーストラリア・シドニー入りしている女子日本代表はテストゲームを行い、実戦形式での強化を進めています。

 昨日はFIBAランキング5位(日本8位)のベルギーと対戦し、77-73で勝利しました。恩塚亨ヘッドコーチは「総じて、理想とするバスケットは表現できたと思っています」と評価します。一方で、点差を詰められた後半、「ガードがプレッシャーを受けて流れを作れなかったり、リバウンドを獲られて相手に得点をされたりしたときに、自分たちのリズムを失ってしまった時間帯がありました。そのときにディフェンスのエネルギーが落ちてしまったことが、改善すべき大きなポイントです」と反省点を挙げます。

 髙田真希選手(デンソーアイリス)も、「出だしから自分たちらしいディフェンスからプレッシャーをかけて、走るバスケットで点差をつけることができました。しかし相手にアジャストされ、リバウンドのところで負けてしまったことで点差を縮められてしまいました」とリバウンドの修正を言及します。逆にそこを克服できれば、「リバウンドから徹底して良いディフェンスをしていけば、もっと簡単に勝てるゲームになったと思います。FIBA女子ワールドカップ前のこの試合でも勝つことが大事ですし、まずは勝てたことが1番良かったです」と続け、課題が見えただけではなく、チームとして自信をつけるテストゲームとなりました。

 恩塚ヘッドコーチは「躊躇することなく自分のシュートを打ち切ることに関しては、大会へ向けて大きな収穫となりました」とプラス面を挙げ、シューターの平下愛佳選手(トヨタ自動車アンテロープス)はチーム最多の18点と活躍。「自分自身のシュートタッチも良く、しっかり打ち切ることができました。競った試合でしたが、最後に勝ち切ることができて良かったです」と平下選手は試合後の感想を述べます。

 チームとしても、平下選手にとっても「練習してきたことをしっかりゲームでも出すことができました。自分が調子良いときだけではなく、どの試合でも走り切ることや3ポイントシュートを打ちきることは今後も継続していきたいです」と話し、まもなくはじまる本選へ向けて今後も調整していきます。