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男子日本代表:FIBA ワールドカップ アジア予選(Window5)まであと5日「レベルの高い外国籍選手たちとのマッチアップが日本代表として戦う準備になっています」エヴァンス ルーク選手

2022年11月6日

Bリーグで培った経験を発揮して2連勝を誓うエヴァンス ルーク選手

得点を獲る意識を高める富樫勇樹選手

 「FIBA ワールドカップ 2023 アジア予選(Window5)」の初戦は、11月11日(金)深夜25:05よりバーレーンと対戦(放送・配信決定のお知らせ)。バーレーンとは35年前のアジア選手権(現FIBAアジアカップ)で過去1度だけ対戦し、94-60で勝利しています。しかし、近年は対戦経験がなく、アメリカから帰化した203cmのウェイン・チズム選手が平均14.8点、9.5リバウンドでチームの中心として活躍。情報も少ない中ではありますが、相手よりも日本のスタイルを確立して臨むべく、今日も合宿に励んでいます。Window5へ向けた選手たちのコメントをご紹介します。

■キャプテン:富樫勇樹選手(千葉ジェッツ)

Bリーグのシーズン中に行われる2試合へ向けた練習期間も短く、さらにアウェーという難しい環境になりますが、しっかり2試合を勝利して帰って来られるようにしたいです。今回は馬場(雄大)選手(テキサス・レジェンズ)や比江島(慎)選手(宇都宮ブレックス)、西田(優大)選手(シーホース三河)という得点の獲れるウイングやハンドラーの選手が今回はいないということで、ポイントガードである僕や河村(勇輝)選手(横浜ビー・コルセアーズ)の役割がかなり増えると思っていますので、そこは練習から意識しています。

バーレーンとは対戦したことがなく、これまでの大会でも同じグループリーグで対戦する可能性があることもなかったので、情報的にはあまり分からない状況です。初めて対戦するチームなので、しっかりと選手の特徴などを見ていきたいと思います。先ほど挙げた馬場選手や比江島選手、西田選手がいない中、ウイングに入る選手として、今回は須田(侑太郎)選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)がシューターで入っています。それとともに、ベンドラメ(礼生)選手(サンロッカーズ渋谷)やコー(フリッピン/琉球ゴールデンキングス)選手が2番ポジションでで出る時間が増えると思うので、彼らがどれだけしっかりとクリエイトして点数もアシストもできるかがキーになります。特に、ベンドラメ選手には期待しています。もちろん今回はハンドラーが少ないことで、僕や河村選手、テーブス(海)選手らポイントガード陣も得点していかなければならないので、練習からそこは意識しています。

■エヴァンス ルーク選手(ファイティングイーグルス名古屋)

合宿初日から、本当に良い練習ができています。これまでも合宿は重ねて来ましたが、今回は代表活動を経験してきた選手ばかりなので、お互いのプレーを理解していますし、チームのスタイルも分かっているのです良いケミストリーができています。今までの合宿と比べても、練習の強度やチームのリズムが合うのもすごく早いなと感じています。Window5での2試合の最大の目標は、2連勝することです。異なる2チームと対戦するので、その準備は少し大変なところもありますが、合宿を通してしっかりと準備し、結果をつかみ取れるようにがんばっていきたいです。

バーレーンのチズム選手が素晴らしい選手であることは、FIBAアジアカップでも見ているので知っていますし、気をつけなければならない選手です。しかし、Bリーグでは4番や5番ポジションでプレーしており、レベルの高い外国籍選手たちとのマッチアップが日本代表として戦う準備になっています。Bリーグで培った経験を、もう一度自分の中に落とし込んで、これからの試合に臨んでいきたいです。

■シェーファー アヴィ幸樹選手(シーホース三河)

バーレーンとともに、個人としてはカザフスタンもはじめての対戦になるのですごく楽しみです。どんなチームなのか完全に把握はしていないですが、日本の強みを出せれば勝てる相手だと思っているので、しっかり2勝したいです。

練習から100%の力を発揮することを心がけています。自分自身、Bリーグではそれなりな結果を少しは残せていると思っています。日本代表でも、東京2020オリンピックや前回のFIBAワールドカップ2019に出場させてもらってきましたが、トム(ホーバス)ヘッドコーチ体制になってからは結果を出せていません。自分自身でも慣れてしまった部分があり、その中でトムヘッドコーチ体制になってからはなかなかアジャストできていなかった部分があったと思います。その中で良いパフォーマンスができておらず、そのために考えすぎてしまっていたところもあります。とにかく100%出し切ることを意識して、練習から取り組んでいます。

(チズム選手について)これまでいろんなビッグマンとマッチアップしてきたので、特別な新しいタイプの選手ではないと思っています。アンダーサイズのフィジカルが強いビッグマンはコンタクトを好んでぶつかってくるので、受け身にならずに自分からコンタクトしていくことが大事になります。自分もサイズはそれなりにある方なので、そこはしっかりと生かしていきたいです。