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男子日本代表:Window6(高崎アリーナ)まであと3日「毎日自分ができるベストを尽くしていくことが今は大事」渡邉飛勇選手

2023年2月20日

大きなケガから復帰し、インサイドだけではなく3ポイントシュートも決める渡邉飛勇選手

最年少17歳の川島悠翔選手も日に日に慣れて本領発揮

 「FIBAバスケットボールワールドカップ2023アジア地区予選 Window6(以下Window6)」まで、あと3日。合宿も仕上げに入っており、男子日本代表選手たちは満員のファンの前でのホームゲームを楽しみにしています。ケガから戻って来た東京2020オリンピックメンバーの渡邉飛勇選手や、もしWindow6メンバーに選出されれば、男子日本代表最年少記録となる17歳の川島悠翔選手らのコメントをご紹介します。

○2月23日(木・祝)15:00
日本(4位/5勝5敗)vs イラン(3位/6勝4敗)
(日本テレビ系生放送/DAZN・TVerにてLIVE配信)

○2月26日(日)14:05
日本 vs バーレーン(6位/2勝8敗)
(テレビ朝日系列生放送/DAZN・TVerにてLIVE配信)

■井上 宗一郎選手(サンロッカーズ渋谷)
この合宿は結構人数が多く、これまでは自分が若い方でしたが、今回はさらに若い大学生や高校生が入ってきたことで僕もがんばらなければいけないという刺激をもらっています。これまでのWindowを経験しているメンバーも多く、新しいプレーセットなども入ってきているので、コミュニケーションが大事になります。Window6へ向け、イランにはアウェーで負けているのでリベンジしたいです。前回勝利したバーレーンには今回もホームでしっかり勝って、2連勝で終えたいです。

リバウンドとディフェンスと3ポイントシュートの3つに重点を置いているので、そこは他の選手にも負けたくないです。SR渋谷でのプレータイムは少ないので、日本代表にベクトルを上げている部分が僕の中にあります。トレーニングも夏のFIBAワールドカップへ向け、Bリーグのシーズン中ですが、計画しながらオフシーズンの体作りのベースになるようなトレーニングに取り組んでいます。だからこそ、日本代表で結果を出さないといけないと思っています。

■川島 悠翔選手(福岡大学附属大濠高等学校2年)
合宿では小さい頃から見て来た選手たちばかりなので、すごく緊張しました。でも、先輩たちがやさしくしてくださって、いろいろ経験ができています。もしWindow6に選ばれたら、最年少ですが自信を持ってプレーして、一番コートの中でハッスルできるようにがんばりたいです。

トムさんからはストレッチ4で使いたい、と言われています。シュートやドライブなどオールラウンドなプレーが役割になります。今後のポジションについても、NBAでプレーするには3番とかポジションを絶対に上げなければいけないとトムさんにも言われました。そのためにも、もっとハンドリングやアウトサイドでしっかりプレーできるようにしていかなければいけないと思いました。

■渡邉 飛勇選手(琉球ゴールデンキングス)
まだケガ(2021年9月に右肘骨折。その翌年11月には右橈骨頭骨折)から復帰したばかりなので、自分がどれだけできるか、この合宿を通じてチャレンジしているところです。チームメイトも良い選手が多く、仲も良いのですごく良い合宿になっています。Window6へ向けてスカウティングをしながら詰めていかなければなりませんが、すごく良い雰囲気で練習はできています。チャンスがあれば、がんばりたいです。

オリンピックでは結果が出ず、自分自身もプレーする機会がなかったので正直悔しい思いがあります。そこからケガをしてしまい、ほぼ2年間プレーする機会がなかったので、今は毎日毎日に集中しています。もしかすると、明日ケガをするかもしれないという不安もありますが、毎日自分ができるベストを尽くしていくことが今は大事だと感じています。

ケガをしてから代表合宿に呼ばれたのは今回がはじめてです。自分の強みはリバウンドやペイントエリアでのプレーです。ケガにより長い期間プレーすることができず、他の選手たちも自分がどんなプレーをするのかをまだ把握してもらえていないと思っています。リバウンドに絡んで行くことやインサイドでの仕事以外に、自分のできることを探しながらチームに還元していきたいです。

■小川 敦也選手(筑波大学2年/宇都宮ブレックス)
まずは素直にうれしい気持ちです。今回の合宿を通して、日本の中でもトップレベルの選手たちと一緒に練習ができ、毎日そのレベルについていくことで必死ですが、とても刺激を受けています。トムさんのバスケは良いシュートを打つために、ドライブキックやポイントガードは中にアタックして外にパスをさばいて、チームとして良い3ポイントシュートを打つことがベースになります。そのペイントアタックを意識していきたいです。

ポイントガードの3人(富樫勇樹選手、テーブス海選手、河村勇輝選手)は自分にないものを持っていますし、プレーも一流なのですごく刺激を受けています。自分の持ち味を理解してプレーすることが大事になります。ただ身長が大きいだけでプレーしていても意味がないので、その特徴を生かせる点が何かを理解してプレーすることが大事です。

 候補選手コメントのラストとなる明日は富樫 勇樹選手(千葉ジェッツ)、吉井 裕鷹選手(アルバルク東京)、マシュー・アキノ選手(信州ブレイブウォリアーズ)、ジョシュ・ホーキンソン選手(信州ブレイブウォリアーズ)を予定しています。