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男子U19日本代表:FIBA U19ワールドカップまであと2日「相手にフォーカスするよりも、まずは自分たちのプレーを徹底させることが大切」アレハンドロ・マルチネスヘッドコーチ

2023年6月22日

FIBA U19ワールドカップの厳しさを熟知するアレハンドロ・マルチネスヘッドコーチ

6月24日のブラジル戦から世界への挑戦がスタート

 男子U19日本代表は、「FIBA U19ワールドカップ 2023」の開催地であるハンガリーに到着しました。6月24日(土)22:00のブラジル戦から世界への挑戦がはじまります。この試合はFIBA YouTubeにてライブ配信されます。国内合宿を終えたアレハンドロ・マルチネスヘッドコーチは、「現状は5〜60%の達成度。スペイン遠征と最終的に仕上げていきます」と話していたとおり、その後に万全の準備をして大会を迎えることができました。

 昨年の各大陸予選の映像を入手し、対戦相手のスカウティングはすでに行っていましたが、「この世代は1年間で非常に成長する時期です。日本も同じです。1年前の映像がそれほど参考にはならないかもしれません」とマルチネスヘッドコーチは言います。日本であれば進学する年であり、海外のチームはすでにプロとなって活躍する選手も多くいます。

 開幕戦の相手であるブラジルとは、直前のスペイン遠征で対戦したのも最新の情報を得るためです。2戦目のエジプト戦(6月25日(日)19:00)、3戦目のセルビア戦(6月27日(火)27:00)は現地に入ってからも試合を見ることができますが、開幕から良い試合をするためにも必要でした。しかし、マルチネスヘッドコーチは「相手にフォーカスするよりも、まずは自分たちのプレーを徹底させることが大切です」と強調し、これまでと変わりありません。

 世界に挑む男子U19日本代表について、「1年前と比較すれば、間違いなくチームとして向上しています。FIBA U17ワールドカップを経験した選手とFIBA U18アジア選手権を経験した選手、そこに海外でプレーする選手が加わり、昨年以上に良いチームになっています」とマルチネスヘッドコーチも手応えを感じていました。2021年の前回大会、昨年のFIBA U17ワールドカップ2022と毎年のように世界へ挑戦する切符をつかみ続けており、ここが未来へ向けたスタートラインです。

「日本バスケ界としてU16やU18のFIBAアジア選手権でトップ4入りし、継続的にFIBAワールドカップへ出場することが本当に大事です。世界との戦いを何度も繰り返して行った先に、世界での順位が一つずつ上がっていくかもしれません。非常に厳しい大会であり、そこで結果を出すためにも長いプロセスが必要になってくると思っています」

 選手たちは過去最高の10位以上に目標を決めました。しかし、マルチネスヘッドコーチは現実を受け止めながら、選手たちに失敗も成功も多くの経験をさせ、今後のキャリアを明るくできるように最善を尽くします。

■予選ラウンド スケジュール
6月24日(土) 日本 vs ブラジル (日本時間22:00 Tip Off)
6月25日(日) エジプト vs 日本 (日本時間19:00 Tip Off)
6月27日(火) セルビア vs 日本 (日本時間27:00 Tip Off)