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FIBA U19女子ワールドカップ2025[準々決勝]日本 65-85 カナダ:あきらめずに戦い抜き、次につながる敗戦

2025年7月19日

終盤に7点を挙げた松本莉緒奈選手はシューターマインドを発揮

3ポイントシュート4本、走っても得点を重ねる曽根妃芽香選手

 「FIBA U19女子ワールドカップ2025」は決勝トーナメントがはじまり、女子U19日本代表はカナダとの準々決勝を迎えました。予選グループBを3連勝の首位で突破したカナダに、65-85の20点差で完敗。第3クォーター終了時点で42-69、27点差と大きく引き離されます。しかし、最後まであきらめずに戦い抜き、ラスト10分間は23-16で上回り、次につながるプレーを見せてくれました。

 開始5分で4-15と11点差とされ、その後も二桁点差を追いかける展開となります。ファウルで相手のシュートを止めることが増え、フリースローでも失点が重なり、前半を終えて26-43、17点差。第3クォーターは#11堀内桜花選手(シャンソン化粧品シャンソンVマジック)のシュートから入ります。しかし、単発な日本に対して、カナダに連続得点で対抗され、さらに点差が開いていきました。

 ラストクォーター、#27 曽根妃芽香選手(拓殖大学2年)、#30 白石弥桜選手(デンソー アイリス)、#9 伊藤知里選手(白鷗大学1年)が活躍。チーム全員で守り、そしてリバウンドを取りに行きます。第4クォーターだけで7点を挙げた#28 松本莉緒奈選手(関西外国語大学2年)は、「確率も大事だと思いますが、勝負どころで決めきれるように、いつでも打てるように常に準備をして、練習通りのフォームで打てるように意識しています」とシューターマインドを発揮。今大会を通じて見えた課題について、「1回外した時の試合の中での修正力」を挙げ、終盤に決め切ったカナダ戦で成長した姿を見せます。「少し離れたディープスリーなら打てる」と自信も得ており、残る2試合も打ち続けるだけです。

 今後は最高位の5位を目指し、順位決定戦へまわります。7月19日(土)18:30からハンガリーと対戦。2017年と2019年大会に対戦し、いずれも勝利しています。しかし、オーストラリアとの準々決勝は延長の末に惜敗。昨年のパリ2024オリンピック出場権を懸けた世界最終予選では、女子日本代表がハンガリーに敗れており、着実に力をつけています。日本も、9日間で8試合を戦い抜くために、12人全員の力を引き出す強化をしてきました。この試合では曽根選手の14点をはじめ、どこからでも得点が取ることができ、誰もが泥臭くプレーできるチームの長所を最後までぶつけて勝利を目指します。

■試合日程・結果(日本時間)
【予選グループ第1戦】日本 65-50 チェコ
【予選グループ第2戦】日本 54-69 スペイン
【予選グループ第3戦】日本 83-44 アルゼンチン
【準々決勝進出決定戦】日本 66-52 ブラジル
【準々決勝】日本 65-85 カナダ
【5-8位決定戦】7月19日(土)
【順位決定戦】7月20日(日)