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女子U18日本代表:第33回 日・韓・中ジュニア交流競技会 直前合宿レポート「人生初の国際試合なので緊張しています」幡出麗実選手
2025年8月23日

昨年のFIBA U17ワールドカップ出場の経験と自覚を持って臨む杉浦結菜選手

コミュニケーションを取って明るいチームを目指す幡出麗実キャプテン
8月24日(日)より中国・内モンゴル自治区にて開幕する「第33回 日・韓・中ジュニア交流競技会」へ向け、女子U18日本代表が2日間の直前合宿を実施。安藤香織ヘッドコーチは「高校バスケ界をリードする選手たちなので、それぞれの持ち味を引き出して良い経験につなげられるように、チームとして戦えるようにまとめていきたいです」と話し、昨年に続いて3戦全勝を目指します。
今年3月に実施したエントリーキャンプ以来の活動であり、インターハイを経た選手たちの印象について、「一人ひとりの技術がとても高いので、短い期間でどうチームとしてまとめていけるかが私の中でのチャレンジです」という安藤ヘッドコーチにとっても、はじめて挑む国際大会。「今後、選手たちは大学やWリーグを目指し、そこから日本代表につなげて活躍できるようにしていきたいです」と続け、次のカテゴリーへバトンを渡すことがミッションです。
キャプテンを任された幡出麗実選手(大阪薫英女学院高校3年)にとって、はじめての代表活動であり、「人生初の国際試合なので緊張しています。どんな感じなのかを知ることができるので、楽しみの方が大きいです」と感想を述べます。日頃から安藤ヘッドコーチの下で指導を受ける幡出選手と三輪美良々選手(大阪薫英女学院高校3年)が中心となり、「みんなの殻を破って明るいチーム」を目指します。12人が揃って練習するのは直前合宿がはじめてであり、2日間の合宿を経て「すぐにゲームへ向かっていくことで、最初は合わないことも多いと思います。自分から声をかけて、コートの中でコミュニケーションをたくさん取っていきたいです」とチームの結束力を高めています。
昨年のFIBA U17ワールドカップに出場した杉浦結菜選手(岐阜女子高校3年)と庵原有紗選手(日本航空高校北海道3年)、鈴木瑚香南選手(福岡大学附属若葉高校3年)。「女子U17日本代表では先輩がいたのでついていく感じでしたが、今年は自分たちの代になり、チームを引っ張っていくことをプレーでも、コート外でも見せていきたいです」と杉浦選手は自覚を持って練習に励んでいました。昨年はチームメイトとして一緒に世界へ挑んだ後藤音羽選手(東京医療保健大学1年)は今夏、FIBA U19ワールドカップに出場。その活躍を見た杉浦選手は、「ほぼ一人で打開し、外も中でも得点できていたので、ゴールに向かっていくプレーはマネしたいです」と刺激を受け、そこが昨年の大会で足りなかった課題でした。「自分からボールをもらってシュートに行くようにし、今年はもっと自分の良さを出していけるようにしたいです」と積極的なプレーを目標に掲げます。
コーリー・ゲインズヘッドコーチをはじめ、世界に挑む各カテゴリーの練習を視察した安藤ヘッドコーチ。「女子日本代表のオフェンスは5アウトシステムでしっかりボールと人を動かし、FIBA女子アジアカップの試合でもそこをベースとして戦っていました。準備期間がほとんどないので、難しくなりすぎないように気をつけて伝えています。選手たちの特徴も分かっているので、普段通りのプレーをkのチームに落とし込むようにしています。女子日本代表が目指すバスケスタイルをベースにしながら、個々の良さを引き出していくことを心がけています」と安藤ヘッドコーチは準備し、8月25日の韓国戦を迎えます。