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FIBAバウマン事務総長メッセージ

(*2018年3月18日 JBA臨時評議員会での「あいさつ」を再構成しています)

 三屋会長、JBA理事会の皆さま、そしてご出席の評議員の皆さま、こんにちは。
 FIBAの人間が、ある一国の評議員会に出席することはほとんどありません。そんななかで、今回私が出席したのは、FIBAが日本のバスケットボールをいかに大切にしているか、その姿勢をお見せしたかったからです。日本のバスケットボール界は都道府県協会と一体となり、発展に尽力してくださっています。今回、こうして都道府県の代表者の方々を前にし、お礼を述べる機会をいただくことができ、大変光栄です。

 JBAは1936年からFIBAのメンバーであり、その歴史は大変長いものです。私の前任者であるスタンコビッチ前事務総長も、積極的に日本との交友を深めてきました。2006年には日本でFIBAバスケットボール世界選手権(現FIBAバスケットボールワールドカップ)を開催致しました。2013年に、東京は2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催地として決定しました。我々は、その都度、日本のバスケットボール界の成長を期待し、より強くなってほしいと願ってきました。

 しかし、2014年に我々は大変苦しい決断をし、JBAに資格停止処分を科しました。当時、どうしても歩み寄ることのできない2つのリーグが存在し、まったく会話のない状況でした。制裁は、我々FIBAとしても苦渋の末の選択でしたが、決して日本に対して罰を与えるために行われたのではなく、日本をサポートするためのものでした。私自身、文部科学省を訪問し、当時のJBAの理事の方々にもヒアリングし、タスクフォースを設置しました。FIBAとして、また私個人としても、我々が当時下した決定は正しかったと信じて疑いません。

 制裁の間、バスケットボール界以外の人たちが日本バスケットボール界の活動を牽引し、弁護士が定款を改正し、外国人が指示出し、心地よく思わない人も多くいたことは重々理解しています。しかし、そのおかげで当時とは環境が変わりました。私は、B.LEAGUEに関するすべてのメディアニュースを受け取っています。ネガティブな記事がなくなり、今は様々なリーグのハイライトを読むことができます。大変喜ばしいことです。

 この成功は、ひとえにJBAと、JBAに協力してくださっている皆さんのおかげです。そして、強い牽引力で日本のバスケットボール界を発展させるための下地づくりをしてくださった川淵三郎さんが存在していなければ、この成功はなかったと言っても過言ではありません。

 多くの人が、サッカー界の方がバスケットボール界のトップに立つことに、ショックを受けたことは承知しています。しかし、新しい一歩を踏み出すには、時として衝撃が必要です。2014年に遡りますが、私はバスケットボール界の中で新たなムーブメントを起こすことは難しいだろうと考え、外部から人員を招きました。当時の川淵さんをサポートしてくださった皆さんの勇気、そして現在、三屋会長や田中(道博)事務総長をサポートしてくださっている皆さんの勇気に、称賛を送ります。

 我々は、皆さんの決定事項に対して干渉するつもりはありません。制裁当時も我々FIBAはJBAをサポートする側であることを強調し、文部科学省やJOCに対しても、問題を解決するのは日本であると訴え続けていました。我々は今後も年に数回来日し、タスクフォースで話し合われたことがきちんと実行されていることを確認し、それは干渉するためではなく、必要に応じて皆さんをサポートするためです。我々は少なくとも2023年まではその体制を継続致します。

 同時にFIBAは、三屋会長をセントラルボードメンバーに迎えることができたことを、大変嬉しく、また光栄に思っています。三屋会長はバスケットボールではなく、バレーボールの元アスリートであり、違うスポーツの視点からいろいろなアドバイスをもらえることは、FIBAにとっても有意義です。三屋会長は現在、FIBAに対して多くのアドバイスをしてくださっていて、強いリーダーシップで日本のバスケットボール界を牽引してくださっています。我々は三屋会長が加わったことに大変感謝しています。もちろん、将来的にはバスケットボール界でキャリアを積んだカリスマ性のある人材が出て、再び協会のトップに立つ日が来ること我々も確信しています。その間、我々はJBA会長および専務理事/事務総長を全面的に支援致します。

 皆さん、思い返してください。今の日本代表は、女子は強豪国・オーストラリアを破り、アジア3連覇を達成しました。男子はワールドカップ予選で戦っていて、敗れてはいますがいずれも僅差です。アンダーカテゴリーの成長も著しく、また、3x3に関しても、2020年東京オリンピックの出場資格獲得に向けて、頑張っています。日本の選手には、高いポテンシャルがあるのです。

 今後、日本の強化が順調に進み、2020年の東京オリンピックでは、日本チームにコートに立ってもらうことを願っています。そして、2023年には、FIBAバスケットボールワールドカップのグループラウンドが沖縄で開催されます。それらの経験を糧に、2024年や2028年のオリンピックでは、男女代表チームがともに上位を争うチームになると感じています。

以上