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「BASKETBALL ACTION 2020 -超える力。叶える力。-」プロジェクト 立ち上げ記者会見のご報告 – 8 月 16 日 (日) に代々木第一体育館にてオールバスケイベント開催を発表 –

2020年7月30日

会見に臨んだ (写真右から)三屋JBA会長、榛葉ソフトバンク株式会社 代表取締役副社長執行役員 兼 COO、島田B.LEAGUEチェアマン

 当協会 (JBA) は、本日 7 月30日 (木) 、都内にて記者会見を実施し、日本バスケットボール界の新たな時代へ向けた今季の施策として「BASKETBALL ACTION 2020 – 超える力。叶える力。-」プロジェクトの立ち上げを発表いたしました。
 本プロジェクトは、JBA の「バスケットボールで日本を元気に」の理念のもと、バスケットボールに実際に触れ、バスケットボールで遊び、また競技を行う「する」ことと、新しい競技観戦スタイルでバスケットボールを「観る」ことの二つの軸を通じて、オールバスケットボール体制を構築して日本を元気にするプロジェクトです。
 また、その施策第一弾として、来る 8 月16日 (日) 、国立代々木競技場 第一体育館において、車いすバスケットボール、3×3 バスケットボール、そして 5 人制バスケットボールの日本代表候補選手らによる試合およびデモンストレーションを行うイベント「BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE」の開催、そして小中高生を対象としたオンラインで日本一を決める「全国学生フリースローチャレンジ」の開催も、併せて発表いたしました。
 つきましては、同会見の内容について、以下のとおりご報告します。

 
■「BASKETBALL ACTION 2020 -超える力。叶える力。-」プロジェクト立ち上げ記者会見

【会見概要】
日時 : 2020年 7 月30日 (木) 14:00 ~14:50
会場 : 帝国ホテルタワー棟 中2階 「光の間」
登壇者: 公益財団法人日本バスケットボール協会 会長 三屋 裕子
    B.LEAGUE チェアマン 島田 慎二
    ソフトバンク株式会社 代表取締役副社長執行役員 兼 COO 榛葉 淳

【内容】
1)「BASKETBALL ACTION 2020- 超える力。叶える力。-」プロジェクトについて

「バスケで日本を元気に」の理念のもと、「超える力。叶える力。」をキーワードに、オールバスケ体制を構築し、地域、日本を元気にするためのプロジェクト。新型コロナウイルス感染症や様々な災害など、困難が続く状況において、バスケットボールの持つ「超える力」と「叶える力」を信じ、スポーツ界のニューノーマルを提案します。バスケットボールを「する」の施策を通じ、子供たちに夢や希望の種を蒔き、またバスケットボールを 「観る」 の施策を通じて新たな楽しみ方を提供していきます。

■「BASKETBALL ACTION 2020- 超える力。叶える力。-」プロジェクト特設 WEB ページ: https://action2020.japanbasketball.jp/


2)「BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE」イベント開催について




【開催日】 2020年8月16日 (日) 13:00 開始予定
【会場】 国立代々木競技場 第一体育館
【主な内容】
 ① 車いすバスケットボール男子日本代表 デモンストレーション・タイムトライアル
 ② 3×3 日本代表候補選手 試合 (男女各7分予定)
 ③ 5 人制日本代表候補選手 試合 (男女各10分× 2クォーター制)
 ④ 参加選手による「フリースローチャレンジ」デモンストレーション

※本イベントは、当日、バスケットLIVEにてライブ配信予定です。

■バスケットLIVE公式サイトURL: https://basketball.mb.softbank.jp/


3) オンラインで日本一を決める!「全国学生フリースローチャレンジ」開催について
※詳細は「全国学生フリースローチャレンジ」特設ページをご参照ください。

【登壇者コメント】
■公益財団法人日本バスケットボール協会 会長 三屋 裕子
「はじめに、バスケットボール界を代表して、このたび新型コロナウイルス感染症や、令和 2 年 7 月豪雨で被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
 ニューノーマルや With コロナといった言葉が表すように、大変な日々が続いており、世界・日本が新しい生活様式へと変わる岐路に立っていると感じています。
 JBA では2016年から「バスケで日本を元気に」の理念を掲げて挑戦を続けてきました。この理念を掲げてから 4 年が経ち、その間、多くのバスケットボールファミリーに支えられ、様々な困難を乗り越えて日本バスケットボールは大きく前進してくることができました。
 そして2020年、今シーズンの日本バスケット界の活動テーマは「超える力。叶える力。」です。コロナや災害が続き、経験したことのないような状況に置かれ日本全体が落ち込んでいます。しかし今の日本バスケには、限界を超え、夢を叶える力があると信じています。日本バスケの「超える力」そして「叶える力」を信じ、歩みを止めることなく、一歩一歩前進していきます。
 その基盤として、オールバスケの協力体制を強化します。バスケの魅力をより多くの人へ伝えるために JBA と都道府県協会はもちろん、B リーグや B クラブを含めて横断的に協力していきます。「協会」と「リーグ」、そこに立ち位置の違いはありますが「バスケで日本を元気に」の同じ理念のもとに、垣根を越えて相互作用していく、これはスポーツ界でも日本バスケならではの取り組みと言えると思います。
 さらに、この「オールバスケ」体制にソフトバンクさんの「テクノロジー」を駆使することで、もう一段階上の新しい価値の創造ができると信じています。
 今シーズンのテーマ「超える力。叶える力。」を体現するべく、我々は【BASKETBALL ACTION
2020 プロジェクト】 を立ち上げます。
【BASKETBALL ACTION 2020 プロジェクト】はバスケットボールにじかに触れる、遊ぶ、競技を「する」ことと、新しい競技観戦スタイルでバスケを「観る」ことの二つの軸を通じて、オールバスケで日本を元気にするプロジェクトです。
 一つ目のコンセプトは、バスケットボールを「する」を通じて日本中に夢や希望の種をまいていく、です。インターハイの中止や部活動の制限などバスケをする機会が減っている中、バスケをする楽しみを感じられる機会を届けていきます。
 二つ目は、バスケットボールを「観る」ことでの新たな楽しみの提供です。バスケットLIVE での試合映像や SNS など配信コンテンツの充実を引き続き進めていくことに加え、デジタル技術や 5G 通信を用いて、競技観戦だけでなく感動興奮の共有や情報発信など新しいスポーツの観戦手法に取り組みます。また 5 人制だけではなく、3×3 や車いすバスケなど、様々なバスケットボールを観ることのできるチャンネルを増やすことで、応援する、観戦する喜びに気づいてもらえるきっかけを提供していきたいと考えます。
 本プロジェクトの第一弾として、来る 8 月16日 (日) に、車いす、3×3、5 人制の全カテゴリーが集結するイベントを開催します。また小中高校生を対象としたオンラインでの「フリースローチャレンジ」の開催も決まっています。【BASKETBALL ACTION 2020】を通じ、私たちはバスケを「観る」と「する」の二つの軸を通じて全国で様々な取り組みを実施し日本を元気にしていきます」

■B.LEAGUE チェアマン 島田 慎二
「先日、B.LEGUGE の2020-21 シーズンの概要および開幕について発表させていただきました。SNS 等で大きな反響と励ましの声を頂きました。本当にありがとうございます。
 今シーズンは特に、トップリーグとして、バスケ界の発展そして日本社会にどう貢献できるのかを常に考えチャレンジしていく年です。我々 B.LEAGUEも「バスケットボールで日本を元気に」という理念を最上位の概念として捉えています。今のような先が見えず不安な状況の中でこそ、日本バスケの「超える力。叶える力。」 を信じ、JBA と B.LEAGUE がタッグを組み、バスケットボールファミリー全体が協力し合うことで、日本の皆様にどう貢献できるかを考え、取り組んでいきます。【BASKETBALL ACTION 2020】においてもリーグとして全力でサポートし、協力していきます。
 また我々独自としても、例えば 「Bリーグドリル」の開発などに着手しています。これは、プロジェクタで床面に B.LEAGUE 選手やプロのコーチが実践している練習ドリルを投影することで、実際のドリルの動きに沿って練習や遊び感覚で行えるアクティビティをできるようにする取り組みです。バスケットボールをプレーする子どもたちを中心に距離感を縮め、バスケットボールをより魅力的にしていくツールとすることを目的に、2020-21シーズン中の実用化に向けて、B.LEAGUEらしく「バスケで日本を元気に」を目指します。
 その他、社会的責任活動を行う 「B.LEAGUE HOPE」では、豪雨災害の被害にあわれた方や地域への支援、2021年で被災10 年となる東日本大震災の復興活動など、引き続き積極的に活動をし、さらにリモートクリニックやクラブによる地域活動、競技者向けのアプリ開発などにも、今後取り組んでいきたいと考えています」

■ソフトバンク株式会社 代表取締役副社長執行役員 兼 COO 榛葉 淳
「ソフトバンクは2016年の B.LEAGUE 開幕からバスケットボール界への支援を始めました。2017年からは日本バスケットボール協会への支援も開始し、プロからアマチュアまで、バスケ界を幅広くサポートさせていただいております。2020年、三屋会長・島田チェアマンらの新たな挑戦に対して、我々も一緒にバスケ界発展への寄与をしたいとの思いから、支援を継続させていただくことになりました。
 我々ソフトバンクでは2016年 B.LEAGUE 開幕戦より、 B1 ・ B2 の全試合をソフトバンクのプラットフォームにて、全国のファンの皆様へ映像をお届けしてきました。年を追うごとに視聴者数も伸びてきており、視聴ユーザーからも高い評価をいただいております。さらに今シーズンからは、我々グループ企業であるヤフー株式会社が運営する「スポーツナビ」とも連携を強化し、一人でも多くのスポーツファンの方々にバスケットボールの魅力をお伝えしていきたいと思っています。
 2020年、5G が始まりました。5G はスポーツ、エンタメ界に大きな変化をもたらすテクノロジーです。特にバスケットボールはアリーナスポーツで最新テクノロジーとの親和性も高いため、ファンの皆様に今までにない視聴体験を楽しんでいただけると思います。今シーズンは試合会場に行って応援できない、仲間同士で一緒に盛り上がることができない状況も想定されます。5G テクノロジーに加えて、選手・ファンが双方向でコミュニケーションが取れるような機能を拡張することでそのような課題を解決し、新しい応援スタイルを提供していきたいとも考えています
 コロナ禍においては、選手たちが安全安心にプレーでき、ファンの方々が観戦できる環境づくりが B.LEAGUEB の発展にとって一番重要であると考えます。我々ソフトバンクグループ各社が協力し、AI 温度検知ソリューションの提供や、唾液 PCR 検査等の提供という形でもサポートさせていただく予定です」