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トップリーグ担当審判研修会をオンラインで実施 (開催報告)
2024年10月2日
研修会の様子①
研修会の様子②
当協会(JBA)では、去る8月31日、9月1日に男女トップリーグ (B.LEAGUE/B3リーグ/Wリーグ) 担当審判員ならびに、トップリーグ担当審判員の評価・指導を担当するT 級審判インストラクターを対象に、2024-25シーズンへ向けた『トップリーグ担当審判研修会』をオンラインで開催いたしました。なお、この研修会はS級審判の更新講習とT級/1級審判インストラクター認定・更新講習会、S級審査一次合格者の強化研修会を兼ねています。
今シーズンのトップリーグで採用されるFIBA競技規則の変更点の確認や、昨シーズンの事象共有による判定基準のすり合わせ、インストラクターの取り組み、具体的なケースを踏まえたテーブルオフィシャルズ(TO)との連携、スポーツくじについての共有など、2日間にわたりシーズンに向けて共通認識を構築し、理解を深めました。また、今年は、ゲストスピーカーに国際弁護士をお招きし、「会話の仕組み、感情をもった相手とのコミュニケーション」をテーマに講義をしていただきました。弁護士になりきってのケーススタディやグループディスカッションなどにも取り組み、会話の目的は何で、相手は何を知りたいのか、どうすることで目的を達成できるのか、といった点を審判員としてコート上で選手、コーチと会話する場面におきかえることで、コミュニケーションの取り方を考える機会となりました。
JBAでは、シーズン中も定期的にS級、A級審判員、T級審判インストラクターへトップリーグで起きた事象の映像資料を共有するほか、トップリーグ担当審判員を対象にウェビナーを開催するなどし、審判員のレベルアップに努めて参ります。
■スケジュール
・8月31日 (土)
1 オープニング
2 会話の仕組み、感情をもった相手とのコミュニケーション
3 審判の現状と中長期方針・施策について
4 今シーズンの映像配信、ウェビナー、スケジュールの共有
5 ルール変更点、FIBA 情報共有①
6 昨シーズンの事象共有と対策、その他
7 2023-24 シーズン インストラクターの取り組み①
8 グループディスカッション① ヘルプディフェンスへの対応
9 グループディスカッション② IRSとルールや対応について
10 クロージング
・9月1日(日)
1 オープニング
2 各リーグよりご挨拶:BLG 島田慎二氏、Wリーグ 高橋雅弘氏、B3リーグ 堀井幹也氏
3 スポーツくじについての共有
4 TO との連携とケース共有
5 メカニクス・プレーコーリング共通グラウンドルール
6 メカニクス
7 プレーコーリング
8 2024-25シーズン インストラクターの取り組み②
9 クロージング
■出席者コメント
・A級審判員(S級審査一次合格者)
グループディスカッションなど少人数で個人の意見が言いやすい環境でした。進行役のS級の方が意見を言いやすいように指名してくださったので、大変良い雰囲気でディスカッションが盛り上がりました。ヘルプディフェンダーの映像分析では、自分の考えと新しいメカニクスを照らし合わせながら考えることができ、コートで早速実践してみたいと思いました。大変有意義な研修を受講させていただき、ありがとうございました。
・B.LEAGUE担当審判員
研修会を通じてコミュニケーションへの手法などを学ぶ事が出来、実際のコート上で活かしていきたいと思いました。またベーシックなメカニクスの振り返りとリードのメカニクスの調整についての確認が有意義であったと感じております。リードのメカニクスについては、もう少し時間が欲しかったところが本音ではありますが、プレシーズンマッチなどでチャレンジしていきたいと思います。シーズン開幕まであと少しですが、しっかりと研修会の内容を振り返り、良い準備をしていきたいと思います。
・Wリーグ担当審判員
今回はディスカッションが2つ用意されておりましたが、話が進むようになってきたところで時間が来てしまい聞きたい話が途中で終わってしまうこともありました。もう少し時間があるとよかったです。コミュニケーションに関することについて、毎回職種の違う方からの講義で参考になることが多いです。学んだ部分をコート上で少しでも表現できるようにしたいと思います。