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S 級審判ライセンス更新講習兼 T 級 / 1 級審判インストラクター認定・更新講習会をオンラインで実施 (開催報告)
2025年9月12日

オンライン講習会の様子①

オンライン講習会の様子②
当協会 (JBA) では、去る 9 月6 日 (土)、7 日 (日) に S 級審判ライセンスの更新講習兼 T 級 / 1 級審判インストラクター認定・更新講習会をオンラインで実施いたしました。なお、この研修会は2025-26シーズンへ向けた男女トップリーグ (B.LEAGUE / B3 リーグ / W リーグ)担当審判員研修会、S 級審判ライセンス審査一次合格者の強化研修会を兼ねています。
JBAでは、FIBAルールや FIBA 審判部門の方針に基づき、判定基準や審判員同士の連携であるメカニクスなどについて、ライセンス講習会、審判マニュアル、競技規則やプレーコーリング・ガイドラインなどで国内に共有しています。国内審判ライセンスの最高位である S 級審判ライセンスには、適切なルールの適用だけではなく、状況に応じてスムーズに試合を進行するゲームコントロールや、審判員間やテーブルオフィシャルズとの綿密な連携なども求められます。今年度の講習会では、『徹底』をテーマに、試合映像による事象共有や、グループでのディスカッションを通じてトップレフェリーとして求められる基準やより良い対応について学びました。
W リーグの外国籍選手の登録ルール変更、B.革新など、トップリーグを取り巻く環境が大きく変わるなか、コートに立つレフェリーの更なるレベルアップが求められています。JBAでは、シーズン中も定期的に S 級、A 級審判員、T 級審判インストラクターへトップリーグで起きた事象の映像資料を共有するほか、トップリーグ担当審判員を対象にウェビナーを開催するなどし、審判員のレベルアップに努めて参ります。
■ 参加者のコメント
〇 S 級審判員 / B.LEAGUE 担当
今年のテーマが「徹底」ということで、まずは基本的なことを徹底できるようにシーズンに向けて準備していきたいと思います。グループディスカッションでは、様々な視点からの意見が伺え、大変勉強になりました。
シーズンの開幕に向けて、共有いただいた内容をプレシーズンマッチなどで実践していきたいと思います。
〇 S 級審判員 / W リーグ担当
インストラクターの取り組みについて、コートに立つ以上に時間や労力のかかるものだと理解していましたが、審判員としてコートに立つ大変さを十分理解されているからこそ、文字で伝えることの難しさなど、本当に多くのご苦労があると改めて理解しました。これだけの試合数、審判員の経験も幅広いなかで、公平性や評価基準の統一を図るために T 級の皆さんがすり合わせや共有を図っていただいていることも改めて理解することができました。これだけ多くの情報やウェビナーなどシーズンを通して技術的にも発信していただいているので、今シーズンもしっかりと準備をして取り組みたいと思います。
〇 A 級審判員 / B3 リーグ担当
どれも学びの多い内容でしたが、特にスクリーンに関する内容 (イリーガルスクリーンと、接近した際に別の選手を押すことによって起きるドミノ) については、自分のプレーの捉え方が大きく変わる内容だったと思います。今後示していただいた場面に遭遇することもあると思いますので、事象を正しく捉えられるように努力したいと思います。