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ニュース

平成27年度U-18男子トップエンデバー 開催報告

2015年12月4日

競争意識を持ちながら練習に取り組む

今後のさらなる成長が期待される選手たち

 11月27日(金)~29日(日)まで、味の素ナショナルトレーニングセンターにて、平成27年度U-18男子トップエンデバーを開催しました。

 これまでは選手の発掘・育成とともに技術の伝達(トップからブロック)に重きが置かれてきたトップエンデバーですが、今年度からはさらに日本代表への繋がりを明確にした中で、今までとは意味合いの異なる形で実施されました。
 具体的に言えば、来年度に行われる「第24回FIBA ASIA U-18男子バスケットボール選手権大会(2016/開催地未定)」を見据え、その対象となる現高校3年生の早生まれの選手たちも選出されました。

 ジュニアカテゴリー日本代表のヘッドコーチでもあるトーステン・ロイブルコーチは、開講式で、「ここに来たくても来られない選手がいることを考えると、皆さんは少ないチャンスをもらった選手です。そのチャンスをぜひ掴んで欲しいと思います。この合宿は単なるトレーニングキャンプではありません。来年度のU-18日本代表を見据えて、さまざまな競争を促す練習のなかで戦える選手、勝ち抜く力を見ていきます」と言い、第24回FIBA ASIA U-18男子選手権大会の前には、ドイツ・マンハイムで行われる「アルバート・シュヴァイツァー・トーナメント(AST2016)」にも日本チームが招待されていることも発表しました。

 同大会は世界の強豪国を招待した、ロイブルコーチ曰く、非公式な世界選手権のようなものであり、NBAのスカウトも多く訪れる大会だそうです。その舞台に立てるかどうか、トップエンデバーの3日間は文字通りのサバイバル合宿となったわけです。
 とはいえ、決して難度の高い練習ばかりをしているわけではありません。先日行われた平成27年度U-15男子トップエンデバーでも実施された「フロータードリブル+ユーロステップ+オーバーハンドシュート」や、「オフスクリーンからのジャンプシュート」といった、世界で戦うためのファンダメンタルを中心に練習を進めていきます。もちろんU-15男子トップエンデバーとは異なり、そこに一歩踏み込んだ要素も加えながら、徐々に強度を増していきました。

 3本先取のオフボールスクリーンからのシューティング競争では、ロイブルコーチから「諦める選手がいたらすぐにわかるぞ。【0-2】になっても諦めない選手を我々は見ている。【0-2】で諦めるのは早すぎるだろう?最後まで諦めない姿勢を見せるように」と、競争の結果だけではない、その過程をも重視することが伝えられていました。

 それでも速攻を想定した練習の中で選手たちの激しさが薄れていくのを見ると、ロイブルコーチはすかさず練習を止め、「これくらいの激しさでいいのか?このままで世界と戦ったら100点ゲームで負けてしまうぞ。国際大会で100点ゲームをされて負けた経験のある選手も、このなかにはいるんだろう?それで楽しかったか?『大会に入ったら頑張ろう』じゃダメなんだ。練習でやったことしか試合では出ない。それは技術だけじゃなく、激しさも同じこと。もうこれまでの悪い習慣はやめよう。日本をもう一段階上のレベルに引き上げよう」と選手たちを激励していました。

 激しくも、実のある3日間を過ごした選手たち。その多くは12月23日(水・祝)から始まる「東日本大震災復興支援 JX-ENEOSウインターカップ2015 平成27年度 第46回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会」に出場します。高校総体1位として出場する宮城・明成高校3年――3年生であっても、早生まれの選手は来年度のFIBA ASIA U-18選手権の対象となる――三上 侑希選手は「ここではみんなの身長が大きく、普段はスモールフォワードの僕がポイントガードをやることもありました。でも練習をしていくなかで、自分がポイントガードをできれば、自分としても、チームとしてももっとプラスになるんじゃないかと感じました。それは明成にも少しは還元できるのではないかとも思っています」と、新たな挑戦を歓迎しているようでした。

 一方でウインターカップには出場できませんでしたが、「世界に挑んでみたい」と言うのが岡田 侑大選手(京都・東山高校 2年)です。
「ここにいる選手たちのほとんどは実績があり、アンダーカテゴリーを含めた日本代表にも選ばれている選手ばかり。自分はそうしたチームに一度も入ったことはないので、挑戦者として、何事にも積極的に挑んでいきました。世界は日本と比べて運動能力が高いし、そのなかで自分が通用する技を磨いて、世界に挑戦してみたいです」

 ロイブルコーチは「今だけでなく、将来ポジションをコンバートできるかどうかも見ています。そういう意味では可能性を持った、いい選手たちが揃っている合宿でした」と、選手たちの可能性を見出し、その将来に期待を寄せていました。

 
■平成27年度U-18男子トップエンデバー 主な実施プログラム

■1日目 11月27日(金) 午後
・形態測定
・クリニックⅠ
・フィジカル測定
・栄養指導(講義)

■2日目 11月28日(土) 午前
・朝練習
・クリニックⅡ

■2日目 11月28日(土) 午後
・クリニックⅢ
・フィジカル測定フィードバック

■3日目 11月29日(日) 午前
・朝練習
・クリニックⅣ
・スクリメージ

※活動の様子はフォトギャラリーにてご覧ください。