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ニュース

平成29年度U12ナショナル育成キャンプ 第1回キャンプ 開催報告

2017年10月6日

ドリブルアタックのポイントを説明する鈴木 良和コーチと、それを真剣に聞く選手たち

スキル練習の合間に佐藤 晃一パフォーマンスコーチによる「体の正しい使い方」の指導が入る

 9月23日(土)~9月24日(日)の2日間、味の素ナショナルトレーニングセンターにおいて、平成29年度U12ナショナル育成キャンプの第1回キャンプを開催しました。
 昨年度から始まった12歳以下のナショナル育成キャンプは、「自分で考えよう」「コーチに言われたこと以上のことをしよう」という昨年度のテーマをさらに強化し、「ベストを尽くそう」というテーマで全2回の行程を行います。

 そのテーマについて、主に指導をする鈴木 良和コーチはこう言います。
「昨年度は『教えられたことは忠実に行うけれども、自分で考えなくなっている、もしくは工夫できなくなっている』という点で『自分で考えよう』『コーチに言われたこと以上のことをしよう』というテーマでキャンプを行いました。それを今年度は『ベストを尽くそう』というテーマで強化するのは、選手が自分で自分を磨くためには、自分でベストを尽くし続けるしかないからです。今年度のテーマの中に昨年度のテーマも含まれているというわけです」

 キャンプの内容は、小学生年代で身につけておいてほしいファンダメンタルの伝達という点で、昨年度と大きく変わった点はありません。但し、今年度は昨年度以上に「技術」と「体の正しい使い方」をよりリンクさせる方向でキャンプは進められました。
 具体的な例を示すと、鈴木コーチがディフェンスのスキルを教えると、選手たちが一度それをやったところで、佐藤 晃一パフォーマンスコーチのセッションが入ります。教えられたディフェンススキルをよりよくさせるために、どのように体を使うのがよいかを練習メニューに即して紹介するわけです。佐藤パフォーマンスコーチが練習中に口にした「正しい技術を正しい姿勢でやろう」と言う言葉がそれを端的に示します。

 鈴木コーチもそれを歓迎していて、「この年代から正しく体を使うことで13歳、14歳、15歳と進んだときにトラブル、つまりケガのリスクを少なくすることができます。ですから技術のことももちろん指導しますが、選手たちにはより体のことを重要視してほしいと伝えています」と言います。それは佐藤パフォーマンスコーチも同じ感想を抱いており、一般的な「ウォーミングアップ/トレーニング→スキル練習→トレーニング→クールダウン」といった練習の流れではなく、スキル練習の合間に体の使い方などが細かく紹介される新たな流れができていました。

 技術的な面でいえば、1日目に「AKATSUKI FIVE」男子日本代表チームのサポートコーチでもある、大村 将基コーチ(大阪エヴェッサ)がドリブルのファンダメンタルを選手たちに紹介しました。鈴木コーチがそれに求めたことをこう話します。
「よく『ドリブルを強く突きなさい』と言われますが、強さの度合いは子どもたちによって異なるものです。本当に『強く突く』とはどういうことかを、ドリブルに長けている大村コーチを呼んで、選手たちに見てもらいました。またなぜそうしているのか、どんな考えを持って、そのドリブルメニューをしているのかを見聞きして、感じ取ってもらいたかったのです」
 それを見て「すごい!」「やってみたい」という選手もいれば、「そんなの無理」と一定の距離を置いたように見えた選手もいましたが、鈴木コーチは「何人かでもその技術に引きつけられれば、大村コーチを呼んだことは正解だったと言えます」と胸を張ります。

 塩井 陽生選手(栃木県・雀宮中央ミニバスケットボールスポーツ少年団)は、「ドリブルの強さや、目を上げることの大切さを学べて楽しかったです。そうすることで相手の動きがよく見えて、よりよいプレイができそうだと感じました」と感想を述べます。また、塚松 奎太選手(三重県・富田ミニバスケットボールクラブ)もドリブル練習が最も印象に残ったそうで「僕はドリブルが上手ではなく、チームでもドリブル練習はするのですが、あまり細かくやっていませんでした。それが今回のキャンプで細かく指導していただいて、少しよくなったと思います」と振り返りました。

 もちろん2日間のキャンプでは、ドリブル以外のことも選手たちに新たな刺激を与えました。高瀬 ゆのか選手(岩手県・太田東ミニバス)が「レイアップシュートにもいろんな種類があることを知って、練習やゲームで使えてよかったです」と言えば、志摩 香奈子選手(香川県・栗林ミニバスケットボールスポーツ少年団)は「ディフェンスを抜くときの体の使い方や、シュートフォームの改善など、地元に戻っても練習できそうなことを教わって良かったです」と言います。

 1泊2日の練習で何かが急激に変わることはありません。ただ今回のキャンプでさまざまな刺激を受け、地元に帰ってからもベストを尽くし続ければ、選手たちはどんどん吸収して、大きく成長していくはずです。
 選手の心技体の成長を促すキャンプの第2回キャンプは、10月14日(土)~15日(日)に開催します。

 
■平成29年度U12ナショナル育成キャンプ 第1回キャンプ 主な実施プログラム

■1日目 9月23日(土) 午後
・クリニックⅠ:コーディネーションとファンダメンタルズ
・栄養指導
・食事指導
・講習(スポーツパフォーマンス他)

■2日目 9月24日(日) 午前
・朝練習(シューティング)
・クリニックⅡ:1on1のオフェンスとディフェンス

※活動の様子はフォトギャラリーにてご覧ください。