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【重要】マンツーマン推進の運用における一部変更およびリーフレット第3版の発行について

2018年4月5日

マンツーマン推進リーフレット第3版を発行

 当協会では、”プレーヤーズファースト”を尊重した、目先の勝利に捉われない長期的視点に立った指導の推進をし、バスケットボールを楽しみ、打ち込める環境作りと、日本全体の競技力の向上を目指し、2015年度より「アンダーカテゴリー(15歳以下)でのマンツーマン推進(=ゾーンディフェンス禁止)」に取り組んでおります。

 この度、マンツーマン推進の目的の一つである“プレーヤーズファーストの観点で選手が育成世代において最大の成長を見せ、将来の基礎を学ぶことができる”という観点から、一部運用における見直しを行うこととなりました。

 また、運用における一部見直しに伴い、変更内容を反映した「マンツーマン推進リーフレット 第3版」を発行いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。

 本施策の導入にあたっては、指導者のみならず、バスケットボールをプレーする子どもたちの保護者の理解も必要不可欠です。バスケットボールに関わる指導者、保護者を含めた関係者の皆様方には本取り組みの趣旨をご理解賜りますよう、引き続きご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 
■マンツーマン推進の運用における変更点(2018年4月1日一部改定)

【変更内容】
以下の①②について、U12(ミニ)・U15(中学)カテゴリーの両方において変更する。

①「マンツーマン基準規則違反で『赤色(警告)』の旗が上げられた時は、コミッショナーが、違反対象となった攻防のボールのコントロールが変わった時およびボールがデッドになった時にゲームクロックを止めて、違反行為に対しての処置を行う。審判およびオフィシャルを行う児童・生徒が判断するものではなく、コミッショナーが判断して行う処置である。」

<補足・運用の変更点>
・コミッショナーは違反対象となった攻防のボールのコントロールが変わった時およびボールがデッドになった時に、速やかにホイッスル・ブザー等で審判に知らせてゲームを止める。オフィシャルはホイッスル・ブザー等と同時にゲームクロックを止める。ゲームを止めた後は、赤旗に関する処置を行う。
・これまで赤旗が掲げられた場合でもゲームが止まらず、赤旗が連続するケースやゲームが終了してしまうケースが見られた。この対応に対する処置である。
・ボールのチームコントロールが変わる時(ボールの保持が変わる時)、ボールがデッドになる時、および具体的対応を「マンツーマンコミッショナーの設置および競技会(試合)における運用について」に記載している。
・ショットクロックとの連動が必要なため、TO席側にコミッショナーを配置すること。

②「スローイン時(サイド・エンド両方)においてのみ、スローインをするプレイヤーにマッチアップするディフェンス側プレイヤーが1.5メートル以内のマッチアップの距離制限を超えて制限区域内のオフボールプレイヤーをトラップすることは許される。」

<補足>
・この状況において、体の向き(スローインに正対・背中を向けるなど)を規定することはない。
・マッチアップエリア内の制限区域へのオフボールマンに対して、スローインにマッチアップするプレイヤーがオフボールマンにトラップしてよいことについて記載した。

 
【導入時期】
●U15(中学)

2018年度:完全実施
※但し、「第48回全国中学校バスケットボール大会 都道府県予選会」については都道府県中体連の裁量によって決定し、大会要項にて周知する。

●U12(ミニ)
2018年度:完全実施

 
※最新の「マンツーマンディフェンスの基準規則」「マンツーマンディフェンスの基準規則・補足解説」「マンツーマンコミッショナーの設置および競技会(試合)における運用について 」の全文、ならびに本施策の詳細については「マンツーマン推進 特設ページ」をご確認ください。
※​基準規則・補足解説や関連動画など、変更・追加になる場合がございますので、適宜ご確認いただきますようお願いいたします。