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ニュース

平成26年度ジュニアエリートアカデミー(ビッグマン&シューター) 第2回キャンプ開催報告

2014年12月11日

コーチからは細かい体の使い方を指導される

励まし合いながら、厳しいトレーニングを乗り越える

11月28日(金)~30日(日)にかけて、味の素ナショナルトレーニングセンターにて、平成26年度 ジュニアエリートアカデミー(ビッグマン&シューター)第2回目のキャンプが開催されました。

第1回のトライアウトで選出された7名、第2回のトライアウトで8名。総勢15名の選手が今回のキャンプより本格的な始動を迎えました。

前回のプログラムではビッグマンとシューターを別の条件で募集し、それぞれ異なったメニューに取り組むような時間も用意されていました。しかし今回は「大きい選手を集め、その中からシューターの適性がある選手を見つけ出す」(佐々木三男アカデミー長)という趣旨でスタート。170cm台と180cm台が2人、残りの11名は全員190cm越えという大型メンバーが揃いました。

また、男子U-16日本代表候補選手が8名いるのも大きな特長。「日本代表選手」というものが視野に入っている選手が多いせいか、1回目のキャンプから1カ月ほどのブランクがあったにも関わらず、モチベーションやチームワークの高さが目立ちました。

男子U-16日本代表候補選手の一人である井上 宗一郎選手(東京・世田谷区立梅丘中学校 3年/199cm)は、このキャンプのリーダー役を自ら買って出ました。「U-16の合宿は選考が続いて緊張感があるけれど、ジュニアエリートアカデミーはみんながまとまっていて協調性もある。楽しいです」とキャンプの感想を話しました。

小島 基嵩選手(兵庫・姫路市立家島中学校 3年/191cm)は「何回もキャンプを重ねる中で、みんなで仲良くなれるのが嬉しい」との感想。「声を出してリーダーシップを出すこと」を今回のキャンプの課題と定めたそうですが、トレーニングなどの苦しいメニューを大きな声と笑顔で乗り越えたり、勝手が分からず戸惑っている唯一の小学生メンバーをサポートするなど、地味なファインプレイでチームを支えていました。

■第1日目/11月28日(金)
13:15 開講式
13:30 バスケットボールスキル(トーステン・ロイブル コーチ/JBAスポーツディレクター)
15:45 フィジカルトレーニング
17:00 メンタルフィードバック
19:00 動作解析・心理ガイダンス、TEST他
19:45 学習

■第2日目/11月29日(土)
6:00  シューティング
8:30  バスケットボールスキル(トーステン・ロイブル コーチ/JBAスポーツディレクター)
10:30 フィジカルトレーニング
13:15 個人練習
13:45 バスケットボールスキル(トーステン・ロイブル コーチ/JBAスポーツディレクター)
15:15 フィジカルトレーニング
16:30 チームビルディング
19:00 IT講習会
19:45 学習

■第3日目/11月30日(日)
6:00 シューティング
8:30 バスケットボールスキル(トーステン・ロイブル コーチ/JBAスポーツディレクター)
10:00 フィジカルトレーニング
10:30 U-18スクリメージ 見学
12:00 閉講式

キャンプはトーステン・ロイブルコーチのバスケットボール技術と、國友 亮佑ストレングス&コンディショニングコーチのトレーニングを軸に進められます。どちらのコーチも同様に、つまさきの向きや腕の振り方といったとても細かい体の使い方をアカデミー生たちに教えていきます。

この理由について、佐々木アカデミー長は以下のように話します。
「神経系が発達する8歳~12歳の間を『ゴールデンエイジ』と呼びますが、この時期より少し遅れて論理的思考などを行う頭の部分が固まってきます。この時期に正しい体の使い方を覚えると、その正しい使い方を無意識的に行えるようになります。この土台の上で高校生以降に筋力をつけることで、巧みな体の動きや力強さが備わるのです。例えば予備動作をなくすヒザの曲がった姿勢、状況判断を『なんとなく』ではなく論理的に理解する能力。こういったことをアカデミー生には身につけてほしいと思っています」

1回目のキャンプで走る動作における上半身の動かし方を、2回目では下半身の動きをレクチャーした國友コーチは、アカデミー生にしきりに「前回やったことをリンクさせよう。そうすると走るスピードが上がっていくから」と強調していました。

「高身長の選手は、普通の人よりも長い四肢を動かすために、より多くの筋量が必要となります。でも中学生ではどうしても足りない。すると上半身と下半身の動きがバラバラで、走り方が分からなくなることが多いです。正しいランニングフォーム、そして正しいジャンプの姿勢を覚えることで、バスケットのパフォーマンスも向上します」(國友コーチ)

U-16日本代表合宿では、選考に残るために合宿メンバーがライバルとなります。しかしジュニアエリートアカデミーでのライバルは自分自身。ゆっくりでもいいから正しいものを覚え、身につけ、一歩進んだプレイにつなげていくことが求められます。

なお、今回のキャンプは、男子U-18日本代表の強化合宿と並行して行われており、ジュニアエリートアカデミーの卒業生のうち4名もその合宿に参加していました。2つのコートを隔てる間仕切りが開かれる短い間、アカデミー生は男子U-18日本代表候補選手たちの気合いのこもったスクリメージを食い入るように見つめていました。

その中の一人、桐山 慶太選手(2期生。福岡・福岡大学附属大濠高校 1年)は「自分たちもやっていたトレーニングをやっているのを見て、懐かしくなりました。中学ではセンターしかやったことがなかったけれど、ジュニアエリートアカデミーでガードポジションをやれたことは、自分にとってとても大きなことでした」と振り返りつつ、「3期生にも頑張ってほしい」とエールを送ってくれました。

次回、第3回キャンプは、12月12日(金)~14日(日)に開催されます。

■平成26年度ジュニアエリートアカデミー(ビッグマン&シューター) 第2回キャンプ 指導スタッフ紹介 ※敬称略

【バスケットボールスキル担当】
トーステン・ロイブル(JBAスポーツディレクター)

【チームビルディング・ライフスキル】
神田 義輝

【心理カウンセリング担当】
奥野 真由(JISS)

【IT(教育支援)担当】
糸満 盛晃(データスタジアム株式会社)

【フィジカル担当】
國友 亮佑(公益財団法人日本バスケットボール協会)、星川 精豪(江戸川大学)

【トレーナー担当】
山木 俊彦(日本体育大学)

【栄養指導担当】
石垣 小百合、小林 唯(公益財団法人日本バスケットボール協会)

【シューティングメカニズム担当】
袴田 智子(JISS)、稲葉 優希(JISS)

【ジュニアエリートアカデミープロジェクトスタッフ】
佐々木 三男(慶應義塾大学)、村上 佳司(國學院大學)、
古海 五月(公益財団法人日本バスケットボール協会)、本永 昌生(通訳)、池田 親平

【アシスタントコーチ】
中原 健(福岡市立和白丘中学校)、吉田 幸司(山口県庁)、渋沢 秀徳(埼玉県立朝霞西高校)
伊藤 翼(㈱タカラトミーアイビス)、奥田 政弘(名古屋市立宝神中学校)
鈴木 健太郎 (南山高校・中学男子部)、森 毅(㈱明治)、天 和彦