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平成29年度3×3女子日本代表チーム 第3次強化合宿 開催報告 -6月17日開幕のFIBA 3×3ワールドカップ2017へ向けてフランスへ出発-

2017年6月13日

Wリーグで活躍し、3x3に転向した(左から)矢野 良子選手、花田 有衣選手、立川 真紗美選手

ラグビーで培ったパワーを生かしリバウンドを取る飯塚 めぐみ選手(右から2人目)

 去る6月9日(金)、スイス・ローザンヌにて行われた国際オリンピック委員会(IOC)の理事会で、3人制バスケットボール「3×3バスケットボール(男女)」が、2020東京オリンピックの正式種目として追加採用されました。

 この決定を喜び、さらにモチベーションを高く持ってフランスへと旅立ったのが、3×3女子日本代表チームです。今週末、6月17日(土)~21日(水)にフランス・ナントで開催される「FIBA 3×3ワールドカップ2017」に向けて、6月7日(木)~10日(土)の期間、国内最終合宿となる第3次強化合宿が行われました。

 3×3女子日本代表チームは4人で構成されます。トライアウトを行った第1次強化合宿を経て、Wリーグで活躍した矢野 良子選手、立川 真紗美選手、花田 有衣選手、さらに昨年までラグビーで活躍し、バスケットボールに戻ってきた飯塚 めぐみ選手が選考され、この4人でFIBA 3×3ワールドカップに挑みます。

 昨シーズンのWリーグで準優勝したトヨタ自動車 アンテロープスの一員として、20年間トップリーグで戦い続けてきた矢野選手。「(Wリーグと3×3を)両立できれば良いという理想はありました。でも、どちらも中途半端になるのが嫌でしたし、オリンピック種目になるという話を聞いてからは、心を決めて3×3に転向してきました」と言うように、Wリーグチームとの契約更新をせず、覚悟を持って3×3選手として新たな道を進みます。オリンピック正式種目が決まった時は、喜びよりも安堵の気持ちの方が強かったそうです。「これでひと安心です。ようやく明確な次の目標ができたので、気持ち良くワールドカップにいけます」と戦う準備は整いました。

 矢野選手と立川選手は、女子日本代表としてアテネオリンピックに出場した経験の持ち主です。立川選手は「オリンピックに出たことがあるからこそ、頂点はオリンピックだと思っています。その場に立たないとあの感動は分からないですし、いろんな方々に行ってもらいたいです。今回3×3が正式種目となり、バスケットボール選手の中から出られる枠がされに増えたというのはすごく良いことです」と経験者は語ります。Wリーグ選手として引退後、すぐに出会った「3×3が楽しいと思ったからこそ、バスケットボールを続けよう」というきっかけで取り組み、3×3女子日本代表の座を勝ち獲ることができました。

 花田選手は女子U18日本代表チームの戦術・技術コーチでもあり、5月末に行われた「FIBA 3×3 U18アジアカップ2017」での経験を踏まえ、「日本人は高さで世界の選手に勝ることができない分、どうしても足が止まってしまって点数が伸びない時間帯があります。私たちの持ち味としてはシュートを確率よく決めることと、足を使って点数につなげることを意識して戦っていかなければなりません」。3×3がオリンピック正式種目に決まり、「まだまだ3×3は浸透していないですが、これを機会に自分にも可能性があると思う選手がもっと出てくると思っています。今は小さい選手が多いですが、3年後を目指して大学生などたくさんの選手が挑戦してほしいです」と、今後の発展につなげるためにも、自らが3×3女子日本代表選手として世界で可能性を示してきます。

 飯塚 めぐみ選手は前橋市立前橋高校、東京女子体育大学のキャプテンとして、その後も実業団やクラブチームで全国大会に出場してきました。しかし、2014年からセブンスラグビーに転向。「ラグビーの方が競技人口が少なかったので、そこでオリンピックを目指しましたがセレクションで落ちてしまいました」。リオデジャネイロオリンピック出場への夢は叶わず、昨年の国体を最後に再びバスケットボールに復帰。「ラグビーで培ったパワーは、フィジカルが強く求められる3×3の方が生かせると思いました」とトライアウトに志願し、その武器が認められて3×3女子日本代表入りが決定。新たなオリンピックを目指す道が切り開かれました。

 経験豊富な選手が選ばれましたが、そこが日本の強みでもあります。3×3は試合中にコーチはおらず、選手自身が状況判断しながら戦い、タイムアウトや選手交代も自分たちでやらなければいけません。矢野選手は「頭を使って上手に戦えばメダルに近づける」と話し、コーチとして活躍している花田選手も「考える部分は長けており、そこが日本が勝負できる部分でもある」と自信を持って世界に挑みます。

 3×3女子日本代表チームは現地フランスにて調整を行なった後、6月17日(土)より開幕するFIBA 3×3ワールドカップに臨みます。
 日本(FIBA 3×3ランキング15位)はグループCに属し、オランダ(同3位)、中国(同10位)、オーストラリア(同25位)、ウクライナ(同5位)の順で対戦します。まずは上位2チームだけが勝ち上がることができる決勝トーナメント出場を目指し、メダル獲得を目標に挑みます。