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男子3×3日本代表:強化合宿開催報告「3×3を認めていただき、本格的に取り組みはじめたことが素直にうれしいです」比留木謙司選手

2019年2月18日

Bリーグと3x3の二足の草鞋でシーンを牽引してきた比留木 謙司選手

在国内ランキングトップ(FIBAランキング95位)の落合 知也選手

 3×3 バスケットボール 男子日本代表チームは、このシーンで活躍し続けるパイオニアや昨年の「第18回アジア競技大会」に向けて強化をしてきた大学生に加え、12名のBリーグ・B1選手たちを新たに招集し、総勢30名の候補選手を選出。2月15日(金)〜17日(日)の期間、岡山商科大学にて強化合宿を実施しました。

 トーステン・ロイブル ディレクターコーチは初日にオフェンス、2日目はディフェンスを重点的に強化。ハーフコートで行われる3×3はよりスペースがあり、10分間の短期決着であるため特にディフェンス強化を重要視しています。5人制と比較し、多少のコンタクトではファウルが吹かれないため、ボールマンやペイントエリア内でのディフェンスを徹底させています。はじめて3×3に挑むBリーグ選手や大学生も多く、その一人である杉浦 佑成選手 (サンロッカーズ渋谷)選手が言うように「ルールを把握するところからはじまりました」。3日間毎日1DAYトーナメントが行われ、実戦を繰り返したことで日増しに順応していき、成長した姿を見せていました。

 本年開催される「FIBA 3×3アジアカップ2019」および「FIBA 3×3ワールドカップ2019」(6月18〜23日@オランダ・アムステルダム)に向けた強化であり、選手選考を兼ねています。合わせて、東京オリンピックを目指すための意識づけも行われました。すでに決定しているとおり、東京オリンピック出場国は世界8チームのみ。現段階では開催国枠は明確になっておらず、まずは2019年11月1日時点でFIBA国別ランキングの上位4チームにいることが最初の出場権獲得となります。昨年のFIBA 3×3アジアカップで銅メダルを獲得し、その後も各選手たちが率先して様々な国際大会に出場したおかげで、現在FIBAランキングで日本は4位の好位置につけています。

 昨年の男子3×3日本代表として活躍し、現在国内ランキングトップ(FIBAランキング95位)の落合 知也選手 (越谷アルファーズ)は、これまでの経験を踏まえて「3×3は結果が全てであり、それがポイントに結びついてきます。(オリンピック出場条件は)シンプルであり、一つひとつの大会で結果を残していかなければなりません」。オリンピック出場に向けてチームとしてのランキングが重要になるとともに、個人としても多くの大会に出場してポイントを稼ぐ必要があります。オリンピック出場対象となる4選手のうち2人が国内ランキングトップ10以内、残る2人も54000ポイント以上(女子は36000ポイント以上)の基準値が設けられています。逆に言えば、メンバー決定時期となる来年6月に3×3経験のない5人制から漏れた優秀な選手を補充することはできません。今合宿中に行ったトーナメントも全てポイントを獲得できるように登録をして実施。初めて3×3に挑む選手にとっては、ルールとともに3×3の仕組みを把握する機会になりました。

 昨年の「第18回アジア競技大会」では5人制の男子日本代表に選出された玉木 祥護選手 (筑波大学 4年)。男子3×3日本代表候補選手に名前が挙がったときは戸惑いもあったそうですが、「僕を選んでくれたのは素直にうれしいですし、それだけ多方面に対して期待されていると感じています」と前向きに取り組んでいます。5人制との違いに対し、「一息つける場面が全然なく、常に頭をフル回転してプレーしなければならないと感じました」と大きな刺激を受けています。

 Bリーグ選手でありながら、オフシーズンにはTRYHOOP OKAYAMA.EXEの一員として3×3にも率先して参加してきた比留木 謙司選手 (富山グラウジーズ)。様々なカテゴリーが一堂に会して行われたはじめての強化合宿について、「3×3を認めていただき、本格的に取り組みはじめたことが素直にうれしいです」。Bリーグ選手たちにとっては、オリンピックへの出場権をクリアするためにも、今オフはさらなる大会への出場が不可欠です。これまでも2足の草鞋で活躍してきた比留木選手は「もちろんケガのリスクはありますが、(Bリーグの)チーム練習の中でもそれはついて回るものです。個人的な感想ですが、成長できるポイントは真剣勝負に出ている方が大きいと感じています。もう一つ言えるのは、オフシーズン中にも露出できること。バスケファンを1年中飽きさせないのは、選手個人としてもバスケ界にとっても大きなメリットだと思って活動しています」という信念を持って3×3シーンを引っ張ってきました。今合宿を経た杉浦選手も、「海外のチームは3人全員が大きい選手だと思うので、その中でどう戦っていけば良いかを実際に体験したいです」と意欲を見せています。

 世界ランキング4位以内をキープするためにも3×3日本代表に選出された4人だけではなく、「30人の候補選手が選ばれましたが、海外でプレーしたいという選手が増えてくれれば良いことです」と落合選手が言うように、日本全体で押し上げていかなければなりません。ロイブルコーチは、オリンピックに向けて各国チームはさらに目の色を変えて本腰を入れてくると警戒しています。「FIBA 3×3ワールドカップ2019」へ向け、「選手を選考しながらさらなる国際経験を積んでいく必要があります。ワールドカップは6月開催であり、時間がありません。大会前にヨーロッパへ男女とも2チーム(8〜10人)を連れていき、そこで行われる大会に出場して経験を積ませながら、ワールドカップへ向けたベストな4人を選考していきたいです」。5人制とは違い、FIBAランキングを上げるためには日本代表選手以外の活躍が必要であり、今後も多くの選手にチャンスを与えながら日本全体の底上げを目指します。