ニュース

日本代表候補選手コメント(第5次合宿)

2009年5月13日

唯一のセンターポジションとして選ばれた伊藤選手、黄金世代として期待される石崎選手、菊地選手の3選手にそれぞれ合宿について、日本代表について伺ってみました。

■伊藤 俊亮選手(リンク栃木ブレックス)
[Q]唯一のセンターポジションとして選ばれましたが、代表候補メンバーを見てどんな印象を受けましたか?
伊藤選手:走るバスケをするのではないかという印象でした。メンバーを見ると、PG、ウィング、ポストというイメージなので、特にセンターという意識はしてません。合宿に参加するとその通りでしたので、早くなじめるようにがんばっているところです。
[Q]ホッブスHCの印象は?
伊藤選手:細かい指示が多く、具体的なことを求められています。きっちりと規律を守らせる部分と自分の発想でプレーしないといけない部分があり、そのバランスをうまく取りながらやっていかないとバスケットにならないという印象が大きかったです。自分の発想を大事にしてくれるところは楽しいですし、うまくなれそうな気持ちがあるので、練習が毎日楽しいです。

[Q]合宿に参加して成長した部分はどんなところですか?
伊藤選手:オフェンスでもディフェンスでもそうですが走ることと、センターとしては身長が低い分、オフェンスではスピードを使って攻撃的に、ディフェンスでは体を使って大きい選手を守らなくてはならず、ヘッドコーチに求められているのもそこだと思いますし、自分のセールスポイントでもありますので、ファンダメンタル練習でうまく伸ばしてもらっていると感じてます。

[Q]東アジア選手権の組み合わせを見て、対戦国の印象は?
伊藤選手:チャイニーズ・タイペイはそんなにサイズは無いですが、アメリカ的なバスケットですごく能力が高い選手が多いです。やっかいなチームですね。前の東アジア大会の時に決勝でチャイニーズ・タイペイに負けて2位になってしまったこともあり、チャイニーズ・タイペイとの戦いが大事になります。もちろんモンゴルに取りこぼさないことも大事です。ヘッドコーチよりも対戦国は見てきているので、その辺の経験を生かして、がんばりたいと思います。

■石崎 巧選手(東芝ブレイブサンダース)
[Q]代表合宿に参加している感想は?
石崎選手:ひとつひとつ細かく指導してくれますし、選手に全力を求めることはもちろん、ヘッドコーチも全力で向かって来てくれており、うれしいですし、がんばろうという気持ちになります。

[Q]ホッブスHCの印象と求められているバスケは何だと思いますか?
石崎選手:バスケットに対する情熱をすごく感じます。僕ら日本人というサイズの面で不利なチームがどういうバスケットをしていくか、ということをいつも考えています。練習でも走ることや組織として勝つことを考えてくれています。

[Q]最高峰である日本代表というものをどう捉えていますか?
石崎選手:日本で一番強いチームだと思っていましたし、そのチームに入りたいと考えていました。実際に参加してみて、同じポジションで素晴らしい選手たちがたくさんいますし、鍛えられます。充実した環境でバスケができてすごくありがたいと思っています。

[Q]2007年ユニバーシアードでは世界ベスト4に入りました。世界との距離をどう考えてますか?
石崎選手:最近の結果にもあるように、やっぱりまだまだ世界との距離はあると僕は考えています。単純にバスケットが巧い下手というだけではなく、もっと根本的なフィジカルな部分やバスケットに対する姿勢など、全ての面で劣っているという現状をしっかりと把握して戦っていきたいです。自分たちに足りない部分を補うために、日々練習に励んでます。

[Q]世界に出て行くためにはズバリ何が必要でしょうか?
石崎選手:東アジアもそうですし、アジア全体を見渡しても、すばらしいスキルや恵まれた体格を持った良いバスケット選手は多いです。日本代表はアジアの中で大スターと呼ばれる選手がまだまだたくさんいませんので、チームとしていかにひとつの方向を向いて、勝利に向かっていけるかということが日本のチームには大事なことだと思っています。

[Q]日本を代表する先輩たちとどのようにコミュニケーションを取ってますか?
石崎選手:練習中はコーチの求められているものだったり、僕らがやるべきことをお互いの共通理解として深めるために、いろんなバスケットの話を諸先輩方としています。練習が終わると、込み入ったバスケットの話よりも楽しく交流を深めさせていただいています。

■菊地 祥平選手(東芝ブレイブサンダース)
[Q]代表合宿に参加している感想は?
菊地選手:プレーひとつひとつを細かく指導してくれて、すごく分かりやすいです。そして、がんばらないといけないと感じてます。

[Q]ホッブスHCの印象と求められているバスケは何だと思いますか?
菊地選手:バスケットに対する姿勢を重んじ、当たり前ですが練習中も手を抜かないことを徹底してます。僕はもちろん、チームとしてディフェンス力が求められています。

[Q]最高峰である日本代表というものをどう捉えていますか?
菊地選手:日本代表に入ることが目標でした。みんなレベルがすごく高いので勉強になります。

[Q]2007年ユニバーシアードでは世界ベスト4に入りました。世界との距離をどう考えてますか?
菊地選手:世界のバスケットに比べ、まだまだ足りない部分はたくさんあると思っています。世界に少しでも近づけるよう練習して強くなりたいです。

[Q]日本を代表する先輩たちとどのようにコミュニケーションを取ってますか?
菊地選手:折茂さんとはポジションが一緒なので、練習を一緒にやらせていただいたり、アドバイスをいただいたりしています。年はだいぶ離れていますが、オフコートでも折茂さんから気軽に声をかけていただいたり、良い人だなぁと思いました。