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第5回FIBA ASIAカップ 第8日目 5-8位順位決定戦 シンガポール戦は日本時間 15:45ティップオフ

2014年7月18日

東アジアサブゾーンからの出場枠を増やすためにも5位を目指すハヤブサジャパン

チャイニーズ・タイペイ戦での#14張本 天傑選手は、「一番向かって行く姿勢を見せてプレイしてくれた」と長谷川ヘッドコーチも評価


 「第5回FIBA ASIAカップ」も残るは2日。決勝ラウンドはベスト4が出揃った本日ですが、ハヤブサジャパン 平成26年度男子日本代表チームは準々決勝でチャイニーズ・タイペイに敗れ、5-8位順位決定戦へまわります。予選ラウンドで敗れた中国やイランへリベンジする機会を逸してしまいましたが、それでも最低限の目標に掲げた東アジアサブゾーンからの出場枠を増やす5位へ向け、前を向いて戦うだけです。昨日の試合で敗れたチームはインド、ヨルダン、そして本日対戦するシンガポール。

 昨日の悔しい敗戦の後、長谷川 健志ヘッドコーチは、「反省することと言い訳は違います。反省すれば前に進めますが、言い訳していては成長はない」と話しており、反省した姿を残る2試合でしっかり表現しなければなりません。日本が勝機を見出すためには、激しいディフェンスからボールを奪いトランジション速く、さらにスピードを上げて攻めきるスタイル。しかし、「大事な場面で速攻をミスしてしまうと、スローダウンしてしまっていました」と、長谷川ヘッドコーチ。逆に中国戦の前半に見られたような速いバスケットができれば、流れを掴み、イニチアシブを取れています。それを持続できず、波が激しい状況が続いています。

 チャイニーズ・タイペイ戦で先発出場した#12比江島 慎選手(アイシンシーホース三河)と#13田中 大貴選手(トヨタ自動車アルバルク東京)。長谷川ヘッドコーチが、「ベテラン選手たちに頼っているだけでは困ります。彼ら二人はこれからの日本を背負っていく選手たちなんですから」と、期待を込めてコートに送りだしました。その結果、田中選手はチームハイとなる14得点、比江島選手は7得点、6リバウンド。さらにベンチスタートながら#14張本 天傑選手(トヨタ自動車アルバルク東京)は流れを呼び込む強気なプレイで10得点を挙げ、若い3人それぞれが良いプレイを少しずつ見せてくれました。

 しかし、比江島選手は、「特に何もできなかったですし、若手のチャイニーズ・タイペイにこの負け方は屈辱でしかないです」と悔しさを露わにしつつも、これが現実だということも認めていました。今大会はもう一つシュートが入っていないことでリズムに乗れず、躊躇したプレイからミスにつながる場面が目立ちます。「このままズルズル負けてしまったら、何のために練習してきたのかも分かりません。今できる最高位となる5位を狙って行くためにも、もう一度、合宿の初日からやってきたことを思い出して、戦っていきたいです」と話し、気持ちを切り替えて本日の試合へ臨みます。

 本日の5-8位順位決定戦、シンガポール戦は、14:45(日本時間15:45)ティップオフ。
 なお、試合の模様は、ライブスタッツにて試合経過をご覧いただけます。