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平成28年度 JBA公認A級コーチ養成講習会 開催報告

2016年7月8日

プレゼンテーション実習の様子

グループワークでは活発な議論が行われた

 当協会(JBA)は、去る6月18日(土)~20日(月)、および6月25日(土)~28日(火)の計7日間、味の素ナショナルトレーニングンセンターにおいて、平成28年度JBA公認A級コーチ養成講習会が開催しました。

 今秋からの男子トップリーグ「B.LEAGUE」の開幕も踏まえ、国内最上位のライセンスとなる「JBA公認S級コーチ養成講習会」を行います。今回のJBA公認A級コーチ養成講習会では、その前段として、B.LEAGUEの1部・2部およびWJBLのヘッドコーチやアシスタントコーチなど49名(男性:46名、女性:3名)が参加しました。

 最初の6月18日(土)~20日(月)の3日間では、共通科目の講習会とし、「指導能力の高めるためのスキルアッププログラム」や「トップアスリートを取り巻く諸問題」をテーマとし、講習やグループワーク、プレゼンテーションの実践演習などが行いました。
 また、翌25日(土)~28日(火)の4日間では、専門科目の講習会が開かれ、同時期に行われていた平成28年度男子U-18日本代表チームと男子U-17チェコ代表チームのゲームを利用したスカウティングの実践や、「育成」をテーマとしてサッカー協会の事例を学ぶとともに、グループディスカッションおよびパネルディスカッションなどが行われ、チームやリーグの枠を超えて、議論や意見交換が行われました。

 受講生からは、「コーチングに必要なコミュニケーションスキルや傾聴力の大切さ、引き出し方などが勉強になった」、「サッカー協会の取り組みなど勉強になり、世界基準で考えるという事に意識を高く持たなければいけないと気づきがあった」、「トップコーチ陣の視点や考え方、対策など多くの意見交換ができたことはとても大きかった。また育成年代特有のコーチングや、最終日に行われた育成年代の指導法はとても興味深く、自チームに共有しようと思った」など、計7日間の講習会が充実したものであったと多くの感想がありました。

 
■平成28年度 JBA公認A級コーチ養成講習会

【共通科目(6月18日~20日) 主な内容】
・指導能力を高めるためのスキルアッププログラム
 -コミュニケーションスキル
 -プレゼンテーションスキル
・トップアスリートを取り巻く諸問題
 -情報戦略
 -国際競技力向上のための環境
 -海外遠征の諸問題とその対応
 -トップアスリートへの科学的サポート
 -競技者を取り巻く新しい環境と適切な対応

【専門科目(6月25日~28日) 主な内容】
・コーチ規範、コーチ倫理
・コーチング心理学
・男子U-18日本代表vs男子U-17チェコ代表のスカウティングとグループワーク(分析・発表)
・プロチームのスカウティングの考え方と方法
・サッカー協会における育成年代のコーチングや海外事情
・「日本が世界で勝つために育成年代で取り組むべきこと」をテーマとしたグループディスカッションおよびパネルディスカッション
・指導法の実際(実技)

 
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