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2018年度JBA公認D級コーチ養成講習会 開催報告

2018年6月13日

受講生の表情からも充実感が感じられた

石川幸子氏による遊びの要素を取り入れた講習は非常に盛り上がった

 6月9日(土)~11日(月)の3日間、東京都内にて、トップリーグの選手を中心としたJBA公認D級コーチ養成講習会を開催しました。

 JBA公認D級コーチ養成講習会は、通常、都道府県協会単位で実施していますが、トップリーグに所属する選手やスタッフはシーズンの関係上、都道府県協会開催のコーチ養成講習会に参加することが難しいことから、トップリーグのオフシーズンに合わせてJBA主催にて特別開催をしています。(2017年度より開催し、今回で2回目)
 今回はB1、B2、B3およびWJBLのチームに所属する現役選手やチームスタッフ、また、スクール等で指導を行なっているコーチなど、男性27名、女性12名の計39名が参加しました。

 初日は「バスケットボールの特性&ルールの理解」、「育成年代特有の指導指針」、「指導者の役割と責任」をテーマとした講義が行われ、プロ選手でもなかなか知らない、コーチとして必要な基礎知識を学びました。
 2日目の午前中は、元女子日本代表選手でもあり、現在、日立ハイテク クーガーズのアシスタントコーチとして活躍している石川 幸子氏が講師を務め、遊びを使った導入法などの講習が行われ、受講生自らが体験し、楽しみながら学んでいきました。
 2日目の午後からは指導実習となり、各自が考えた指導案をもとに、3グループに分かれて、コーチ、アシスタントコーチ、モデルプレーヤー、評価者と役割を分けた20分間の実習が繰り返されました。

 どの受講生も、非常にレベルの高いコーチとしてのパフォーマンスを発揮し、楽しく、時には厳しく、熱い指導が展開されていました。また、実習後の振り返りにおいても、良かったところや改善点などが真剣に話し合われていました。普段はなかなか接することのないB1、B2、B3、WJBLの選手の交流もあり、指導実習で行われた内容が選手としても非常に参考になったという声も多くあり、とても充実感のある講習会となりました。

 現在、当協会(JBA)の指導者養成でテーマとしている「学び続ける(=成長し続ける)」は、選手であってもコーチであっても運営サイドであっても共通するものだと考えています。
 今回の講習会で、運営サイドでも受講生の皆さんの取り組みから多くの“気づき”“学び”がありました。これを生かして、今後もよりよい講習会の開催、指導者養成に取り組んでまいります。