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2019年度JBA公認B級コーチ養成講習会(第1回・東京会場) 開催報告

2019年8月1日

実技講習の様子

コーチング実践の様子

 当協会(JBA)では、去る7月11日(木)~15日(月)の5日間、味の素ナショナルトレーニングンセンター(東京都北区)において、2019年度の1回目となるJBA公認Bコーチ養成講習会(東京会場)を開催しました。

 JBAでは2019年度からコーチライセンス制度を改定し、カリキュラム等の見直しを行いました。今回のB級コーチ養成講習会は、改定後初めて実施されるB級コーチ養成講習会となり、従来、日本スポーツ協会が実施していた共通科目とJBAが実施していた専門科目を一体的に実施するなど新たな取り組みが行われました。

 講習は、U16~18カテゴリーにおいて、全国レベルのプレーヤーの個の育成をすることができる指導者を養成することを目的として実施され、受講生は個人スキルやその指導方法について学びながら、毎日コーチング実践に取り組み、コーチングスキルを磨きました。また、グループワークでは、チームやリーグの枠を超えて、議論や意見交換を行いました。

 受講生からは、「明確なゴール・キーワードを設定しながらプレーヤーの学びを促すような質問をすることの大切さを学んだ」「絶対に正しいという解やコーチングはなく、自分自身が学び続けることが最も重要ということに気づいた」「何となく理解していたことでも、他人の考えを共有することで新たな気づきがたくさんあった」などの感想がありました。

 現在JBAの指導者養成でテーマとしている「学び続ける(=成長し続ける)」は、選手であってもコーチであっても、また運営サイドであっても共通するものだと考えています。今回の講習会で、運営サイドでも受講生の皆さんの取り組みから多くの“気づき”“学び”がありました。これを生かして、今後もよりよい講習会の開催、指導者養成に取り組んでいきたいと考えます。

 今後ともJBAの取り組みについて、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 
【講習の主な内容】
・技術と戦術の遂行能力
・Pick & Rollパス、スペーシング、フィニッシュ、ユーザースキル、フィニッシュ
・シューティングドリルの組み立て
・トランジションDef、トランジションスキル
・オフボールスクリーンの攻防
・バックコートプレッシャーリリース
・ポストの攻防
・1on1ペネトレイトの攻防
・世界トッププレーヤーのスキル分析
・スポーツパフォーマンスの向上