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2019年度JBA公認A級コーチ養成講習会 開催報告

2019年7月11日

グループワークの様子

コーチング実践の様子

 当協会 (JBA) では、6月13日 (木) ~ 16日 (日)[第 1 クール]、および6月29日 (土) ~ 7月2日 (火)[第 2 クール]の計 8 日間、味の素ナショナルトレーニングンセンター (東京都北区) において、2019年度 JBA 公認 A 級コーチ養成講習会を開催しました。

 JBA では2019年度からコーチライセンス制度を改定し、カリキュラム等の見直しを行いました。今回の A級 コーチ養成講習会は、改定後初めて実施される A 級コーチ養成講習会となり、第 1 クールと第 2 クールの間に「間」の学習を設け、講習会で学んだことを現場で実践するなど、新たな取り組みが行われました。

 講習の内容は、海外のトップリーグで活躍するコーチや B リーグで活躍するコーチからチームプランニング、ゲーム構想、スタッフィング、ゲームコーチング、戦術の選択とアジャストメントなどについて学ぶとともに、受講生は毎日コーチング実践に取り組み、コーチングスキルを磨きました。また、グループディスカッションも行われ、チームやリーグの枠を超えて、議論や意見交換が行われました。

 受講生からは、「ゴール設定の質=行動の質コーチング実践で改めて実感できました」「準備、アセスメント、振り返りの大切さを学べた、今後に活かしていきたい」「コーチング哲学のプレゼンテーションで、自分にとってコーチングとは何かを深く考えることができた」「他の方の考え方や価値観の相違点など学ぶ事ができた」「opening-body-closingの大切さを改めて気づかされた。Closingは選手へ伝える目的だけでなく、自分への振り返りでもあることに気づいた」「学び続けるコーチになる必要性に気づいた」などの感想がありました。

 現在 JBA の指導者養成でテーマとしている「学び続ける (=成長し続ける)」は、選手であってもコーチであっても、また運営サイドであっても共通するものだと考えています。今回の講習会で、運営サイドでも受講生の皆さんの取り組みから多くの “気づき” “学び” がありました。これを生かして今後もよりよい講習会の開催、指導者養成に取り組んでいきたいと考えます。

 今後とも JBA の取り組みについて、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 
【講習の主な内容】
・チームプランニング、ゲーム構想
・リクルート、スタッフィング
・オフェンス戦術の選択とアジャストメント
・ディフェンス戦術の選択とアジャストメント
・トランジションの戦術とその選択
・ゲーム分析 (相手)
・自チーム分析、練習分析
・練習見学・観察
・ゲームコーチング
・ステークホルダー、環境マネジメント
・ルール&レフリングの最新情報
・リスクマネジメント
・フィジカルコンディショニング
・コーチング実践
・コーチングフィロソフィーに関するプレゼンテーション