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2020年度 コーチデベロッパー講習会開催報告(3/21-22開催)

2021年4月13日

ファシリテーション実践の様子①

ファシリテーション実践の様子②

 当協会 (JBA) では、2020年度コーチデベロッパー講習会をかみす防災アリーナ (茨城県神栖市) にて開催しました。
 コーチデベロッパー講習会は、JBA 公認 C・D 級コーチ養成講習会を担当するコーチデベロッパーを養成するものです。コーチデベロッパーは、いわゆる「コーチのコーチ」のことを言い、C・D 級コーチ養成講習会に参加したコーチを育成するという役割を担います。
 今回は、32名の受講生が参加し、講習の前の事前課題、2 日間の講習、講習後の事後課題に取り組みました。
 講習会は、受講生が C・D 級コーチ養成講習会を実際にファシリテートするファシリテーション実践を中心に展開されました。受講生は、あらかじめセッションプラン (指導案) を作成してファシリテーション実践にのぞみ、実践後は他の参加者やトレーナーからフィードバックを受けます。このように実践の準備、ファシリテーション実践、振り返りというサイクルを回す中でコーチデベロッパーとしての能力を身に付けていきました。

 受講者からは以下のような感想が寄せられました。
• コーチデベロッパーとして、伝える (プッシュ) だけでなく、受講者の考えや知識を引き出す (プル) ことが大切だと感じた。
• バスケットボールの知識だけを持っている単なる伝道者ではいけない。この講習では人間力、人間性が必要で大切だという事が学べた。
• 「コーチデベロッパー」は「コーチ」の「コーチ」であるが、「より上級のコーチ」ではなく、そのコーチの「気付きを支援する役 / 引き出し役」であるということを理解し、納得した。
• デベロッパーとしてだけでなく、プレーヤーとコーチの関係性の中でも会話からキーワードを引き出したり、そこから広げることで学びや気づきにつながるのではないかと思った。

 今回のコーチデベロッパー講習会では、検温や健康チェック、消毒や換気を行うなど感染対策を徹底しての開催となりましたが、どのような状況下であれ、進化し続けるバスケットボール、変わり続ける時代のなかで、コーチは学び続けることが必要だと考えています。そして、コーチデベロッパーは、こうしたコーチの学びの環境を創り、コーチの学びをサポートするという役割を担っています。

 JBA ではコーチが学び続けることができる環境を今後も構築・提供していきます。今後とも皆様のご理解・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。