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2021年度 JBA 公認 B 級コーチ養成講習会 (第 2 回・愛知会場) 開催報告

2021年9月13日

講習会の様子①

講習会の様子②(グループワーク)

 当協会 (JBA) では、8 月27日 (金)~31日 (火) の 5 日間、中京大学 (愛知県豊田市) において、2021年度第 2 回となる JBA 公認 B 級コーチ養成講習会を開催しました。

 コロナ禍ではありますが、「JBA バスケットボール事業・活動実施ガイドライン 第 3 版」に沿って、新型コロナウイルス感染症対策を実施した中での開催となりました。今回の講習会参加者は31名でしたが、そのうち女性コーチが 6 名参加し、他の開催回と比較し、女性コーチの参加者が多い講習会となりました。

 B 級コーチ養成講習会では、「主に育成年代 (18歳以下) において専門性の高い指導ができる人材を養成するとともに、都道府県のリーダーとなる人材を養成すること」を目的としており、受講生は個人スキルやその指導方法等について学びながら、受講生同士での議論や情報の共有により、さらに学びを深めていました。
 また、初日から 4 日目まで組み込まれているコーチング実践では、自分のコーチングに対するアドバイスを受けたり、他者のコーチングから学びを得たり、自身がプレーヤー役となることで新たな気づきを得たり、多くのことを吸収しながら日々取り組んでいました。

 昨年度はほとんどの講習会が中止になってしまいましたが、今年度はコロナ対策を取りながら、できるだけ多くの講習会を開催していきたいと考えています。

 
【受講生コメント】
・コーチングは、我々の毎日の教育現場とまさに同じで、リンクしていくことで、アスリートセンタードコーチングをできるようになるのだと思います。今まで多くの方に支えられ、応援してもらってこそ、今があるので、今後は選手やコーチの育成に貢献していきたいです。学びに年齢は関係ありませんから、これからも自己研鑽するとともに色々な人と関わりながら、学び続けていきたいです。
・日々のコミュニケーションをいかにわかりやすく、明確に相手に伝えられるかが重要だと思います。自身の経験を質の高いものにするために、また、記憶により残るものにするために、「やってみる」「振り返りをする」ということを意識したいと思いました。いろいろなものを与えてくれたバスケットボールや周囲の方たちに、私が得たことをどう還元していけるのか、より一層考えてみたいです。
・アスリートセンタードコーチングをすることで、バスケットを通じた選手の育成が「バスケで日本を元気にする」というところへ通じると感じました。いつも一方的に話していたミーティングや朝のホームルームでしたが、今回の講習を機に、まだ少しずつですが、選手や生徒たちのアウトプットする環境を提供できるようになってきていると思います。

【講習の主な内容】
・技術と戦術の遂行能力
・1 on 1 ペネトレイトの攻防 / シューティングドリルの組み立て
・世界トッププレーヤーのスキル分析
・Pick & Roll パス、スペーシング、フィニッシュ、ディフェンス
・Pick & Roll スクリーンディフェンスの考え方
・ポストの攻防
・スポーツパフォーマンスの向上の取り組み
・オフボールスクリーンの攻防
・トランジションスキル
・レフェリーとのコミュニケーション インテグリティ向上

※2021年度の JBA 公認 B 級コーチ養成講習会の受講者募集は終了しております。