ニュース

第26回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会 5日目 ハヤブサジャパン 女子日本代表チームは予選ラウンド最終戦をタイと対戦し、全勝で予選通過を目指す

2015年9月2日

中国に逆転勝利した#12吉田 亜沙美選手のラストショット

リバウンドとディフェンスで貢献する#6間宮 佑圭選手は現在リバウンドランキング1位(平均10.5本)

 「第26回FIBA ASIA女子バスケットボール選手権大会(兼 2016年リオデジャネイロオリンピック アジア地区予選)」は5日目。レベルⅠ・6チームによる1回戦総当たりのリーグ戦を行なってきた予選ラウンドは、本日9月2日(水)が最終戦。負けなしの5連勝を目指すハヤブサジャパン 女子日本代表チームは、18:30(現地時間 17:30)よりタイと対戦します。

 先に相手にリードを許すと追いつくことが難しくなることは、大会前から内海 知秀ヘッドコーチも、#12吉田 亜沙美キャプテンも警戒していました。第3戦までは序盤にリズムを作れず、重たい展開が続きましたが、昨日の中国戦では見違えるように先手を取ったハヤブサジャパン。終盤に中国に追いつかれ、リードを許しても、慌てずに強気の姿勢を貫き、最後は自ら行くと決めていた#12吉田 亜沙美選手の逆転シュートで勝利しました。

 「気持ちの面で、これまでの3試合とは違ったと自分自身も思いました」と、#6間宮 佑圭選手もチームの変化を実感しています。出だしの悪さを解消できた点については、「対中国ということで、試合前からみんなの気持ちが上がっていました。それが空回りすることなくすんなりコートに入れたからだと思います」。立ち上がりが悪かった韓国戦やチャイニーズ・タイペイ戦でしたが、最後は自力で立て直してしっかり勝利を収め、中国戦は終盤にリードされても引き離されずに勝ちきれるタフなチームに成長しています。そのベースとなるのがディフェンス。相手にリードされても、全員で我慢して凌げる精神力が大きな要因と言えます。#10渡嘉敷 来夢選手は中国戦後、「チーム全員で勝ち取った勝利。みんなで我慢したことで勝つことができました。そこが今までの試合とは違っていました」と話しており、息を吹き返したハヤブサジャパンはここからさらに加速していきます。

 FIBA ASIA選手権も残すは4日、3試合となりました。リオデジャネイロオリンピック出場権獲得まで、あと3勝です。前回大会で優勝したときも、試合を重ねる毎に強くなっていったハヤブサジャパン。昨日の中国戦ではあの時の光景が蘇り、チャンピオンへ向けていよいよ軌道に乗った大きな勝利となりました。本日の相手であるタイは、「東日本大震災復興支援 バスケットボール日本代表国際強化試合2015」で来日し、ヤング隼日本代表ジャパンが100点ゲームで大勝した相手です。勝利はもちろんですが、まずは怪我無く、決勝トーナメントで全員の力が発揮できるよう、ベンチメンバーのつなぎが大事な一戦。この試合の模様は、フジテレビNEXT(CS放送)にて生中継されます。また、試合経過はFIBA大会公式サイトをご覧ください。